こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
1〜 6件 / 全6件
「北の国から」の倉本聰が寺尾聰主演で贈るTVドラマの第1巻。息子・拓郎が起こした交通事故で妻を失った勇吉は、息子と別れて北海道・富良野で喫茶店を経営していた。一方、拓郎は母の親友・朋子の勧めで富良野の陶芸窯で働いていた。第1話と第2話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
104分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70721 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 2人 | 1人 |
寺尾聰や嵐の二宮和也、長澤まさみが共演したTVドラマの第2巻。勇吉の喫茶店の従業員・梓は拓郎に親しみを抱くようになり、彼の家に足を運ぶようになる。その一方で、借金の頼みとはいえ常連客に冷たく対応する勇吉に怒りを覚える。第3話と第4話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70722 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
17枚 | 1人 | 2人 |
「北の国から」の倉本聰が寺尾聰主演で贈るTVドラマの第3巻。勇吉と拓郎が親子であること、そして拓郎が母を交通事故で死なせてしまったことを知った梓。彼女はふたりを仲直りさせるため、お互いを会わせようとするが…。第5話と第6話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70723 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
13枚 | 2人 | 0人 |
寺尾聰や嵐の二宮和也、長澤まさみが共演したTVドラマの第4巻。拓郎が自分の近くにいることを知った勇吉だったが、彼への悪意は拭い切れない。一方、勇吉と会わせようとしたことで拓郎に拒絶された梓は意外な行動に出てしまう。第7話と第8話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70724 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
12枚 | 2人 | 2人 |
「北の国から」の倉本聰が寺尾聰主演で贈るTVドラマの第5巻。陶芸展に向けて制作に没頭する拓郎は、かつての家庭教師・堂本から勇吉が自分に会いたがっていることを聞く。拓郎は勇吉に会える資格を得るために前を見つめるが…。第9話と第10話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
93分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70725 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
13枚 | 4人 | 2人 |
寺尾聰や嵐の二宮和也、長澤まさみが共演したTVドラマの第6巻。拓郎は過去を清算しようと、勇吉との確執の要因でもある刺青の箇所に自ら火傷を負わせる。今まで以上に制作に勤しむ彼を見兼ねた朋子は梓を呼び出し、事情を話す。最終第11話を収録。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
58分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBC70726 | 2005年07月06日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
14枚 | 0人 | 5人 |
1〜 6件 / 全6件
DVD
1〜 6件 / 全6件
1〜 6件 / 全6件
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
これは、かみさんがとても気に入っていたドラマです。倉本聰という人は、人間の内面を表現するのがとても上手な人ですね・・・。
昔、「北の国から」が一大ブームだった頃、友人達が毎週その感想を述べあっていました。私は、そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち、実際に放映している間、一度も観ることはありませんでした。
ところが後日、レンタルビデオ店に並んでいる「北の国から」を見て、つい出来心でレンタルしてしまい・・・はまりました。
近年、というよりも当時から「スローライフ」というものは取りざたされており、本当の人間らしさというものを誰もが模索しているのでしょう。でも、ドラマでそういうことを言われても、所詮作り物だと感じてしまうような気がしたのです。でも、それは「北の国から」を通して観ることでうち砕かれました。
「作り物でもかまわないじゃないか。人の心を打つものを見せてもらえるのなら、それは素直に感動しようよ」
とね・・・。
