ダンシング・ハバナ

　ハイ、「ダンシング・ハバナ」。原題は「ダーティ・ダンシング2」言うんですね。
「ダーティ・ダンシング」。あの「ゴースト」に出演していたパトリック・スウェイジ主演の作品ですね。とっても踊りが上手でしたね。はい、この「ダンシング・ハバナ」にもこのパトリック・スウェイジ、ダンスのインストラクターとしてチラッと出演してますね。でもこの映画では主演ではありませんね。
　主演はロモーラ・ガライ、アメリカからキューバに来た女の子ですね。イギリス・ロンドン出身の若手女優さんですね。父親の仕事の都合でいやいやつれて来られたキューバで素敵な現地の男の子に出会うんですね。はいそれがディエゴ・ルナですね。ディエゴ・ルナは女性に人気があります。「天国の口、終りの楽園」に出演しヴェネチア国際映画祭にて最優秀新人賞をを受賞してるんです。この映画でもとっても可愛いですね。初々しい演技でです。
　二人の若さが溢れる映画です、青春ですね。サルサのリズムにヒエラルキー問題やキューバの革命も絡めて、ちょっとラブストーリーに幅を持たせてますね。
　ハイ、とってもキュートでチャーミングな映画です。御覧なさい。

　 さよなら、さよなら、さよなら

金持ちのお嬢さんと貧しい若者の身分違いの恋という設定は、８７年のダーティダンシングと変わりません。時代設定はキューバ革命の直前なので、前作よりも前ということになりますね。
前作のヒーロー、パトリック・スウェイジはいかにもダンスで鍛え上げた肉体で、ダンスもちょっとセクシーすぎて、私はそれほど好きではありませんでした。それに対して、こちらの主人公ディエゴ・ルナは線は細いのですが、ダンスもなかなかうまいし、なによりも顔だちが私の好みで、もうメロメロになってしまいました。たぶん「ターミナル」なんかより、こちらの方が先に作られてたんだと思うのですが、まだまだ少年ぽさが残っていて、それがまたよい！
ストーリーなどは２の次で、ひたすらダンスとディエゴを楽しみたい映画です。ダンスコンテストで最後まで踊れず終わってしまったのが、とても残念だった。
元祖のパトリック・スウェイジがダンスインストラクター役で出演しています。

　お堅い女子高生が主役だけあって、ヒーローとヒロインはとても初々しく、映画は明るく爽やか。今の若者みたいに、一目合ったその瞬間にベッド・イン、なんていうお手軽なことはしない。

　とにかくお行儀のいい映画だ。だからダンスもお行儀よく、物語もお行儀よく、仇役のはずの社長の息子というのも実にお行儀良く、全然悪者に見えない。ハビエルの父親が革命派で政府軍によって虐殺されているという設定もあまり生かされているとは思えず、とにかくストーリー的にはスイスイホイホイと話が進む感じで、なにも引っかかってくるものがない。
　
　でもおもしろくないというわけではなく、実に見やすいというか、のんび気楽に見られる映画なのだ。場末のクラブで情熱的に踊りまくるキューバの人々は汗まみれになっていて、いかにも熱気を感じさせるのだが、ヒロインたちが踊る場面はまったく暑苦しさを感じさせない。ひたすら爽やか、涼しげだ。ダンスも驚異的にうまいというわけでもなく、こんなんでダンス大会で優勝できるんだろうか、とちょっと心配になる。

　本作は少し前に見た「サルサ！」に比べると感動的な場面やユーモアに欠けるし、ダンスの迫力もかなわない。

ガラリーナさんも壊れそうになってましたけど納得。
ディエゴがホントいいです。
「天国の口 終わりの楽園」ではそれほど感じなかったけれど
この「ダンシング・ハバナ」のディエゴは最高！

もう、すっかりウットリ、メロメロですよ。
主人公のケイティが一目惚れするのも当然。

ラテンの音楽もダンスも素敵です。
アントニオ・バンデラスの「レッスン」もラテンダンスが
良かったけれど、あちらが大人の魅力なのに対して
こちらは若くて情熱的なディエゴの魅力。
ちょっとはにかんだような視線がたまりません。

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ストーリーは父の転勤で革命前のキューバへ来たケイティーの青春loveロマンスにdanceを入れたって感じ。
同世代の子供を持つ親なら必ずぶつかる青春のロマンスへのとまどい。裕福な家庭に育ったケイティーと貧困生活を続けるハビエル。ウエイターとして働くハビエルと知り合ったケイティーはラテンのdance、サルサにはまっていき、danceコンテストへ。
期待してみただけに脚本の悪さには呆れてしまいました。
カメラもdanceを上手く撮っては居ない。迫力感に欠けるのだ。
普通の映画ですね。５，1Channelで観たから、音楽で救われました。60点。テレビの放映を待ちましょう。