ジンガ　Ｔｈｅ　ｓｏｕｌ　ｏｆ　ｂｒａｓｉｌｉａｎ　ｆｏｏｔｂａｌｌ

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またまたこの作品もサッカーファン必見です！

最初の男の子が凄く素質があるように思えましたが、とにかくどの子も凄い！技が普通じゃない。でもこういう子たちがブラジルにはゴマンといる訳で、ロナウジーニョやロナウドのようになれる子たちは一握り。厳しい世界だということを実感します。皆、プロ試験を何度も受けては落ちての繰り返し。生活がかかってる子が大半というのもお国柄なのでしょうか？プロになれるのに勉学をとる贅沢日本人とは大違い。

ロビーニョが最後に出てきますが、子供の頃の試合の様子が興味深い。プロになれる子って小さい頃から、ちょっと違う。何かこう神々しいというか、何というか。以前に日本代表の小野選手の小学生の頃のプレーを見たのですが、子供がやってるようには見えませんでした。

交通事故に遭って片足を失い、それでも松葉杖でサッカーをして、パラリンビックを目指す子も出て来ます。ただ、ただ溜息。。

何気なく借りたのだが予想以上に良かった！

出演者達はプロのJrチームにも所属してない少年少女なのですが
恐ろしく上手い。ちょっと引くｗ

映像の中のみんなが普通に上手過ぎて
パッと見そんなに上手い？って思うのだが
良く見ると半端じゃねー。。

そんな少年少女が入団テストでボコボコ落とされてるのをみて
日本がブラジルと肩を並べるのはまだまだ先だな。。と痛感。

わかってるつもりですが改めてリアルに
日本人とは底辺の土台が根本的に違うと感じますよ。。。汗

ロビーニョが出てる！

そのロビーニョが言います。「ブラジル人は皆うまい。チャンスがあるかどうかの違いだけだ」。この作品を見るとその言葉に一分の嘘もないことがわかります。

とにかくボール捌きの巧みさに圧倒されます。こんなのが町にゴロゴロしているんですから、日本はおろかヨーロッパでも活躍するのは当たり前でしょう。もっとも、フットサルプレイヤーのファルカンが3ヶ月でフットサルに戻ってしまったように、サッカーにはフットサルとは違う要素も必要とされるのですが（おそらく戦術眼とか、ハードなディフェンス力とか）。昔、ブラジル人とサッカーをやったときにも思いましたが、とにかくボールに触っているのが好きなんですね、彼ら。

もうひとつ、ブラジル人の生活に音楽が密着していることもよくわかります。カバキーニョをかき鳴らし、ガンザ（シキシキ）を振って、みんなで音楽を瞬間的に作り上げていきます。こういうのはうらやましく思いますね。コミュニティのあり方にも大きく影響を与えているように思いました。

あと、（この時点で）最新のブラジル音楽も楽しめます。特に何かを訴えている映画ではありませんが、楽しい作品だと思います。

ブラジル人はサッカーがうまいです。本当に足にボールが付いてるんじゃないかと・・真似したくなりますよ。

丘陵地帯にビッシリと詰め込まれた住宅街が印象的だった。とにかく、人口密度が高い。そこに脈々と流れているサンバのリズム。サンバが血液だとすれば、ジンガは筋肉だろうか。ブラジルの混沌とした世界を愛している人達には、欠かせないものなのだろう。

この底知れない奥深さがブラジルの魅力であり、怖さでもあるような気がする。
全く日本とは似ても似つかない文化がそこには存在し、厳しい競争社会の構図が異なる価値観を伝えている。

日本で日々見られる日常というものが、実は、もの凄く暇な光景なんじゃないだろうか？と自分を省みて思ってしまった。

ブラジルという国を知るというよりは、触れる事の出来る映画ではないだろうか？
サッカーという切り口に好みが別れるだろうし、単純にサッカーの映像を見たい人にとっては面白みに欠けるかも知れないが、自分にとっては、思わぬ刺激を受けた映画だった。