シマロン

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シマロン / リチャード・ディックス

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映画賞受賞作品

旧作

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「シマロン」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

 1889年のオクラホマでは、土地獲得競争が行なわれた。家族の期待を背負って参加したヤンシーは、ある女に騙され、土地を奪われてしまう。その後ヤンシーは、辺境の地に移住し新聞社を興す。新聞社が軌道に乗った頃、彼は再び冒険を求めて旅立っていった……。近代化に向かう西部を舞台に、冒険心に溢れた一人の男を描く。

「シマロン」 の作品情報

作品情報

製作年:

1931年

製作国:

アメリカ

原題:

CIMARRON

受賞記録:

1930〜1931年 アカデミー賞 作品賞

「シマロン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

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ロバータ

愛のアルバム

アンナとシャム王

チャンプ(ジャッキー・クーパー)

ユーザーレビュー:6件

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1〜 5件 / 全6件

オクラホマの開拓史に興味が無い限り、観なくて良い ネタバレ

投稿日:2009/07/09 レビュアー:bokensdorf

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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アイリーン・ダンを続けて観ているが、なかなか唄わない。この映画は実録西部開拓史で、実在の人物の半生記である。ニコール・キッドマンとトム・クルーズの映画に「遥かなる大地へ(1992)」というのがあるが、あの米国政府から開放された土地をダッシュで獲りに行くというシーンの続きの時代が舞台である。

従って、米国西部開拓史に興味が無い向きには最初の45分は辛い。しかもアイリーン・ダンは進歩的な考えの夫に対して当時の白人の価値観を背負った守旧派であり、ちっとも可愛くない。視野の狭い、世間知らずのただのお嬢さんである。

一時間を過ぎると開拓史は終わり、今度は政治の話になって来る。街ができ、人口が増え、石油が出て先住民は金持ちになり、白人と先住民の豊かさが逆転すると必ず悪い事を考える輩が出て来る。主人公は既にオクラホマ州の名士になっており、利権目的で「あなたを知事にするから協力しよう」と近寄って来る人間を逆に糾弾する。妻からは危険だからやめてと言われるがこう言う。「A prophet is never without honor, save in his own country.」予言者故郷に容れられず、である。

それで、話は突然30年ほどすっ飛ばし、夫はずっと行方不明、妻は代わりに新聞社の編集長になっており、創刊40周年記念号の発刊の準備をしている。そして、彼女は州議会議員になり、そのお祝いのパーティーが終わる頃、近くの油田で事故が有り、倒れたのは長い間(創刊40年だから60歳は過ぎているだろう)行方不明だった夫であった。なぜそんなところで肉体労働していたかは語られない。

それで終わり。

何が言いたいのか分からない映画だ。記録映画だからかも知れない。この映画は西部劇で初めてアカデミー作品賞を獲った映画だが、同時に、アカデミー作品賞を獲ったのに興行赤字になった唯一の映画だそうである。【出所:Imdb.com】オクラホマの開拓史に興味が無い限り、観なくて良い映画だと思う。

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第4回アカデミー作品賞受賞作

投稿日:2017/09/26 レビュアー:趣味は洋画

西部の辺境開拓の苦難を描く一大叙情詩。
1931年(昭和6年)の作品であるから、86年前という遠い昔の映画である。
当時のアメリカ大衆の愛していた「西部開拓の精神」が生き生きと描かれ、第4回のアカデミー作品賞を受賞するに至っている。

時は1889年4月。オクラホマ州で、グレート・ランと呼ばれる土地獲得競争が行われようとしている。未開の地の獲得と開拓を目指し、多くの人たちが馬と馬車に乗り、スタートの合図と共に一斉に駆け出す。−−−冒頭のこのシーンは大迫力で、いきなり見せ場を作っている。疾走する膨大な馬の数、そして勢いよく走る幌馬車の数々、画面から砂煙が舞ってきそうだ。撮影に挑んだエキストラは実に5000人に及ぶと云われる−−−

