クライマーズ・ハイ

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クライマーズ・ハイ / 佐藤浩市
全体の平均評価点:
(5点満点)

43

  • DVD
ジャンル:

「クライマーズ・ハイ」 の解説・あらすじ・ストーリー

『半落ち』の横山秀夫のベストセラー小説を映像化、2005年12月に放映されたTVドラマの後編。御巣鷹山に日航機が墜落したとの一報を得た北関東新聞社。編集局長の粕谷は悠木をデスクに指名する。部下の信頼を失い上司から裏切られた悠木の苦悩が始まる。

「クライマーズ・ハイ」 の作品情報

製作年: 2005年
製作国: 日本

「クライマーズ・ハイ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

クライマーズ・ハイのシリーズ商品


1〜 2件 / 全2件

クライマーズ・ハイ 前編

  • 旧作

20年前に起こった日航ジャンボ機墜落事故を元にした横山秀夫原作小説を映像化、2005年12月に放映されたTVドラマの前編。未曽有の大事故を報道する地元新聞記者たちの興奮と混乱に満ちた1週間を描く。佐藤浩市が全責任を委ねられ苦悩するデスクを好演。

収録時間: 字幕: 音声:
75分 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ACBR10364 2006年05月12日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
42枚 0人 1人

クライマーズ・ハイ 後編

  • 旧作

『半落ち』の横山秀夫のベストセラー小説を映像化、2005年12月に放映されたTVドラマの後編。御巣鷹山に日航機が墜落したとの一報を得た北関東新聞社。編集局長の粕谷は悠木をデスクに指名する。部下の信頼を失い上司から裏切られた悠木の苦悩が始まる。

収録時間: 字幕: 音声:
75分 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
ACBR10365 2006年05月12日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
35枚 1人 1人

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映画版で、これを越えるのはキツイネタバレ

投稿日:2008/07/28 レビュアー:こんちゃん

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 先日、堤真一主演、原田眞人の「クライマーズ・ハイ」を観ました。
 悪くは無かったのですが、今ひとつ釈然としないモノがあったのです。
 なかなかレンタルできなかったNHKのTVスペシャルを観て、
「ああ、先にこれを作られちゃったら、キツイな」
と思いました。それくらいよく出来てます。前後編合わせて約2時間30分。映画版とさほど尺は変わりません。
 このTV版があったから、どこか違った切り口にしなければと言う想いが、映画版を凡作にしてしまったのかも知れません。

 この原作である小説は、「命の重さ」「親子の確執」「家族のありよう」「会社という組織と個人」「真実の重み」と様々なテーマが複雑に絡み合ってます。著者も言っているように、
「事件から18年たったからこそ書ける」
小説だったのだと思います。よふかしさんご指摘の昨今の9.11モノとは違うスタンスなんだと思います。

 これは映画を先に観てしまったからかも知れませんが、TV版は非常にわかりやすい作りになっていて、そのテーマも明確です。ストーリー展開は、ほぼ横山秀夫の原作通りですが、登場人物とその関わり合い・相関関係がとてもわかりやすくなっています。
 映画版でも、安西の息子・凛太郎と衝立岩に登るところから始まり、過去と現在の時間軸を行き来するのですが、不親切な印象です。
 同期の人間が皆デスクになっているのに悠木が何故、部下を持たない遊軍になったのか、その同期の人間や上司とどういう気持ちで向き合うのか、周りが悠木をどう見ているのか、とても丁寧に描写しているので、観ながら混乱することがありません。
 「大久保・連赤」に関しても同様です。映画では「?」と思ってしまうのです。

 ドラマの中でのちょっとしたエピソードに、北関東新聞社に新聞を買いに来た親子の話があります。これによって悠木は、
「日航をトップからは絶対はずせない。地元紙だから、期待してくれる人がいるんだ」
と想いを強くするのです。それは映画もTV版も同じなのですが、TV版ではさりげなく流しながらも(ちょっとセリフで伝えすぎの感はありますが)悠木の決意がよくわかるし、それがフロア全体に波及するのに対し、映画では堤真一がまくし立てるだけで、訳のわからないシーンになってしまっているのです。

 そして、原作に於いてもとても重要だと思われる望月という部下のこと。その従兄弟である望月彩子の思い・・・。映画版ではばっさりカットされているのですが、なんで?と思わざるを得ないのです。前述の悠木が今の立場になったことも、彼の記者という仕事に対するスタンスも明確になるエピソードを削除してしまっています。
 このTV版では、それを明確にすることによって悠木の心の葛藤が浮き彫りにされ、彩子の投稿を読者投稿欄「こころ」に乗せたことによる騒動も記者という仕事のありかたに対するメッセージでもあるのです。
 そういうことも含め、このTV版では、北関東新聞に勤務する男達の、「新聞を作る」と言う仕事に対する熱い思いがあふれているような気がします。嫌な上司、嫌な同期と思われる人物も、あわや殴り合いにならんという怒鳴り合いも、そう言うプライドとプライドのぶつかり合いがなせることであり、皆がこの仕事にプライドを持ち、愛しているんだと言うことがひしひしと伝わってきます。
 NHKだからこそ出来たということもあるでしょうが、TV版には非常にリアリティがあります。
 新聞社内部の様子など、本当のところは私にはわかりませんが、雑多な雰囲気と熱気が感じられます。
 悠木と等々力のケンカの場所にしても、TV版が場末のホルモン焼き屋なのに対し、映画では料亭です。どうも映画は、撮影のしやすさを優先してるんじゃないかと穿った見方をしてしまうのです。
 だいたい、なんで映画では望月のエピソードを削って、意味もない米軍とパンパンだの、悠木と白河社長の関係を臭わせたりしたんでしょう?わけわかんないです。

