ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン

「ハッスル＆フロウー」を見て同じラップ映画というので本作を
見た。本作はギャングスタラップという範疇のようで残酷非道なギャング世界を地獄の底から聞こえてくるような抑揚のない呪文のようなトーンで唱えるといった種類のラップだった。
日本でもこの手のラップのファンがいるようだが韻を踏みまっくたような歌詞をどのくらい理解しているのだろう？
ただパンツまるだしの歌うすがたやギッタンバッコンとした歩き方やファッションをまねしているだけではないだろうか？
だから和製ラップは恋や愛などを明るく歌うＪＰＯＰラップなので本場物とは全く別物だ。
僕にはメロディーもありラップのできるまでと作られた厳しい
環境を見せてくれたという意味で「ハッスル＆フロー」の方がおもしろかった。

ＭＴＶ　ＭＯＶＩＥばかり最近観てるような気がするけど、 Terrence Howard は常連ですか？？

５０の子供時代を演じた子役が上手い。

前半はよかったんだけど、折り返し地点から眠くなった。
これ、アメリカでかなり評価低かったけど、意外と面白いじゃん！と途中まで思ったが、ラスト３０分とかまだ終らないのか？って感じ。

５０には興味はなかったが、彼の曲は好きなので見てみた。

ＧＦ役の Joy Bryantが可愛かった。

前にＴＶで５０の息子のニックネームが２５セントだ、といってたのを聞いて笑った。

音楽はそんなに出てこないよね、ギャングスタ時代に焦点をあわせた割にはちょっとピンボケ。

最後のほうのmake loveシーンは要らないのでは？と思いました。

結構、ディープな内容だった割にはシンプルに楽しめた気がする。予備知識なしに観たけど、リアル感はヒシヒシと伝わってきたし全体的にダークな印象も深みが増して微妙にイイ感じに仕上がっているのでは？それにつけてもバイオレンスな人生ってゆうか・・・ある意味、日本じゃありえね〜的で、やっぱアメリカンだなと、そういう意味では最後まで飽きさせず魅せてくれる作品でした。

元ドラッグディーラーで、何発も撃たれたことがあるとは、知っていましたが、妻子（籍入れてるかは不明だけど）がいたとは知らなかった。

エミネムさんより、ずっとずっとキツイ下積み生活だったかも。
撃ったり、撃たれたり、ムショに入れられたりだもん。

小さいころからライムを考えたり、売人の世界でも売り上げNO．1だったりとけっこー努力している。
だからこそ、曲出せば毎回上位チャートなんだなぁ。
すごいよrap's MVP

あと、LOSTのミスター・エコー役の人（名前長っ！）出演してますが、やっぱいつ見てもコワイっす。迫力ありすぎ。

ラッパー50セントの半生の物語ということでエミネムの「8mile」みたいなもんかなと思って観たんですが、がっつりドラマな映画でした。まぁ、ほんまのところも多いんだろうけど、ドラマドラマ過ぎて元々の期待していたようなヒップホップたっぷりの映画とはなっていなかったのが残念です。

中身は・・・彼らの背景というのが日本にいては絶対に理解できないんで、その言葉が暴力に満ち溢れていることを批判などは出来ないんだなと思った次第です。まぁ、英語の意味すらもよく分からん我々はその韻の素晴らしさでヒップホップを楽しんでいたりするんですが・・・と、そういうこと思った作品でした。