Jの悲劇

Jの悲劇の画像・ジャケット写真
Jの悲劇 / ダニエル・クレイグ
全体の平均評価点:
(5点満点)

32

  • DVD
ジャンル:

「Jの悲劇」 の解説・あらすじ・ストーリー

 ブッカー賞作家イアン・マキューアンの『愛の続き』を「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督が映画化した心理サスペンス。ふとしたきっかけから、平穏な日常が一変し混乱していく男の姿を緊迫感溢れるタッチで綴ってゆく。彫刻家の恋人クレアとピクニックを楽しむ大学教授のジョーの前に制御不能になった気球が落下してくる。ジョーは偶然居合わせた3人の男たちと救助を試みるが、そのうちの一人が運悪く墜落死してしまう。心に深い傷を負ったジョーだったが、やがて現場で出会ったジェッドという男に執拗につきまとわれるようになる。

「Jの悲劇」 の作品情報

製作年: 2004年
製作国: イギリス
原題: ENDURING LOVE

「Jの悲劇」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

Jの悲劇の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
101分 日本語 吹き替え用 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ZMBY2651R 2006年04月28日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
11枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:32件

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1〜 5件 / 全32件

アメリカ映画には無い感触。ネタバレ

投稿日:2006/06/03 レビュアー:masamune

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残念ながら私の住まいする京都では、公開されませんでしたが
ヨーロッパでの評判が良かったので、DVD化を楽しみにしてた
作品をようやく鑑賞できました。
最初の気球が出現するシーンのゾクゾク感は、まさに監督の
演出に対する巧みさが、よく分かるシーンの一つだと思います。
このクールな映像表現が最後まで持続する事で、緊迫感が増し
だれる事無く、しかし淡々とドラマが進んでいく様はアメリカの
映画では見ることの出来ない、独特の風合いが感じられます。
出演者やロケ地を英国で固めてる点も、作風にマッチしてます。
ストーリーは、気色悪いストーカーの物語、と言う形を借りて
実は「愛」に対する人間の、本質と意味とは何かを考え直す
重いテーマを見る者に問い掛けている、そんな感じの作品。
ですから見る前には、多分サイコ・スリラーを期待される方も
多いと思いますけど、鑑賞後には少し違う事に気づかれると
思います、但しそれは決して悪い余韻では無いと思いますよ。
色使い(やはり赤がポイント)やカメラワークなども、俊逸です。
最近の一発オチ(しかも不発が多い)の作風が多い、ハリウッド
の作品に僻僻している方にお薦めです。
時間のある時に、ゆったり見てもらうと良いと思います。

私は、少数派だと思いますがこのDaniel Craigのボンドには
正直期待してます。見掛けだけの大根役者ばかりの007の中で
Timothy Daltonのボンドは「目」で演技の出来る、初めての
ボンドだったと思います(多分)、CASINO ROYALEも楽しみです。

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愛を言葉でとらえようとするインテリの悲劇

投稿日:2006/05/17 レビュアー:吟遊旅人

 冒頭のシーンは衝撃的だ。赤い気球と緑の大地の対比が鮮やかで禍々しいほど。縄にしがみついて気球を取り押さえようとした男たちは、舞い上がった気球にぶら下げられる恐怖から思わず手を離してしまう。だが、たった一人最後まで手を離さなかった初老の男がいた。彼は高く高く気球とともに舞い上がる。呆然と見上げる地上の人々。ぶら下がった男はやがて力尽きて墜落死した。

 物語のはじめからいきなり墜落死のシーンで、観客の気持ちを動揺させ、続いてその事故に責任を感じた大学教員の悶々とした日々が描写され、やがて恐怖のストーカー男が出現する。

 不気味なストーカー男を演じたリス・エヴァンスがいかにも、という雰囲気を漂わせてとっても怖い。この作品の映像感覚は素晴らしく、ストーカー男に付きまとわれる恐怖がじわじわと迫ってくる。その苛立ちと不気味さを効果的に盛り上げる音楽もうまくからまっている。

 ただし、これは単に「怖い」というだけの映画ではない。別にホラー映画じゃないし。この映画からどんなメッセージを受け取るかは観客によって随分異なりそうだ。ロジャー・ミッチェル監督は「この映画は愛についての熟考でも、愛についてのエッセイでも、あなたが好きなようにとってもらえれば……」(公式サイトより)と語っているように、愛についてなにかを語ろうとするものなのだ。原題は「苦しみに耐えて持続する愛」というぐらいの意味かと思うが、わたしは、愛を言葉でとらえようとする(理性でコントロールしようとする)インテリの悲劇に興味を引かれた。

 ジェイは、恋人クレアとの関係が壊れていくその原因をストーカー男のせいだと思ったかもしれないが、「結局のところ、愛はもっとシンプルなものなのに、そのことを理解していなかった」ことに気づく。行きずりの突発的な事故のせいで日常生活が大きなダメージを受け始め、彼は自分の信念が揺らぐのを感じる。これまで、愛も倫理もすべては科学だと信じてきた。すべては人知によってコントロールされたものであり、コントロールできると自信があったのだ。