この「優しい時間」は、そういう意味で、作り物でありながら、極限のリアリティーを追求しているような気がします。寺尾聡の演技は、木訥としていて、しかも強い気持ちを持ち続ける、日本の男の底力を見せつけてくれるようです。雷オヤジもいいでしょうが、こういう多くを語らない男の背中に憧れを感じてしまいます。
ゆるやかに流れる時間(実際には、1日は24時間だし、1時間は60分と、同じなのですが、本当にゆっくり流れているような錯覚に陥ります)の中で暮らす人たち。その人達の中にも、様々な思いがあり、心の葛藤もあるのです。なにも考えずにのほほんとくらせることが「スローライフ」ということではないのです。
本作では「父と子の断絶」から、その絆の再生がテーマでしょうが、そんなふうに一言では書き表せないものが、ぎゅっと詰め込まれているようです。マスター(勇吉)が淹れるコーヒーも、森のカレーもとても暖かそうで、香りまで感じられそうな気がします。私にとっては、「かもめ食堂」よりも、このドラマの「生活感のあふれたスローライフ」の方が癒されるのです。
おそらくは、普通のドラマよりも、制作費も時間もたくさん使われている映像美も一見の価値有りです。
このレビューは気に入りましたか? 20人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
アズは、拓郎とマスターが親子だと知り、何とか二人を引き合わせようとする。
マスターに紹介したい男性がいるからと、勇吉を美瑛まで連れ出すのだった。
一方、拓郎にペンダントを渡し、もう一つクリスマスプレゼントがあると言う。拓郎は、アズが勇吉を連れて来た事を知り、「余計な事をするな!」とその場から逃げるように走り去る。
勇吉はその後姿を見てしまい、何故、ここに拓郎が!?と動揺するのだった。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
アズは、悪気があってやったのではない。
3年前の事故をきっかけに、距離をおいてしまったこの親子を、何とか和解させたかっただけなのだ。
残念なことに、お互いに会いたいと思いながらも、連絡が取れないでいる二人の胸の内を、アズは推し量る事ができなかったのだ。
親切心からかも知れない。誰かがきっかけを作ってやらなければ、なかなか会う機会は巡って来ないかも知れない。
しかし、私は余計なお世話だと思う。
アズは、自分の物差しで測っているだけなのだ。
一つ、思い出したことがある。
私が8年前に病気をした時、高校時代からの友人が、同じ病気をした人の体験談集を届けてくれたのだ。そして、私が病気に負けないようにと、患者の会まで探し、その上、ある信仰まで紹介してくれようとしていた。
彼女が私を心配してくれているのは分かるし、ありがたいと思った。でも、そっとしておいて欲しかった。
「毎日、あなたの事を思って、お祈りしているわ。」
そんな彼女の言葉に苛立ちすら覚えた。そして、私は言ってしまったのだ。
「ありがとう。でも、私の事を祈ってくれるのに、いちいち、私に伝えてくれなくてもいいじゃない!?あなた一人で、陰でそっと祈っていてよ。」
ひどい言葉をぶつけたものだと思う。
本当に私の身を案じ、彼女なりに心を尽くしてくれたのだと、ちゃんと分かっている。
それでも、私には耐え難いほど彼女の気持ちが重たく、煩わしく感じていた。
アズの行為と私の体験は、全く意味合いが違うものかもしれないが、相手のことを思うのであれば、自分の気持ちを満足させるよりも、やはり、見守りながら時間をかけて、機が熟すのを待つのも、思いやりの一つだと思っている。
このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
常連客の音成がやって来て、彼の経営する電気店を倒産から救うためにお金を貸して欲しいと頭を下げます。
勇吉は「友達の間で、お金の話を持ち出してはいけない。利害関係が生じると、友情なんてあっけないものだ。」と冷たく突き放します。
アズは店の売り上げが合わない時に、自分のお金でやり繰りして帳尻合わせをしていました。
今回、いつものように帳尻合わせの為、多かったお金をエプロンのポケットに入れたのを見つかってしまったのでした。
盗もうとしたのではなく、余ったお金を除けておいただけだと主張するアズ。悪気がなくても、誤解されるような事をしてはいけないと諭されますが、「もう、辞めます」と、アズは店を飛び出して拓郎のもとへ向かいます。
そして、泥棒扱いされたことや、音成の金の無心の件を持ち出し、「あんなオヤジ大嫌い!」と悪口を言い始めるのでした。
あまりの言いように、拓郎は「それでも俺の親父だ。悪口はやめろ」とマスターと親子であることを告げてしまいます。
勇吉は妻のめぐみに、自分は人に対して厳しすぎるだろうか?と問いかけます。
アズとの間で起きた、店の収支に関しての口論。
音成の借金の申し出の拒否。
過去の拓郎との会話。
勇吉は、無意識のうちに周囲の人を傷つける冷たい面が、自分にはあるのかも知れないと、めぐみに話します。
「自分は、人を傷つけるくらいなら、自分が傷つけられた方がいいと思っているのにな」
この後、パトカーがやって来て・・・
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
自分を律する気持ちの強い人は、他人にも同じ事を求めてしまいます。
決して間違ってはいないのだけれど、何となく冷たいとか・・・
お金にまつわる事は、難しいです。
親しい間柄ほど、お金の貸し借りをしてはいけないと、昔からいいますよね?
