イコン　ＩＣＯＮ

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前編だけ見たときはパッとしなかったんですけど、やはり前編はイントロにすぎませんでした。後編は盛り上がりますので、できれば同時に見ることをおススメします。盛り上がるといっても所詮地味ですけど、言い換えれば堅実ですんで。
あの感じでは前編だけ見てやめちゃう人が続出するのでは…と心配でしたので、後編プッシュしておきます。
あ、原作本も読んでみることにして、注文しました。映画だけだとタイトルの「イコン」の意味がよくわからなかったので。（前編にちらっとイコンは出てきましたけど。）


大統領選挙の直前、ピンチに陥ったコマロフ候補が演説だけで起死回生のホームランを放つんですが、そこは「え？」って感じでしたよ。問題のウィルスはコマロフの経営する製薬会社が出所だということは国民にもわかっているのに、ワクチンを無料で提供すると言っただけでピンチ脱出。ウィルス流出の責任は？　モノ（ワクチン）くれればＯＫなのか？
とはいえ、これが自分の身に起こったなら、「えー責任はー？」と思いつつわが身可愛さにワクチン欲しいと思うだろうな。
コマロフの演説も、お国柄なのかしらねー、いくらワクチンを提供できるといっても、もともとマッチポンプなんだし、じゃないとしても自分のミスを自分が尻拭いするだけの話なのに、あれほど厚顔な自画自賛できるとは…という点にちょっと唖然。

冷戦が終わってなんやかんやもう20年くらい経つんでしょうか。その間ロシアという国に対する印象はずいぶん変わりました。が、やっぱりたやすく「暴徒は武力で鎮静すればいーし」という流れに傾くクセは多少残っているんでしょうか。

ソニアやエレーナが「この国は祖国であり、問題があるからといって逃げ出せば済むというわけにはいかない」というスタンスなのがよかったですね。
ときどきかかるロシア民謡っぽい音楽が、その雰囲気を盛り上げてくれます。

映画というよりテレビドラマのような感触です。派手ではなく堅実ですが、言い換えると地味。面白いか面白くないか好みが分かれそうです。テレビドラマの好きな人ならそれなりに。


東西冷戦の頃の空気がよみがえります。
あの頃、悪いのはなんでもソ連。なにを考えているのかまったくわからない不気味な国という扱いでしたね。今はその役割が世界のあちこちに分散してぽつりぽつりと。

前後編の前編なので、面白いというよりはイントロっぽく、前編の終わり方も「さあこれからだ」という感じで、「ええーこのあとどうなるのー？（＞＜）」ってほどでもないので、人によってはここで見るのをやめてしまいそうです。
私は期待をこめて後編もレンタルしますが、さてどうでしょう。

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完全なスパイものです。
スパイなのに、現地には、妻子がいる、痛いですね。
トケコミなの？
テロ事件は予兆に過ぎない、本番はMISSION2を見て下さい。
どうか、未然に防いで・・・

以前に「若き勇者たち」「地獄の７人」「ロード・ハウス」などに出演していたＰ・スウェジを記憶していたが、久し振りの彼の作品に出会い、健在を確認できて懐かしい思いである。
元ＣＩＡエージェントに扮してロシアを舞台に巨大な陰謀の阻止に活躍するのだが・・・
アクションも決して派手さはないが、それなりのストーリー展開で見せてくれていると思う。

１点