心ふるわせて

「チェオクの剣」のチョン・ヒョンスや、「ごめん愛してる」のイ・ギョンヒをはじめとする６人の作家と、「火の鳥」のオ・ギョンフンや、「勝手にしやがれ」のパク・ソンスなど６人の演出家が組み、２話ずつの短編で綴ったオムニバスドラマ。
「ペ・ジョンオク」と「キム・チャンワン」演じる夫婦と、娘の「ポミ」ジョンオクの妹「ドゥナ」の家族を軸に多彩なゲストが出演！
１話の「愛」では、ドゥナ「ペ・ドゥナ」が付き合っている男性「キム・ドンワン」に両親に紹介をすると言われて、離婚歴を告げられず悩み、それを聞いてなかなか認める事のできないソンジェ。　ドゥナは、自分に正直な気持ちで想いを打ち明けるのですが、ソンジェはまだその時受け入れられないらしく・・・
微妙なすれ違いが、切なく描かれていて、そこそこに楽しめました。

２話の「喜び」では、チャンワンの弟チャンホが、性転換手術を受けたことで起きる家族の騒動を・・・
兄や周りの人たちには、なかなか認めてもらえなかったけれど、お母さんが自分を認めてくれたことで、どんなに癒されたことか・・・
「ハリス」が実生活そのままに、性転換した役柄で登場したらしい・・・声はちょっと低くて男性ぽいかな？とも思いましたが、いくら手術を受けたとしても、あのほっそりした顔と、華奢な体つき・・・思いは深かったのだろうと　胸が痛みました。

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良妻賢母まっしぐらなジョンオクが、昔付き合っていた男性に良く似たクラブ歌手ウジン「チソン」に会い、心ときめき、若い頃の服を出しおめかしをして出かけるのかね…と思っていたら、その男性は昔学生運動をしていて、指名手配になった為逃亡生活を送っていたらしいのですが、良く似た男性の姿を借りたのでしょうか？
君に教えたかったんだ。君がどんな人か分かっていない。「●●●●●」と。僕が愛していた時よりずっと・・・また来るよ。いつか君が自分を見失った時・・・
世の女性「オバサン」はこの一言を待っているのだと・・・
心震わせてとまではいきませんが、ジーンと来てしまいました。
それぞれが、かかえる葛藤を丁寧に描かれていて、一つ一つに立ち向かう家族の絆がすばらしく、引き込まれてしまいました。
3章の主役を演じる娘ポミは、「悲しき恋歌」でファジョンの子役を演じていた「コ・アソン」ちゃんのようです。
「ペ・ドゥナ」は、姪役を演じた「コ・アソン」を推薦し、「グムエル漢江の怪物」で共演した様です。

静かに、心がふるえてくる感じはあるでしょう。題名がとてもピッタリに感じました。連続ドラマとは違った、２話づつで、お話がまとまっているので、観やすいかな。オムニバス形式ですが、ある家族が軸になっています。まだ、２巻までしか観ていないので、残り４巻の展開は分かりません。人気がしっかり固定した感じな、ぺ・ドゥナと、その姉の家族の周囲での出来事。ドゥナの姪っ子を、『グエムル』で姪を演じたコ・アソンちゃんが、小学生役。嬉しい再会でありました。
１章、愛は、割と一般的なテーマを描いているかな・・・と。
ラストの二人の姿は、印象的でした。
２章、喜びは、ラスト、心打たれて泣いてしまいました。自分の息子がトランスジェンダーだったなら・・・と思うと、あのお母さんの言葉が、深く、深く心ふるわされてしまいました。最後まで、知らなかったら、女性？男性？分かりません。しかし、ホントにラストは、心がアッタカクなる章でもありました。

６枚中でこれだけに特典あり！
お得感ありのＤＶＤ。（出演者の魅力がいっぱい！）

特典には１から６枚目までのストーリーのメイキングが…
とくにぺ・ドゥナ、シン・ソンウ、キム・ドンワンの
三角関係が面白いタッチで紹介されてました。

この『幸福』ではドゥナ、ジョンオク姉妹の実の母
（キム・スミ）がお金を融通してもらいにたずねてくる
話を中心に
ボミのイジメ問題、チャンワンの転勤問題等を
絡めたつくりになっています。

母娘の親子愛、夫婦愛、姉妹愛の奥の深い内容。
この、キム家の家族は問題ばかり…。
でも、そこはホーム・ドラマ
心あたたまるつくりなんです。

★★★☆☆