めぐみが「そんな人も世の中には必要なのよ。」と言いますが、何の慰めにもなりません。良かれと思ってした事でも、それが不本意な結果になれば、人は悔やみ、自分を責めるものです。
観終わって、やりきれない気持ちを感じつつ、平原綾香の歌う「明日」が心にしみて来ました。聞くたびに、いい曲だと思います。
このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
1200度もある真っ赤に焼けた陶器を 自分の左腕に押し付け、「昔がひとつ清算できた。」という拓郎。
まだ熱も下がらないのに、痛む腕をかばいながら、片手で作品作りを続けます。
そして、ついに満足のいく作品が完成し、拓郎は出品する前に勇吉に見せに行きます。
「拓」と名前が彫られた抹茶茶碗を眺め、「見事だ。」と、勇吉。
拓郎はシャツを脱ぎ、火傷の傷を父に見せます。そして、涙をこぼしながら謝るのでした。
「自分で焼いたのか。」勇吉の目にも涙が・・・
父も息子に謝り、しばらく涙を流しながら二人は互いを見つめあいます。やっと、この親子にも「雪解け」の時が訪れたのでした。
アズを送って行った拓郎の帰りを待ちながら、二階からワインを持って勇吉が戻ってくると、めぐみが今までそこにいて、まるでコーヒーを飲んでいたかのように、コーヒーカップだけがありました。
エンドクレジットで、いつも通りの「森の時計」の様子や登場人物たちの日常が映し出されていきます。
そこには「優しい時間」が流れ、勇吉を優しい気持ちにし、離れていた親子を再び結び付けてくれた、優しい人々がいました。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
2005年、フジテレビの木曜10時のドラマでした。
所々、見のがした回がありましたが、今回、夕方の再放送での再見となりました。
父と息子の「断絶」と「雪解け」を主に描いたドラマでしたが、マスター役の寺尾聰の、あの独特の台詞の間合いと、演技派で知られる二ノ宮君の「父から拒絶されている息子」の孤独と苦悩の演技がとても素晴らしかったです。
大竹しのぶのゆったりとした台詞も「優しい時間」を感じさせてくれました。
「優しい時間」は、ただそこに流れているのではなく、厳しい冬の季節を通り抜けた人々が、それを感じる事ができるのでしょうか?
