ケネディー家の妻（おんな）たち

　長編のテレビドラマということらしく、前・後編に分かれています。俳優たちが実在の人物とあまり似ていなくて、最初は違和感がありますが、ドラマが進んでいくと気にならなくなります。

　どういう選択が正しいのか、何が幸せなのか、なんて誰にも分らない。自分の自由や本当の願望をたとえ犠牲にすることになったとしても、得られる地位や名誉はとてつもなく大きい。そういう人生を自ら覚悟して選んだ、３人の女性の物語。高名なケネディ家に嫁いだ女性たちの生き方を通して、常人には測り知れない、アメリカ政治の内側をも描いている。

　それにしても、政治家の妻とは、何というたいへんな立場だろう。もはや家庭の単なる主婦ではなく、公的な地位であり、特殊な職業の域に達している。妻の努力やどれだけ有能かが、夫の政治家としての評価でさえ左右しかねない。その責務の重さは、夫の浮気に対する私的な苦しみなど、超越しているのかもしれない。多大な妻の貢献なしには、その地位を保つことも難しいのに、平然と妻を裏切れる夫の心理とはどういうものだろう。とうてい理解し難い。女癖は家系の遺伝だなんて笑わせる。

　３人の女性それぞれに個性は違っていながら、ケネディ家の政治家の妻として困難を共有し、互いに協同し合っていたのに、立場が変わっていくにつれて、再び離反していってしまうのがとても切ない。

この作品に描かれていることが全てでは無いのでしょうが、この作品を観てジャッキーという人がとても好きになりました。
非常にチャーミングで今日でもアメリカ国民に愛されているのが分かる気がします。
関連作品や写真集にまで興味を持ってしまいました。
当時の彼女達のファッション（シャネル等）も再現したとのことなので歴史に興味の無い女性も別の観点で楽しめると思います。
ブランド品の着こなしはとても参考になりましたし憧れてしまう程素敵です。

彼女たちの性格については好き、嫌い、賛否両論かとは思いますが
良く見えるところだけを描いているわけではない、という部分も
この映画の面白い部分だと思います。

また、ケネディー家はやっぱり凄い・・
と改めて実感した作品でした。

ＪＦＫが1963年11月22日、ＲＦＫが1968年6月６日に暗殺され、末弟のエドワード（ＥＭＫ）は、2003年８月25日に病死しました。
ＪＦＫのワシントンＤＣの父の葬儀で、健気に敬礼をしていた長男のジャック・ジュニアは、自分が操作していた小型飛行機の事故で、水没しました。ジュニアは、1960年に生まれ、1999年に亡くなりました。
同じ飛行機に、夫人キャロリン・ベセット＝ケネディと、夫人の姉ローレン・ベセットが載っていました。三人は1999年7月16日、ジュニアの従姉妹（ロバート・ケネディの末子・11番目の女の子）のロリー・キャサリン・ケネディの結婚式に出席するため、乗った小型飛行機がマサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード付近の海に墜落しました。

「ケネディ家（け）の妻（おんな）たち」（2004年、米国、カラー、172分）。

その時、このＴＶ映画の冒頭、すでにシークレット・サービスの護衛が二人ついているのは、
ジャッキーが大統領夫人になっているからだろう。
浜辺でひとりたたずむジャクリーンは、すでに夫の浮気を越えた異常なＳＥＸ中毒に気づいていて、すでに夫の父親から、当家は離婚はできない、カトリックだから、堪えてくれたら金を沢山補償する、子供のためにも、と言われていたのかもしれない。

ケネディ家の妻は、ＪＦＫの夫人［ジャクリーン］。
しかし主役は、弟のロバート（ＲＦＫ）の夫［エセル］だった。
浜辺で［ジャクリーン］を慰めたひとは、末弟のエドワードの夫人［ジョーン］だった。
ケネディ家の家風は、どんなものか。男は金を稼ぎ、女は美しく。
［しっかりもの］の［エセル］は多産。ロバートはエセルに支配されることで、翌朝、しっかりと仕事にいく。
弟のエドワードは、頼りないくせに、いつも浮気性で、夫人［ジョーン］は、次第に狂っていく。「この家族は、まともでない」と思うようになる。

ジャクリーンも、「この家族は異常よ」と思うようになっていた。夫の浮気を越えた色情に悩んでいた。「どんな女にも満足できないのよ。でもね」とジャクリーンは、ジョーンに言う。「欲しいものは手に入る　家族　権力　お金…」。若いジョーンには、そんな自尊心は、ない。ジャッキーは「正直言って　うんざりするわ」と言う。「彼らは世界の中心よ」ここで彼女の本音が現れる。「やりたいことはできる」。

男どもは駄目だわ。

ケネディー家を女性の側から描いていてとても良かったです
アメリカの政治家の妻はとても大変ですね。
内助の功ですね。お父さんがＴＶで2度も息子の死を観ている時
無言だけに悲しみが伝わって着ました。
ジャッキーにそっくりの女優さんでしたね。とてもきれいでした。ロバートケネディーがプリズンブレークに出てた俳優さんにはびっくり！！彼の印象が変わりました。

JFKの妻：ジャクリーン（ジャッキー）。
ボビーの妻：エセル。
エディの妻であった：ヴィクトリア。

ケネディ家の男子は、女性関係が抑えきれなかったようです。
そこで、妻が苦労することになるようです。

ジャッキーは、したたかで、ケネディ家の宇宙から離陸していった。賢い女性やと思います。

ボビーが暗殺されたとき、エセルは彼の首を擡げていた。
正直で、自分を飾る発想はなく、少なかれ下品であるが、厚い母です。
ボビーが殺された日、エセルの胎内に彼の子がいた。

この映画の
悲しいヒロインは、
エディの妻であった：ヴィクトリアだと思います。

ケネディ家の男子は、女性関係が抑えきれなかったようです。
そこで、妻が苦労することになるようです。

この映画は、三人の妻が主役だと思いますが、
もっとも興味をもったのは、ヴィクトリアでした。

1954年性、弁護士として活動。
存命。