アンディ・ウォーホル／コンプリート・ピクチャー

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

タイトルで偉そうな事を言ってる私ですが・・・
アンディー・ウォーホルに関して、彼のアートしか知らなかった私です。

こう見えて、（どう見えてるのかわからないがｗ）アメリカンカントリー
が、大好きな私。彼の作品はよく、カントリー雑貨屋さんで、ポスターになっていたり、Tシャツのプリントにも使われています。
中でも、「キャンベル缶」が大好きな私は、アンディー作のプリントのTシャツを古着屋さんで2枚ゲット！
お家の中も、アンディーとは関係なく、キャンベル缶雑貨だらけ。
キャンベル缶ってお洒落だと思いませんか？
キャンベルキッズも可愛くて大好きです。たまにキャンベルキッズに
似てる・・・とも言われます。。。

おっと、話が反れました。彼の手がけるアートには、キャンベル缶
は彼を有名にした初期の作品。その後もキャンベル缶をモチーフに
色んなアートを生み出しています。その他、コカコーラのビンや、
人物画、（マリリンモンロー・プレスリー・一般人等）を同じお顔
だけど、カラーをかえ、濃淡をつけたりと、斬新な作品を生み出し続ける、アンディー氏。

このDVDには、彼の生い立ちから、死後にいたってまで、紹介されています。実はアート作品のみのDVDだと思っていた私には、彼の
生声まで聞け、彼自信の動画も見れ、なんと、ギャラリーまで写しだされていたので、物凄く感動！

中でも、彼の生い立ち、彼の人物像までもうかがえ知れた事が
一番の収穫、というか・・・衝撃でもありました。

彼は「ゲイ」だと自らカミングアウトしたそうです。
男の人を愛する人だったらしい。

生まれながらにして、病弱であり、闘病中に母が与えた「ぬりえ」で
その才能が開花したそうです。
病弱と言う事もあり、後遺症からか、肌の色は真っ白で、お鼻が大きく、赤い事を、本人は悩んでおり、成形手術を受けた程。
が、肌の色は生涯変わらず、真っ白でした。
日にあたるといけない病気だったそうです。

彼のアートは初期には、他の画家からは、「あんなのは芸術では無い」と批判され、アート界のはみ出し者扱い。
抽象画が多かった時代に、スープ缶や、ドリンクビン等を書き続けるアンディーを認めようとはしなかった。

が、彼には彼なりの信念があり、誰に何を言われようと、その
スタイルは変えなかったのだ。強い意志の持ち主です。

ある時期をきっかけに、彼の作品の枠はどんどん広がっていきます。
それは、誰も考えつかない様な信じがたい物を描いていく。
死刑の際に使われる「電気椅子」飛び降り自殺をする瞬間の「落ちて行く人物」悲惨な「事故現場」・・・

彼の独特な個性はとどまる所を知りません。

が、58歳の若さで、この世を去りました。
病死です。

彼の遺した遺産はなんと6億ドル。
6億でも凄過ぎるに、6億ドルですよｗ6億ドルｗ
私等には到底縁の無い金額ですわ。

それだけ、彼のアートの評価が高いと言う事。

シャイでクールな彼は作品に思いを込めてました。
それは、身近にいた友人達が語っています。

死を恐れ、意識しながらも、生に対して訴え続けてきた作品だと
感じました。

死ぬまでに、彼の記念館（？）に行ってみたいです。

アンディー・ウォーホルの名を知らない方でも、作品を見れば、
「あ、観た事ある！」と思われるはず。
芸術に興味のある方にもお勧めします。
アンディー・ウォーホル好きには勿論超お勧めです。

画面にくらいついて観賞してしまいました。

たまにはこういうのもいかがですか？


　　　　　　　　　　　　　　pokorou

全くしらないアンディ・ウォホールの横顔をたくさんみれた。
背景、生い立ち、どうしてあんな表情なのか、すっと理解できるようになった。

Twitterでも彼のbotをずっと読んでいるんだけど、面白い。その発言では、クールでとんがってて、いきってる感があるんだけど、
このドキュメンタリーを見ると、それは一部分で、どうしてそこに至るのか、がすっと入ってくる。

スロバキアからの移民だったこと、お兄ちゃんがふたりいること、舞踏病という病気で幼い頃入院していて病弱だったこと、
知らないことがたくさんで、そのひとつひとつは彼のキャラクターに大きく影響している。

絵を、自分の見た印象や感情をもって表現する、
という今までの絵画の歴史を大きく塗り替え、美術、芸術の概念を底からひっくり返した。
ただの目立ちたがりや、一発屋ではなく、ひとつの金字塔を立ち上げ、多くの傑作と呼ばれる作品を遺したことは、
やはり、それが優れたクリエイションだからだろう。

どんなに有名な、ゴージャスなとりまきにちやほやされようと、ばか騒ぎされようと、
決してそこに飲み込まれず、淡々と自分の位置を守り続けた人。

ウオーホールの近くにいた人たちが、良い面も悪い面も、いろんなコメントをする。
３６０度色んな角度からぐるりとみることができる、いいドキュメント。

作品や名前はしばしば目にするけども、そういえばどんな人なのか良く知らないなぁと思い、借りてみました。

それぞれの年代の作品を紹介しながら、アンディー・ウォーホルの人となりに迫っているのですが、ビックリさせられることの連続で。。。

正直、凡人のわたしの理解は超えています。


でも、見れば見るほどもっと知りたくなる人ですね。アンディー・ウォーホル。
２時間では見たりない気もしたので、ほかのドキュメンタリーも借りてみようと思います☆

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

アンディ・ウォーホル大好きです。
現代に彼のもたらした影響は大きいと思います。

勿論有名な作品からエピソードまで多少は知ってましたが
より細かい所まで紹介されており驚く事も多かったです。

混沌とした情報の中でアンディ・ウォーホルを知り
今回こうして深くスポットを当てた情報でより知る事ができ
きっともっともっと知らない事が沢山あるんでしょうね。
色々なメディアにも挑んだ彼の話だからこそ
そう思わせてくれるようなドキュメンタリー作品でした。

中々簡単に出来る事じゃありませんが
あまり表面上の情報に踊らされる事無く興味があったら
色々なものをみて自身で判断しないといけないですね。

情報が溢れる時代にそんな当たり前の事が難しい。
と知っていたからこそアンディ・ウォーホルは
メディア(様々な媒体、手法で)を操りたかったのでは無いでしょうか？

作品はもとよりこの手のドキュメンタリー作品など
様々な人のフィルターを通して見ることで
大好きなアンディ・ウォーホルをもっと知り
自分の理解を深めたいと思いました。