店内にあった壁掛けの言葉。
『森の時計は ゆっくり時を刻む』
その後には『だけど、人間の時間は どんどん早くなる』
と続くのだそうです。
このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:34件
投稿日
2007/10/09
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
これは、かみさんがとても気に入っていたドラマです。倉本聰という人は、人間の内面を表現するのがとても上手な人ですね・・・。
昔、「北の国から」が一大ブームだった頃、友人達が毎週その感想を述べあっていました。私は、そのあざとい雰囲気に警戒感を持ち、実際に放映している間、一度も観ることはありませんでした。
ところが後日、レンタルビデオ店に並んでいる「北の国から」を見て、つい出来心でレンタルしてしまい・・・はまりました。
近年、というよりも当時から「スローライフ」というものは取りざたされており、本当の人間らしさというものを誰もが模索しているのでしょう。でも、ドラマでそういうことを言われても、所詮作り物だと感じてしまうような気がしたのです。でも、それは「北の国から」を通して観ることでうち砕かれました。
「作り物でもかまわないじゃないか。人の心を打つものを見せてもらえるのなら、それは素直に感動しようよ」
とね・・・。
この「優しい時間」は、そういう意味で、作り物でありながら、極限のリアリティーを追求しているような気がします。寺尾聡の演技は、木訥としていて、しかも強い気持ちを持ち続ける、日本の男の底力を見せつけてくれるようです。雷オヤジもいいでしょうが、こういう多くを語らない男の背中に憧れを感じてしまいます。
ゆるやかに流れる時間(実際には、1日は24時間だし、1時間は60分と、同じなのですが、本当にゆっくり流れているような錯覚に陥ります)の中で暮らす人たち。その人達の中にも、様々な思いがあり、心の葛藤もあるのです。なにも考えずにのほほんとくらせることが「スローライフ」ということではないのです。
本作では「父と子の断絶」から、その絆の再生がテーマでしょうが、そんなふうに一言では書き表せないものが、ぎゅっと詰め込まれているようです。マスター(勇吉)が淹れるコーヒーも、森のカレーもとても暖かそうで、香りまで感じられそうな気がします。私にとっては、「かもめ食堂」よりも、このドラマの「生活感のあふれたスローライフ」の方が癒されるのです。
おそらくは、普通のドラマよりも、制作費も時間もたくさん使われている映像美も一見の価値有りです。
投稿日
2007/01/31
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
アズは、拓郎とマスターが親子だと知り、何とか二人を引き合わせようとする。
マスターに紹介したい男性がいるからと、勇吉を美瑛まで連れ出すのだった。
一方、拓郎にペンダントを渡し、もう一つクリスマスプレゼントがあると言う。拓郎は、アズが勇吉を連れて来た事を知り、「余計な事をするな!」とその場から逃げるように走り去る。
勇吉はその後姿を見てしまい、何故、ここに拓郎が!?と動揺するのだった。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
アズは、悪気があってやったのではない。
3年前の事故をきっかけに、距離をおいてしまったこの親子を、何とか和解させたかっただけなのだ。
残念なことに、お互いに会いたいと思いながらも、連絡が取れないでいる二人の胸の内を、アズは推し量る事ができなかったのだ。
親切心からかも知れない。誰かがきっかけを作ってやらなければ、なかなか会う機会は巡って来ないかも知れない。
しかし、私は余計なお世話だと思う。
アズは、自分の物差しで測っているだけなのだ。
一つ、思い出したことがある。
私が8年前に病気をした時、高校時代からの友人が、同じ病気をした人の体験談集を届けてくれたのだ。そして、私が病気に負けないようにと、患者の会まで探し、その上、ある信仰まで紹介してくれようとしていた。
彼女が私を心配してくれているのは分かるし、ありがたいと思った。でも、そっとしておいて欲しかった。
「毎日、あなたの事を思って、お祈りしているわ。」
そんな彼女の言葉に苛立ちすら覚えた。そして、私は言ってしまったのだ。
「ありがとう。でも、私の事を祈ってくれるのに、いちいち、私に伝えてくれなくてもいいじゃない!?あなた一人で、陰でそっと祈っていてよ。」
ひどい言葉をぶつけたものだと思う。
本当に私の身を案じ、彼女なりに心を尽くしてくれたのだと、ちゃんと分かっている。
それでも、私には耐え難いほど彼女の気持ちが重たく、煩わしく感じていた。