ウィチタ出身のヤンシー・クラバット(リチャード・ディックス)もレース参加者の一人だが、同じ土地の場所獲得を目指す気丈の女性ディクシー・リー(エステル・テイラー)の計略にかかり、土地獲得に失敗する。故郷のウィチタに戻ったヤンシーだが、オクラホマ移住の夢を捨てきれず、妻セーブラ(アイリーン・ダン)や息子シム、それに黒人少年で使用人のイザイア(ユージン・ジャクソン)を連れて10日近い旅を続け、オーセージの町に辿り着く。ヤンシーはこの町で新聞社を起こし、町のならず者達を一人で一蹴し、多くの市民の支持を得ながら名士となっていく...。

主人公のヤンシー・クラバットは弱きを助け、強きを挫く熱血漢である。
同じところに長く留まることが苦手で、オーセージで成功するや否や、更なる開拓と成功を夢見て、単身別の土地に挑んでいく...妻のセーブラをやきもきさせる行動をとるのだが、かといって夫婦の破綻には至らない。

このクラバット夫妻を演じたリチャード・ディックスも、アイリーン・ダンも、名前は時々耳にするが、他の出演作品を観た記憶がない。
特にI・ダンのほうは、華やかな30年代のハリウッドを代表するスターだったと云われているから、37年「新婚道中記」や44年「ドーバーの白い崖」、48年「ママの想い出」など、機会があれば是非とも観てみたい。

観てみたいといえば、黒人少年イザイアを演じたユージン・ジャクソンである。
本作出演時は15歳だが、48年後、79年「アルカトラズからの脱出」に63歳で出演している。
「アルカトラズ...」は何度もみているが、未だ、ユージン・ジャクソン本人を発見したという自覚がないのである。

本作のリメイクが60年「シマロン」として、アンソニー・マン監督で製作されている。
(グレン・フォード、マリア・シェル主演)
かなり前に観た記憶があるが、これを機に再見したいと思っている。
米TV「コンバット」のサンダース軍曹役、ヴィク・モローが出ているので余計にそう思う。
が、DISCASさんには無いようだ。

前半の西部劇、後半の家族ドラマ、ともに西部開拓の歴史の流れに沿って、しっかりと描かれている。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

アメリカの道徳教育が垣間見える。

投稿日:2012/05/13 レビュアー:天才芸人

時代的にも舞台的にも、一応いわゆる「西部劇」の範疇に入るんだと思いますが、
話自体は西部劇らしい、ガンマンの対決的な内容はほぼなくて、
“正義とはなんぞや”という道を貫き通す主人公・ヤンシーと、
その影で“家族ってなんなの”と苦悩する妻・セイブラの物語と言えます。
ただ、「苦悩する」とは言え、いつも眉間にしわ寄せカリカリしているというわけでもなく、
喜怒哀楽が詰め込まれていつも華やかな感じなので、深刻な印象とは程遠く、
「しょうがないわね」という許容する女性像みたいなものが主体だった気がします。

実を言うと、上に「主人公・ヤンシー」と書きましたが、
実際途中までは終始ヤンシーが主人公感丸出しなものの、
最後まで見ると実は主人公はセイブラの方だな、というのがわかります。
耐えて、信じて、支える女性の半生といったところでしょうか。
ただ、イライラカリカリ、息子にも「ちょっとひどいなぁ」と
思うようなことを言ったりもするし、
決して理想的な女性ではないんですが、むしろそこが逆にリアルで良かった。

今の飽和状態の世界では、こういった開拓・成長による
「周りみんなが裕福になっていく」なんて話はもはや存在し得ない悲しさもありますが、
差別だったり、金持ちになって変わっていく人であったり、
なかなか今観ても(良くも悪くも)「人間って変わんないね」と思わされるような話で、
舞台設定を除けば古さを感じない名作と言えるでしょう。
全然泣くとも思ってなかったのに、ラストではちょっとホロッとさせられてしまい、
「ああ、イイ映画だなこれ」と温かい気持ちになれました。