 ラストの結末にはさまざまな解釈が成り立ちそうだ。後味はよくないが、余韻もまた残る。

 最後まで画面から目を離さないように。エンドクレジットにワンシーンが追加されています。これがまた怖いかも。

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題名に惹かれて借りたけど・・・ネタバレ

投稿日:2007/03/16 レビュアー:kazupon

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これは邦題で、原題は「ENDURING LOVE」というのですね。
永遠の愛がテーマですか?
私には少々難解な作品でした。
冒頭、真っ赤な気球のシーンは衝撃的。
あの事故は、全く以って不運としか言い様がありません。
あの時、あの突風さえ吹かなければ・・・
たった一人を除いて、男たちは気球から手を離してしまいました。
ジョーもその一人。いつまでも、その事が彼の頭の中を支配し、トラウマになっていきます。「あの時、自分が、みんなが、手を離さなければ、あの男は死なずにすんだかもしれない。」と・・・
ジョーたちの行為(気球から手を離した事)は、緊急非難だと思います。
事故の時に居合わせたジェッドという男が、ジョーに電話をかけてきた事から、異様な事態が訪れます。
何をどう勘違いしたのか、ジョーがジェッドに愛情を持っていると思い込み、ストーカー行為が激しくなっていきます。

イアン・マキューリアンの「愛の続き」を映画化したものだそうですが、その小説を読めば、少しは理解できるのでしょうか?
ド・クレランボー症候群という、恋愛に関係した精神病が題材らしいですが、ジェッドのやる事、言うことは本当に不気味でした。まさしく病的です。
エンドクレジットを観ていると、死んだと思っていた人が現れ、こちらを向いて微笑みますが、あそこは病室でしょうか。




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自分の中の見知らぬ自分に気づいた時

投稿日:2006/05/01 レビュアー:パープルローズ

なかなか中身が濃くて、見ごたえがありました。
大学教授のジョーは、「愛とか道徳なんていうものは幻想にすぎない」と言ってはばからないような、皮肉な男。それなのに、風に流される気球を見て本能的に助けようとしてしまい、その上自分の身に生命の危険がせまると、とっさに気球から手を離して助かってしまう。
もうひとりの男ジェットは、偶然にジョーと同じ事故にまきこまれたことを「神の天啓」だと思い、ジョーに異様な愛情を抱き、執拗なストーカー行為に走る。
ジョーが「幻想にすぎない」と思っていた愛や道徳に振り回され、実は自分の中にあった愛や道徳に気づいて混乱していく様子はなかなかです。
さらに、もし自分がこんな事件に巻き込まれたら、どういう行動をとるのだろうと考えさせられました。

さて、主役のダニエル・クレイグですが、「ダニエルはジェームス・ボンドじゃないわ!ドットコム」みたいなサイトができて、さんざんこき下ろされてますが、これとか「ミュンヘン」とかを見る限り、そんなに悪い役者じゃないと思います。
それよりも007シリーズそのものに継続する価値があるのか、そっちのほうが問題だと思うけど。私なら「オースティン・パワーズ」の続編の方が何倍も嬉しいな。

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Jの悲劇 = 頭でっかちの悲劇ネタバレ

投稿日:2006/06/11 レビュアー:tautou

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 仰ぎ見た気球の不安定さ、大きく広がった気球の血を思わせる赤は、この作品を見事に予告している。イギリス映画らしい、重く、ざらざらした手触りがある。

 気球の事故のトラウマは、ジェッドが現れても現れなくても、クレアとの仲が危うくなるほど激しく深まってしまっただろう。もちろんジェッドに付きまとわれて、ジョーの生活はより混乱していくのだが、インテリの脆弱さが状況を悪化させてしまっている。

 ラストのジョーとクレアを見ていると、この二人これから先大丈夫かしらと心配になる。でも、この頭でっかちの先生は、案外”現実の塊”である子どもが生まれてテンヤワンヤの日常と格闘したほうが気持ちのバランスがとれるようになるのかもしれない。ビル・ナイ演じるお友達に赤ちゃんを急に抱っこさせられたときの、ジョーの反応を思い出すと、そんなふうに思われてちょっと希望がもてる。

 ダニエル・クレイグはきちんと鍛えた筋肉をもった、演技のうまい役者だ。話題のジェイムズ・ボンド役については、これまでのボンド像のファンタジーを背負うタイプではないが、新しいボンドを生み出せそうな、ある種のカッコよさがある。漏れ聞くところでは、体の線の細さを克服して男くさいボンドになろうとして、丸くなりすぎて鋭さがなくなってしまい、緊急ダイエット指令が出されたとか。いろいろ大変ですね。
 

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