 前編のエンディングとなる悠木の娘・由香の言葉・・・その一言一言が胸に突き刺さります。悠木に身を置き換え、
「ああ、これがあれば生きていける。記者としてやっていける・・・」
と涙が出てきます。
 前後編に分けたので、前編でひとまず締めなければいけないというエピソードかも知れません。泣けるドラマが良いドラマだと言う訳でもないでしょうが、心に沁みるのです。
 

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違和感

投稿日:2006/10/29 レビュアー:よふかし

 この原作、このドラマはちょっと違うのですけれど、僕が違和感を感じるのは「911映画」というやつです。911同時多発テロから五年、雨後のたけのこのように、事件を扱った作品が公開、紹介されます。『ユナイテッド93』とか『ワールドトレードセンター』(?)とかですが、すでにこの「911映画」という表現が、なんかイヤですね。そんな軽いもんですかね。

 そういう映画を観るのは、ノンフィクション的な興味なんでしょうか、それともワイドショー的な興味なんでしょうか。いずれにしても、まだ生々しい人の死を消費している行為であるという自覚、後ろめたさは必要ではないでしょうか。
 たとえば、この『クライマーズ・ハイ』の背景である日航機事故を、克明に描いたドキュメントタッチの映画は日本ではつくられません。もしつくられたら、観たいですか? 500人の死をドラマとして。
 僕は、観たくないです。事実をきちんと知ることと、その死を必然的に美化して消費することとは別だと思います。つぎつぎと公開される「911映画」の情報、これを誉めそやす人の意見に違和感を感じるのはこういう点です。もし「911映画」を観るときには、残酷記録映画を観るような興味の持ち方をしていないか、厳しく自分に問いかけたいと考えています。そういう興味の持ち方でもかまいませんが、下劣だと思うからです。
 そういう視点で、『クライマーズ・ハイ』を観ることにしました。実のところ、吉岡忍『墜落の夏』という秀作ノンフィクションや、山崎豊子『沈まぬ太陽』など真摯な姿勢の作品、その他覗き見趣味的ないくつかの本も目を通してきました。横山秀夫のやや生真面目な原作も読んでいます。すると、これがなかなか、こう表現してよいのか、面白かったのです(後編に続く)。

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観終わった後の感動は、原作と変わらないネタバレ

投稿日:2008/07/28 レビュアー:こんちゃん

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 この作品のタイトルが「クライマーズ・ハイ」であることの理由が、このTV版ではよくわかるのです。前編の冒頭、安西が悠木に「クライマーズ・ハイ」について説明し、図書館での末次の言葉がそれを強調します。
 悠木が「日航全権デスク」として、決断を迫られるときに、その意味がまざまざとわかるのです。
「もうすぐ頂上と言うときに、絶望的な状況だとする。プロならそこから引き返せるが、アマチュアは無理をして頂上を目指す」
「 このままGoを出せば、スクープを抜けるかもしれない。しかし、それは確証の無いことで、真実ではない」
 そこで引き返すのは、意気地なしなのか・・・。
「結局、おまえは中央に負けたんじゃない。いつも、おまえはお前自身に負けてるんだよ」
 どちらが正しいかなんて、たぶん誰にも判断は出来ないのです。

 前編で、
「長野か、群馬か・・・」
 この後編で、
「圧力隔壁原因説をブチあげるか・・」
と言う悠木の葛藤が、見事に描かれています。横山秀夫の小説は人間心理を緻密に描くことを旨としているので、そこまでの葛藤を描くには時間が足りませんが。
 映画版では、それがほとんど描かれていないように思います。これは役者の差では無いのだと思います。
 堤真一が佐藤浩市よりも劣るとは決して思いません。器用さという面では堤真一の方がはるかに上でしょうし、事実映画版での演技も決して恥じるようなモノではありません。
 佐山を演じた映画版の堺雅人、TV版の大森南朋、甲乙付けがたいです。堺雅人が北関に戻ってきたときの鬼気迫る表情など、何年に一度とも言える演技でしょう。
 社長室もさほど立派じゃないし、白河社長の杉浦直樹は、はり倒したくなるほど嫌な奴です。でも新聞を作る人間としての矜持もちょっと感じられるのです。
 光石研も日頃の役柄と違って、程良く嫌な奴です(笑)
 逆に松重豊はいつもと違って、いいヤツです(笑)
 他の役者達も、映画版でもTV版でも皆それぞれに素晴らしい演技をしています。望月彩子(TV版のみ)の石原さとみは、ちょっと違うような気がして、他の女優の方が良かったんじゃないかと思いますけど・・・。
 映画版の玉置(尾野真知子)は頑張ってますけど、そもそも必要が無いのに無理やり作った役ですから・・・。
 それだけ、皆が素晴らしい演技をしているのに、このTV版の焼け付くような緊迫感と、映画版の凡庸さの違いはやはり、脚本と演出の責任なんでしょう。