途中で気付いたんですが、ヤンシーの人物像は「素晴らしき哉、人生!」の主人公、
ジョージと似ている面があります。
ヤンシーの方が血気盛んでワイルドなスギちゃん風味ですが、根っこにある道徳性というか、
正義感に支配される人物像というのはかなり似ているんじゃないかと。
損するのはわかってても、自分の正義を裏切れない人。
こういうのって、特に日本人は、だと思いますが、
「そりゃそっちがかっこいいのはわかるけど、そうは言ってもなかなか無理でしょ」
みたいなところがあるし、
何より「こういう時はこっちを選ぶのが人として正しいんだ」みたいなことって
照れくさくてまず言えないものでもあると思うので、
映画という娯楽を通してこういうメッセージを発することができて、
さらにその映画という娯楽自体の価値が日本よりも上に来ているアメリカの強み、
というのはすごく思いますね。そりゃあ公益を優先する人間が育つよなぁ、っていう。

日本でこういう映画を小さい頃から観るような環境が整っていれば、
今の既得権益最優先人生を送るクソ官僚が大半な霞が関はできてなかったかも、
と思うとなかなか羨ましいやら悔しいやら、複雑な気持ちになりました。
もうそうなっちゃった大人が観ても、「フン」って鼻で笑っておしまいだろうし、
内容とは全然関係ないですが、教育って大事だなーと改めて思いましたね。

「子供ができたらこれ観せていい大人にさせるんだ」って映画が増えるのは嬉しいことですが、
(以下いつものパターンなので省略)

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不世出の異才

投稿日:2011/09/24 レビュアー:はち

オクラホマに新天地を求めて旅立つ一組の新婚夫婦。
途中に、これでもかっていうほど知り合いが出てくるのが不思議。
圧巻は、土地獲得競争の一場面だけれど、物語は正義を振りかざし
ふらふらと現実逃避してしまう暴君ではないかと思うほどの夫と、
献身的に支えているように見えて年をとっても幼な妻から脱け出せない
夢見る妻中心。
開拓精神の何たるかも私には分からず、延々その二人のどちらにも
共感できないまま長い長い鑑賞時間を過ごすことに。

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西部のある旦那の物語 ネタバレ

投稿日:2008/01/12 レビュアー:スーさん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 西部劇は駅馬車、荒野の決闘、赤い河などが有名だが、これも十分それらと比較しても遜色ない。
 話の展開が、手塚治虫先生の「シュマリ」に大変似ている。
 作られた年代といい、この主人公といい、大変進んだ精神の持ち主がこんな昔にいたとは。インディアンにも選挙権を・・。これには驚く。
 開拓時代ってワクワクします。今みたいな「完成された世界」を生きる人間には。


 

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シマロン

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オクラホマの開拓史に興味が無い限り、観なくて良い

投稿日

2009/07/09

レビュアー

bokensdorf

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アイリーン・ダンを続けて観ているが、なかなか唄わない。この映画は実録西部開拓史で、実在の人物の半生記である。ニコール・キッドマンとトム・クルーズの映画に「遥かなる大地へ(1992)」というのがあるが、あの米国政府から開放された土地をダッシュで獲りに行くというシーンの続きの時代が舞台である。

従って、米国西部開拓史に興味が無い向きには最初の45分は辛い。しかもアイリーン・ダンは進歩的な考えの夫に対して当時の白人の価値観を背負った守旧派であり、ちっとも可愛くない。視野の狭い、世間知らずのただのお嬢さんである。

一時間を過ぎると開拓史は終わり、今度は政治の話になって来る。街ができ、人口が増え、石油が出て先住民は金持ちになり、白人と先住民の豊かさが逆転すると必ず悪い事を考える輩が出て来る。主人公は既にオクラホマ州の名士になっており、利権目的で「あなたを知事にするから協力しよう」と近寄って来る人間を逆に糾弾する。妻からは危険だからやめてと言われるがこう言う。「A prophet is never without honor, save in his own country.」予言者故郷に容れられず、である。

それで、話は突然30年ほどすっ飛ばし、夫はずっと行方不明、妻は代わりに新聞社の編集長になっており、創刊40周年記念号の発刊の準備をしている。そして、彼女は州議会議員になり、そのお祝いのパーティーが終わる頃、近くの油田で事故が有り、倒れたのは長い間(創刊40年だから60歳は過ぎているだろう)行方不明だった夫であった。なぜそんなところで肉体労働していたかは語られない。