アズの行為と私の体験は、全く意味合いが違うものかもしれないが、相手のことを思うのであれば、自分の気持ちを満足させるよりも、やはり、見守りながら時間をかけて、機が熟すのを待つのも、思いやりの一つだと思っている。
投稿日
2007/01/26
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
常連客の音成がやって来て、彼の経営する電気店を倒産から救うためにお金を貸して欲しいと頭を下げます。
勇吉は「友達の間で、お金の話を持ち出してはいけない。利害関係が生じると、友情なんてあっけないものだ。」と冷たく突き放します。
アズは店の売り上げが合わない時に、自分のお金でやり繰りして帳尻合わせをしていました。
今回、いつものように帳尻合わせの為、多かったお金をエプロンのポケットに入れたのを見つかってしまったのでした。
盗もうとしたのではなく、余ったお金を除けておいただけだと主張するアズ。悪気がなくても、誤解されるような事をしてはいけないと諭されますが、「もう、辞めます」と、アズは店を飛び出して拓郎のもとへ向かいます。
そして、泥棒扱いされたことや、音成の金の無心の件を持ち出し、「あんなオヤジ大嫌い!」と悪口を言い始めるのでした。
あまりの言いように、拓郎は「それでも俺の親父だ。悪口はやめろ」とマスターと親子であることを告げてしまいます。
勇吉は妻のめぐみに、自分は人に対して厳しすぎるだろうか?と問いかけます。
アズとの間で起きた、店の収支に関しての口論。
音成の借金の申し出の拒否。
過去の拓郎との会話。
勇吉は、無意識のうちに周囲の人を傷つける冷たい面が、自分にはあるのかも知れないと、めぐみに話します。
「自分は、人を傷つけるくらいなら、自分が傷つけられた方がいいと思っているのにな」
この後、パトカーがやって来て・・・
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
自分を律する気持ちの強い人は、他人にも同じ事を求めてしまいます。
決して間違ってはいないのだけれど、何となく冷たいとか・・・
お金にまつわる事は、難しいです。
親しい間柄ほど、お金の貸し借りをしてはいけないと、昔からいいますよね?
めぐみが「そんな人も世の中には必要なのよ。」と言いますが、何の慰めにもなりません。良かれと思ってした事でも、それが不本意な結果になれば、人は悔やみ、自分を責めるものです。
観終わって、やりきれない気持ちを感じつつ、平原綾香の歌う「明日」が心にしみて来ました。聞くたびに、いい曲だと思います。
投稿日
2007/02/06
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
1200度もある真っ赤に焼けた陶器を 自分の左腕に押し付け、「昔がひとつ清算できた。」という拓郎。
まだ熱も下がらないのに、痛む腕をかばいながら、片手で作品作りを続けます。
そして、ついに満足のいく作品が完成し、拓郎は出品する前に勇吉に見せに行きます。
「拓」と名前が彫られた抹茶茶碗を眺め、「見事だ。」と、勇吉。
拓郎はシャツを脱ぎ、火傷の傷を父に見せます。そして、涙をこぼしながら謝るのでした。
「自分で焼いたのか。」勇吉の目にも涙が・・・
父も息子に謝り、しばらく涙を流しながら二人は互いを見つめあいます。やっと、この親子にも「雪解け」の時が訪れたのでした。
アズを送って行った拓郎の帰りを待ちながら、二階からワインを持って勇吉が戻ってくると、めぐみが今までそこにいて、まるでコーヒーを飲んでいたかのように、コーヒーカップだけがありました。
エンドクレジットで、いつも通りの「森の時計」の様子や登場人物たちの日常が映し出されていきます。
そこには「優しい時間」が流れ、勇吉を優しい気持ちにし、離れていた親子を再び結び付けてくれた、優しい人々がいました。
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・
2005年、フジテレビの木曜10時のドラマでした。
所々、見のがした回がありましたが、今回、夕方の再放送での再見となりました。
父と息子の「断絶」と「雪解け」を主に描いたドラマでしたが、マスター役の寺尾聰の、あの独特の台詞の間合いと、演技派で知られる二ノ宮君の「父から拒絶されている息子」の孤独と苦悩の演技がとても素晴らしかったです。
大竹しのぶのゆったりとした台詞も「優しい時間」を感じさせてくれました。
「優しい時間」は、ただそこに流れているのではなく、厳しい冬の季節を通り抜けた人々が、それを感じる事ができるのでしょうか?
店内にあった壁掛けの言葉。
『森の時計は ゆっくり時を刻む』
その後には『だけど、人間の時間は どんどん早くなる』
と続くのだそうです。
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
優しい時間
(C)2005フジテレビ