 ラストの衝立岩における、息子が打ち込んで置いたハーケンの意味が、このTV版では非常によくわかり、ちょっと涙が出そうになるのですが、映画版では訳がわかりません。ニュージーランドのシーンなんて、なんの為なんだか・・?
 予算がいっぱいあるから、ちょっと海外ロケでもやってみるか・・・なんてことじゃないよねえ・・・。

 このTV版でも映画版でも、新聞社内での葛藤やピリピリした緊張感はあります。しかし、何十年に一度という大事故が起きたときの緊張感がもたらすものがTV版にだけあるような気がします。新聞社の怒鳴り合いが迫力があるということなら、御巣鷹山の日航機事故である必要はどこにもないのです。
 長大な原作の中から、不要なモノは大胆に削除し、事故と原作の持つ真摯さ、厳しさを見事に真っ向から映像化しているのが、このTV版でしょう。
 壮絶で悲惨な事故を扱いながら、観終わった後に何というか爽やかな感動のような気持ちが残る秀作です。横山秀夫の原作を読んだときも同じ様な気持ちになったのです。
 映画版を観て感動した人も、何も感じなかった人も、映画版を観ていない人にも、是非観ていただきたい作品です。

 なんせ、よふかしさんが80点付けてるんですよ!

 

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ドラマにしとくのもったいない。ネタバレ

投稿日:2007/11/19 レビュアー:MonPetit

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ドラマだったらしのですが、日航機墜落を絡めた地元の新聞記者のお話。
仕事、家庭、友情。。。どこにでもありそうな男気のある男。
だけどどこかうまくいかない。その葛藤と虚無感、脱力感。身にしみる思いがします。
私は登山はやりませんが、
事故現場についての記事や現場記者のセリフにはハッとさせられるものがあり
心の奥底からこみ上げるような恐怖感を感じた。
「事故現場なんかじゃない。地獄だった。。」本当にそうだったんでしょうね。
胸が痛くなります。

ドラマにしておくのは非常にもったいない。
クオリティの高い作品です。

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ハイになってるかい?ネタバレ

投稿日:2006/10/30 レビュアー:よふかし

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 前編は終盤の、深夜の焼肉店での「佐藤浩市vs.岸部一徳」が実に面白くい。男たちのぶつかり合い、怒鳴り合いを堪能しました。記者の生態もリアルですが、「大久保」「連赤」などはあまり説明がないので、少し分かりにくいかもしれません。
 不特定の視聴者に向けたテレビドラマであることや、原作に由来する性善説的な優しい人間観が、物語を予定調和なものにしていますが、この後編では、ドラマティックな展開とともに本作の重大なテーマが鮮明に描き出されます。
 事故原因をめぐるスクープ記事の成否、事故で死んだ記者の親族の女子大学生の投書というふたつの挿話を通じて、本作は、日航機事故のような大事件の何が、どう伝えられるべきなのか、と問います。それは同時に、読者つまり僕たちは、何を知りたいのだろうかとも問うています。
 記者も、読者も、大事故を前にして興奮し、冷静に判断することが出来なくなっている。普通の交通事故(遺族にとっては「普通」であることなどありえないのですが)はすぐ忘れ去られるが、大事故やテロによる死は、いつまでも記者を、人を惹きつけ続ける。人の死は、等価ではない。

 そりゃーそうだ、何十年にいっぺんの大事件だ、事件は社会に警鐘を鳴らしているんだから。ドラマの中の記者たちも、そんなようなことを考えてます。
 でもどうなんだろう。
 登山の最中、興奮して冷静な判断が出来なくなることが「クライマーズ・ハイ」。もっとも恐ろしいのは、ハイな状態が長く続いたときで、それが切れると、圧倒的な恐怖に襲われて、身動きすらできなくなってしまうこと。だから、時には立ち止まり、時に引き返すことを考えなければならないんじゃないか、と作品は言います。
 僕はどうなんだろう? さまざまなメディアに耽溺して、ハイになってるんだろうか? 
 一見、甘い家族愛の物語ながら、本作が現代人に突きつけている主題は実に重い。アメリカの自己陶酔の気配が漂う「911映画」を見る気がしない方は、ぜひどうぞ。
 ジャズっぽい音楽もドラマらしくてよろしいですね。80点。

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