広島・昭和２０年８月６日　完全版

毎年、終戦記念日近くなると、戦争系の映画やドラマを必ず上映(放映)しますよね。　やっぱり、広島、長崎の原爆について描かれた作品が多いですが、今年はあの惨い原爆が投下されてから61年。　私は親戚や知り合いに広島や長崎の人はいないので、原爆の被害に関しては、小学校の歴史の勉強で習ったものやテレビなどで見た情報しかありません。　それだけでも決してあってはならない、そして2度と同じ事を繰り返すことないように、胸に刻みつけ、忘れてはならない出来事ですね。　

この作品は、原爆が投下される数週間前から、投下直後までを描いた作品です。　第二次世界大戦中、広島は空襲警報は何度もありましたが、原爆を投下されるまでの数ヶ月間は、B-29に爆弾を落とされたことは1度もなかったそうです。　その理由も、語られています。　時々入る西田敏行の落ち着いた語りが最後のほうは涙が出そうになりました。　あの原爆のせいで、どれだけの人の未来が失われたんだろう…と。　松たか子も加藤あいも、長澤まさみもなかなか上手に演じてると思います。

おそらく同じ日にレンタル開始になった、長崎の原爆を描いた”明日”という作品、パープルローズさんやオタエドンさんのレビューを読ませていただいて、とても見たくなりました。　今予約リストに入れてます。　　

偶然ですが、10月に広島に一人で旅行に行きます。　初めてなのですが、もちろん平和記念公園、原爆ドームにも行きます。　日本人として何かを学んで来たいと思ってます。

最初にお断りしておきますが、これは映画と呼べる作品ではありません。脚本、演出、映像全てにおいてＴＶドラマスペシャル版そのものです。しかし大人から子供まで誰もが理解できる内容になっています。

1945年8月6日8：15　広島で何があったのか？戦争とはどんなものなのか？核兵器がどんな非人道的兵器であるのか？私たち大人が子供たちにしっかり伝えていかないといけないと実感させてくれる作品です。

見ていて嫌だなと思うシーンもあります。かわいそうで見ていられない場面も出てまいります。でもどうか目をそむけないで最後まで見てください。人が人を差別するということや軍国主義がどうゆうものなのかを感じることができるはずです。そして一度でいいですからこの作品を家族全員で一緒に見て話す機会を持っていただきたい。

作品全般を貫いているテーマは「命と希望」です。

最後に、世界で唯一の被爆国である私たちは、明日への夢や希望、いや全てを一瞬のうちに消し去ってしまう非人道的な核兵器を決して許してはなりません。絶対に！

昭和２０年８月６日と言えば、広島に投下された原子爆弾の日。
この映画を観るまでは、たまたま雲一つない広島に原子爆弾が投下されたとばかり思っていました。
でも、違ったのです。最初っから広島を実験地に決めていたそうです。

その為に、近隣は爆撃されたのに広島だけは無傷だった。それは完全な広島が原爆でどれだけの被害を被るかを調査する為とか…。
人間って、こんな恐ろしい実験を平気で実行できるのだと知った。戦争だから仕方ないと言え、広島だけでなく長崎にも投下された。
そんな恐ろしい原発を日本は保有しているのです。福島の原発でどれだけの人が被害を被り、どれだけの自然が破壊されたか。

最後のシーンで、岩に人影が焼き付いています。一瞬にして人が焼かれ影のように石にプリントされたシーンは原爆の恐ろしさを物語っていると思う。
幸せになろうと懸命に生きる３姉妹。その姉妹の命を一瞬にして奪う原爆…なのになぜ、日本はそんな原発を保有するのでしょう。

平和は尊いもので、戦争という過ちは決して繰り返してはいけないと思います。
それは誰しも同じ願いだとは思いますが、TBSが制作になっているせいか所々に
反日的な日本は悪いんだというようなシーンが見受けられます。
なぜあの時日本は戦わなければいけなかったのか？
もう一度日本人自身の手で歴史を検証するときが必要のではないかと思います。
日本のためい尊い命をかけて戦って、そして今の我々の平和な生活があるのだと・・・
靖国に祭られている英霊のためにも、当時の日本がなぜ戦争をせざるを得なかったのか・・
朝日や毎日のような反日マスコミではなく、日本人にとって真実を知らせてくれる
マスメディアが必要だと思いました。

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涙せずにはいられない。


「あんなものを人の上に落としちゃぁいけない。」


この世に兵器があること自体おぞましい。

日本は、決して愚かな選択はしない。

例え、外交が弱いと他国から見下されようとも、
弱くて結構。

人の上にあんなものを落とす国よりかは、
そんなものを保持する国よりかは、
よっぽどマシだ。