ヴェルディ：歌劇「ドン・カルロ」全曲

歌劇「ドン・カルロ」を映像で始めてみました。
ＣＤ等では，何回か聞いたことはありますが，ＤＶＤで見て演出の妙もさることながら，各出演者の表情が大変豊かで感動しました。
特にドン・カルロ役のパヴァロッティは，最高ですね。
周りの出演者を圧倒する迫力，世紀のティーナですね。
オペラのＤＶＤもだいぶ発売されてきていますが，値段が高いし品数か少ないので，見る機会が少ないまた，生の公演は，値段が高いし，地方での公演は，皆無である。

是非，オペラ，歌舞伎，などの作品のＤＶＤレンタルを増やしてほしい。映画やアニメに飽きた人や新しい文化を求めている人には，必要です。
ＴＳＵＴＡＹＡさんの努力を期待しています。
次は，ウィーン歌劇場の「魔笛」，「フィガロの結婚」などお願いします。

ヴェルディの傑作オペラ映像の初ＤＶＤ化。９２年スカラ座でのライヴ収録された「ドン・カルロ」ＤＶＤの決定版と言う触れ込みに違わず、超一流の出演メンバーと指揮者ムーティーの渋いマスクが見る人を魅了する。
大掛かりな舞台装置と大勢の出演者の為、なかなか舞台では上演されず、されたとしても高価で簡単には庶民に手が出ない。
せめて、この様な素晴らしい映像で鑑賞できることは幸せと言うほか無い。

この盤です。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ヴェルディ：歌劇『ドン・カルロ』全曲［イタリア語・4幕版］

ルチアーノ・パヴァロッティ（T：ドン・カルロ）
サムエル・レイミー（Bs：フィリッポ2世）
ダニエッラ・デッシ（S：エリザベッタ）
ルチアナ・ディンティーノ（Ms：エボリ公女）
パオロ・コーニ（Br：ロドリーゴ）
アレクサンダー・アニシモフ（Bs：大異端審問官）
マリオ・ボロネージ（T：使者）
オルフェオ・ザネッティ（T：レルマ伯爵）
ヌッチ・フォーチレ（S：天の声）

ミラノ・スカラ座管弦楽団＆合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

ライヴ録音：1992年12月　ミラノ、スカラ座

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

もう20年以上になるのですね。

この盤は、
ルチアーノ・パヴァロッティの圧倒的な高音の魅力につきます。

彼を聴くための1枚と言ってよいかもしれません。

レイミーの２世は、全く好みではないので、敬遠してきたのです。
この役は、シェリル・ミルンズという最高のベルディ歌いにやってもらいたい。

パヴァロッティ、ミルンズの共演の「ドン・カルロ」は、どうも無さそうです。
1回くらいメトポリタン歌劇場（N.Y.）であったのではないか……。

二人の共演は、次の盤で聴けます。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝−＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ヴェルディ：歌劇『トロヴァトーレ』全曲［イタリア語・4幕版］

ルチアーノ・パヴァロッティ（T：マンリーコ）
シェリル・ミルンズ（Bｒ：ルーナ伯爵）
エヴァ・マルトン（S：レオノーラ）
ドローラ・ツァーイック（Mｓ：アズチェーナ）
ジェフリー・ウェルズ（Bｓ：フェランド）
アレクサンダー・アニシモフ（Bs：大異端審問官）

メトロポリタン歌劇場管弦楽団＆合唱団
ジェイムズ・レヴァイン（指揮）
ライヴ録音：1988年10月　ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

無いものねだりのレビューで、申し訳ございません。

パヴァロッティの高音の正確な美しさ、明るさに魅せられている者です。

オペラを全部通して観たのは初めて。歌唱自体が好きではないので（特にソプラノ）、やっぱりオペラも好きではなかった。
高額な金銭を出して観に行って、この感想だったら哀しいので良い体験だった。

この物語は史実だそうで、中世は嫌な時代だったんですね〜。