それで終わり。

何が言いたいのか分からない映画だ。記録映画だからかも知れない。この映画は西部劇で初めてアカデミー作品賞を獲った映画だが、同時に、アカデミー作品賞を獲ったのに興行赤字になった唯一の映画だそうである。【出所:Imdb.com】オクラホマの開拓史に興味が無い限り、観なくて良い映画だと思う。

第4回アカデミー作品賞受賞作

投稿日

2017/09/26

レビュアー

趣味は洋画

西部の辺境開拓の苦難を描く一大叙情詩。
1931年(昭和6年)の作品であるから、86年前という遠い昔の映画である。
当時のアメリカ大衆の愛していた「西部開拓の精神」が生き生きと描かれ、第4回のアカデミー作品賞を受賞するに至っている。

時は1889年4月。オクラホマ州で、グレート・ランと呼ばれる土地獲得競争が行われようとしている。未開の地の獲得と開拓を目指し、多くの人たちが馬と馬車に乗り、スタートの合図と共に一斉に駆け出す。−−−冒頭のこのシーンは大迫力で、いきなり見せ場を作っている。疾走する膨大な馬の数、そして勢いよく走る幌馬車の数々、画面から砂煙が舞ってきそうだ。撮影に挑んだエキストラは実に5000人に及ぶと云われる−−−

ウィチタ出身のヤンシー・クラバット(リチャード・ディックス)もレース参加者の一人だが、同じ土地の場所獲得を目指す気丈の女性ディクシー・リー(エステル・テイラー)の計略にかかり、土地獲得に失敗する。故郷のウィチタに戻ったヤンシーだが、オクラホマ移住の夢を捨てきれず、妻セーブラ(アイリーン・ダン)や息子シム、それに黒人少年で使用人のイザイア(ユージン・ジャクソン)を連れて10日近い旅を続け、オーセージの町に辿り着く。ヤンシーはこの町で新聞社を起こし、町のならず者達を一人で一蹴し、多くの市民の支持を得ながら名士となっていく...。

主人公のヤンシー・クラバットは弱きを助け、強きを挫く熱血漢である。
同じところに長く留まることが苦手で、オーセージで成功するや否や、更なる開拓と成功を夢見て、単身別の土地に挑んでいく...妻のセーブラをやきもきさせる行動をとるのだが、かといって夫婦の破綻には至らない。

このクラバット夫妻を演じたリチャード・ディックスも、アイリーン・ダンも、名前は時々耳にするが、他の出演作品を観た記憶がない。
特にI・ダンのほうは、華やかな30年代のハリウッドを代表するスターだったと云われているから、37年「新婚道中記」や44年「ドーバーの白い崖」、48年「ママの想い出」など、機会があれば是非とも観てみたい。

観てみたいといえば、黒人少年イザイアを演じたユージン・ジャクソンである。
本作出演時は15歳だが、48年後、79年「アルカトラズからの脱出」に63歳で出演している。
「アルカトラズ...」は何度もみているが、未だ、ユージン・ジャクソン本人を発見したという自覚がないのである。

本作のリメイクが60年「シマロン」として、アンソニー・マン監督で製作されている。
(グレン・フォード、マリア・シェル主演)
かなり前に観た記憶があるが、これを機に再見したいと思っている。
米TV「コンバット」のサンダース軍曹役、ヴィク・モローが出ているので余計にそう思う。
が、DISCASさんには無いようだ。

前半の西部劇、後半の家族ドラマ、ともに西部開拓の歴史の流れに沿って、しっかりと描かれている。

アメリカの道徳教育が垣間見える。

投稿日

2012/05/13

レビュアー

天才芸人

時代的にも舞台的にも、一応いわゆる「西部劇」の範疇に入るんだと思いますが、
話自体は西部劇らしい、ガンマンの対決的な内容はほぼなくて、
“正義とはなんぞや”という道を貫き通す主人公・ヤンシーと、
その影で“家族ってなんなの”と苦悩する妻・セイブラの物語と言えます。
ただ、「苦悩する」とは言え、いつも眉間にしわ寄せカリカリしているというわけでもなく、
喜怒哀楽が詰め込まれていつも華やかな感じなので、深刻な印象とは程遠く、
「しょうがないわね」という許容する女性像みたいなものが主体だった気がします。

