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個性派女優、唯野未歩子が自ら脚本を書下ろし映画監督に初挑戦した異色ドラマ。お腹の子どもがなかなか産まれず3年間も妊娠したままの女性を主人公に、彼女を取り巻く周囲の人々のユーモラスな人間模様を独特のタッチで綴ってゆく。主演は人気お笑いコンビ、オセロの中島知子。29歳の冬子は妊娠から十月十日を過ぎたというのに子どもが産まれてくる気配がなく、いつしか妊娠期間は18ヶ月になろうとしていた。そんな状態にもまるで動じる気配のない母と祖母。一方、夫の徹はお腹の子どもは自分の子ではなく宇宙人の子でないかと疑いはじめ…。
製作年: |
2005年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
原題: |
THREE YEAR DELIVERY |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRZS07042 | 2006年11月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
99分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
DRZS07042
レンタル開始日:
2006年11月10日
在庫枚数
10枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
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レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRZS07042 | 2006年11月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
99分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
DRZS07042
レンタル開始日:
2006年11月10日
在庫枚数
10枚
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3年間も子供を宿すという奇異な設定なのに、非常にゆったりとしたカメラワークで、落ち着いた流れの作品。唯野未歩子、あのふわふわした標榜からは想像できません、これは恐るべし。で、非常にレビューも少ないし、評価が悪いのが残念。私はかなり楽しみましたよ。すさまじく大きくなったお腹のために冬子が玄関でなかなか靴が履けない。そんな後ろ姿を鴨居ごしにじーっとカメラが捉え続けます。そのようなフィックスカメラがとても心地良かったです。
馬の赤ちゃんは産まれたらすぐに自分の足で歩くのに、人間の赤ちゃんはそこからの育児が実に大変。そこをすっ飛ばしてくれたらどんなにラクか…なんて、出産経験のある女性なら誰しも思ったことはあります。そこで、3年間お腹の中で育てるというわけです。育児はラクになるかも知れませんけど、気味悪いですね。不安ですね。だけど、冬子は全く動じない。医師の薦めを断って自然分娩にこだわる。そこに、全てを受け入れる母性の強さを感じました。冬子は徹底的に従順な女として描かれています。夫の浮気さえも受け入れている。しかし、それらの全ての受容の源は「私は命を宿している」というところから生まれる揺るぎない自信なのです。か弱くて、自分の意見も言わず、ほんわかした外見の内に秘めた強固な意志。
面白いのは、この作品の裏テーマとして、男はどのようにして父親になるのか、というのがくっきりと浮かび上がっていることです。赤ちゃんが生まれてすぐは男の人は父親の実感がないと言いますが、まさにこの作品ではそこを突いてきます。妻が3年も子供をお腹に宿していく、その時間の流れと共に当初浮気していて、全くその気のなかった夫(西島くん)が段々父親としての決意を固めるのです。3年という月日が彼に受け入れる決心をさせるんです。
冬子の妹、母、祖母など女系家族が織りなす「女とは?」のメッセージ。しかしながら、やはり女を描くことは、男を描くことと同じである、とまたしても痛感。のびやかなタッチの中にどっしりとした心構えと強いメッセージを放っている秀作だと思います。2作目が楽しみです。
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冬子(中島知子)も緑子(奥田恵梨華)も、父の不在がその生涯に多大な影響を及ぼしている。届く事のない手紙を書き続ける。父親と同年代と思われる年齢差のある男性と付き合う。
そんな彼女たちとは対照的に、祖母(丹阿弥谷津子)も母親(木内みどり)も男性のいない生活に特別不自由も感じていない。困るのは缶の蓋が開けられないことぐらいだ。
このマイペースな生活ぶりを姉妹二人は何故送ることができないのか。おそらく、姉妹二人は父の不在の欠落感を埋めようとして行動するが、決して埋めることができず不安定な感情のままなのであろう。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
3年もおなかにいると、すっごいおなかになるのね。
中島知子の、おっとりした天然ボケっぽく、それでいて芯がしっかりしている役を好演してました。
3年もおなかに入れてから生んだら子育て楽だろうなぁ。。。
夜泣きも無いしね。
セミSFって感じでみてました。
塩見三省がけっこうよかった。
『Dolls』の西島君が旦那さん役で出演してます。
なかなかまったりとしてます。
ラストにはついつい笑ってしまいますよ〜〜。。
このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています
女性監督ならではの視点で、女性ならではの脚本だからこそ生きた作品だと思います。酷評が多いようですが、自分的にはとてもシュールな作品で、面白かったです。
妹への報復シーンも、あまりに女性の核心を突いているので男性は退いてしまうかもしれませんねw
3年間も妊娠中というシチュエーションが、あり得なさすぎて笑えますが、オセロの中島さん演じる冬子の淡々とした演技も良いですね!
このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています
冒頭の朝靄が一気に晴れてゆく場面で心を奪われてしまいました。
タイトルだけを見ると、
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を思い出してしまい、
ホラーかと勘違いしてしまいそう。
登場人物がいちいち浮世離れしているのですが、
引いたり苛々せずに観ていられました。
唯一まともな(三年身籠っちゃう現実に対して)徹さんが
少しづつ父親を自覚していく経過などが、
なんだかいかにもな男らしさで愛おしかったり。
ひとつの世界が完成されていて、
唯野未歩子さんの撮る映画をもっと観たいと思いました。
(素人が偉そうですが、正直こんなにちゃんとした映画だとは思っていませんでした)
中島知子さんの美しさ、
冒頭の「このまま行くと・・・」
トンカツが転がるシーン、
おじいちゃん先生の「あ?なに?」(関敬六さんの遺作だそうです)
等々、お気に入りのシーンがいっぱい
あと、西島秀俊さんはやっぱり代わりのいない素敵な俳優さんです
音楽もいい
大島弓子の「ダリアの帯」を彷彿とさせるような、
清々しいような、寂しいような・・・
な不思議な作品です。
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三年身籠る
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ユーザーレビュー:26件
投稿日
2008/04/12
レビュアー
ガラリーナ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
3年間も子供を宿すという奇異な設定なのに、非常にゆったりとしたカメラワークで、落ち着いた流れの作品。唯野未歩子、あのふわふわした標榜からは想像できません、これは恐るべし。で、非常にレビューも少ないし、評価が悪いのが残念。私はかなり楽しみましたよ。すさまじく大きくなったお腹のために冬子が玄関でなかなか靴が履けない。そんな後ろ姿を鴨居ごしにじーっとカメラが捉え続けます。そのようなフィックスカメラがとても心地良かったです。
馬の赤ちゃんは産まれたらすぐに自分の足で歩くのに、人間の赤ちゃんはそこからの育児が実に大変。そこをすっ飛ばしてくれたらどんなにラクか…なんて、出産経験のある女性なら誰しも思ったことはあります。そこで、3年間お腹の中で育てるというわけです。育児はラクになるかも知れませんけど、気味悪いですね。不安ですね。だけど、冬子は全く動じない。医師の薦めを断って自然分娩にこだわる。そこに、全てを受け入れる母性の強さを感じました。冬子は徹底的に従順な女として描かれています。夫の浮気さえも受け入れている。しかし、それらの全ての受容の源は「私は命を宿している」というところから生まれる揺るぎない自信なのです。か弱くて、自分の意見も言わず、ほんわかした外見の内に秘めた強固な意志。
面白いのは、この作品の裏テーマとして、男はどのようにして父親になるのか、というのがくっきりと浮かび上がっていることです。赤ちゃんが生まれてすぐは男の人は父親の実感がないと言いますが、まさにこの作品ではそこを突いてきます。妻が3年も子供をお腹に宿していく、その時間の流れと共に当初浮気していて、全くその気のなかった夫(西島くん)が段々父親としての決意を固めるのです。3年という月日が彼に受け入れる決心をさせるんです。
冬子の妹、母、祖母など女系家族が織りなす「女とは?」のメッセージ。しかしながら、やはり女を描くことは、男を描くことと同じである、とまたしても痛感。のびやかなタッチの中にどっしりとした心構えと強いメッセージを放っている秀作だと思います。2作目が楽しみです。
投稿日
2007/10/17
レビュアー
スターダスト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
冬子(中島知子)も緑子(奥田恵梨華)も、父の不在がその生涯に多大な影響を及ぼしている。届く事のない手紙を書き続ける。父親と同年代と思われる年齢差のある男性と付き合う。
そんな彼女たちとは対照的に、祖母(丹阿弥谷津子)も母親(木内みどり)も男性のいない生活に特別不自由も感じていない。困るのは缶の蓋が開けられないことぐらいだ。
このマイペースな生活ぶりを姉妹二人は何故送ることができないのか。おそらく、姉妹二人は父の不在の欠落感を埋めようとして行動するが、決して埋めることができず不安定な感情のままなのであろう。
投稿日
2006/11/17
レビュアー
じゃじゃまる3年もおなかにいると、すっごいおなかになるのね。
中島知子の、おっとりした天然ボケっぽく、それでいて芯がしっかりしている役を好演してました。
3年もおなかに入れてから生んだら子育て楽だろうなぁ。。。
夜泣きも無いしね。
セミSFって感じでみてました。
塩見三省がけっこうよかった。
『Dolls』の西島君が旦那さん役で出演してます。
なかなかまったりとしてます。
ラストにはついつい笑ってしまいますよ〜〜。。
投稿日
2008/12/27
レビュアー
SAKURA女性監督ならではの視点で、女性ならではの脚本だからこそ生きた作品だと思います。酷評が多いようですが、自分的にはとてもシュールな作品で、面白かったです。
妹への報復シーンも、あまりに女性の核心を突いているので男性は退いてしまうかもしれませんねw
3年間も妊娠中というシチュエーションが、あり得なさすぎて笑えますが、オセロの中島さん演じる冬子の淡々とした演技も良いですね!
投稿日
2009/02/02
レビュアー
ブンブン冒頭の朝靄が一気に晴れてゆく場面で心を奪われてしまいました。
タイトルだけを見ると、
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を思い出してしまい、
ホラーかと勘違いしてしまいそう。
登場人物がいちいち浮世離れしているのですが、
引いたり苛々せずに観ていられました。
唯一まともな(三年身籠っちゃう現実に対して)徹さんが
少しづつ父親を自覚していく経過などが、
なんだかいかにもな男らしさで愛おしかったり。
ひとつの世界が完成されていて、
唯野未歩子さんの撮る映画をもっと観たいと思いました。
(素人が偉そうですが、正直こんなにちゃんとした映画だとは思っていませんでした)
中島知子さんの美しさ、
冒頭の「このまま行くと・・・」
トンカツが転がるシーン、
おじいちゃん先生の「あ?なに?」(関敬六さんの遺作だそうです)
等々、お気に入りのシーンがいっぱい
あと、西島秀俊さんはやっぱり代わりのいない素敵な俳優さんです
音楽もいい
大島弓子の「ダリアの帯」を彷彿とさせるような、
清々しいような、寂しいような・・・
な不思議な作品です。