実を言うと、上に「主人公・ヤンシー」と書きましたが、
実際途中までは終始ヤンシーが主人公感丸出しなものの、
最後まで見ると実は主人公はセイブラの方だな、というのがわかります。
耐えて、信じて、支える女性の半生といったところでしょうか。
ただ、イライラカリカリ、息子にも「ちょっとひどいなぁ」と
思うようなことを言ったりもするし、
決して理想的な女性ではないんですが、むしろそこが逆にリアルで良かった。

今の飽和状態の世界では、こういった開拓・成長による
「周りみんなが裕福になっていく」なんて話はもはや存在し得ない悲しさもありますが、
差別だったり、金持ちになって変わっていく人であったり、
なかなか今観ても(良くも悪くも)「人間って変わんないね」と思わされるような話で、
舞台設定を除けば古さを感じない名作と言えるでしょう。
全然泣くとも思ってなかったのに、ラストではちょっとホロッとさせられてしまい、
「ああ、イイ映画だなこれ」と温かい気持ちになれました。

途中で気付いたんですが、ヤンシーの人物像は「素晴らしき哉、人生!」の主人公、
ジョージと似ている面があります。
ヤンシーの方が血気盛んでワイルドなスギちゃん風味ですが、根っこにある道徳性というか、
正義感に支配される人物像というのはかなり似ているんじゃないかと。
損するのはわかってても、自分の正義を裏切れない人。
こういうのって、特に日本人は、だと思いますが、
「そりゃそっちがかっこいいのはわかるけど、そうは言ってもなかなか無理でしょ」
みたいなところがあるし、
何より「こういう時はこっちを選ぶのが人として正しいんだ」みたいなことって
照れくさくてまず言えないものでもあると思うので、
映画という娯楽を通してこういうメッセージを発することができて、
さらにその映画という娯楽自体の価値が日本よりも上に来ているアメリカの強み、
というのはすごく思いますね。そりゃあ公益を優先する人間が育つよなぁ、っていう。

日本でこういう映画を小さい頃から観るような環境が整っていれば、
今の既得権益最優先人生を送るクソ官僚が大半な霞が関はできてなかったかも、
と思うとなかなか羨ましいやら悔しいやら、複雑な気持ちになりました。
もうそうなっちゃった大人が観ても、「フン」って鼻で笑っておしまいだろうし、
内容とは全然関係ないですが、教育って大事だなーと改めて思いましたね。

「子供ができたらこれ観せていい大人にさせるんだ」って映画が増えるのは嬉しいことですが、
(以下いつものパターンなので省略)

不世出の異才

投稿日

2011/09/24

レビュアー

はち

オクラホマに新天地を求めて旅立つ一組の新婚夫婦。
途中に、これでもかっていうほど知り合いが出てくるのが不思議。
圧巻は、土地獲得競争の一場面だけれど、物語は正義を振りかざし
ふらふらと現実逃避してしまう暴君ではないかと思うほどの夫と、
献身的に支えているように見えて年をとっても幼な妻から脱け出せない
夢見る妻中心。
開拓精神の何たるかも私には分からず、延々その二人のどちらにも
共感できないまま長い長い鑑賞時間を過ごすことに。

西部のある旦那の物語

投稿日

2008/01/12

レビュアー

スーさん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 西部劇は駅馬車、荒野の決闘、赤い河などが有名だが、これも十分それらと比較しても遜色ない。
 話の展開が、手塚治虫先生の「シュマリ」に大変似ている。
 作られた年代といい、この主人公といい、大変進んだ精神の持ち主がこんな昔にいたとは。インディアンにも選挙権を・・。これには驚く。
 開拓時代ってワクワクします。今みたいな「完成された世界」を生きる人間には。


 

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