白い人魚の美女

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1978年の作品。
これって「土曜ワイド劇場」でやってたやつ？
当時小学生だった私は、子ども向けにリライトされた江戸川乱歩全集のファンだった。「子ども向けのリライト」というのはつまりそういうことなんだが、当時は「言葉遣いや漢字を易しく改めた」だけの作品だと思っていた。
で、土曜ワイド劇場でたまに見る明智小五郎シリーズの、なんともいえない淫靡な雰囲気にドキドキしつつ、「正統派推理小説をこんなイヤらしく映像化しなくてもいいのに」と思っていたのだった。知らないって怖いですね。＾＾；
例によって今あらためて見直すとたいしたお色気ではないのだが、でも結構大胆にどばっと胸があらわになってたりして、それなりに大サービスですね。

明智探偵は金田一耕助ほどではないかも知れないが多くの俳優が演じている。しかし子ども心への刷り込み影響力というのは計り知れなく、私は未だに天知茂氏が最高峰だと思っている。亡くなったときはマジ泣いた。
でもこれに出ている荒井注氏、松村達夫氏も今はともに鬼籍に入られた。

時代のせいか、深刻なシーンほどツッコミどころが多いのが泣かせるが、２回繰り返してみたらあっという間に慣れてしまって気にならなくなるのが不思議だ。

　犯人からトリックまで完璧に的中した事件でしたが、物語として見た時に比較的シリーズ中では真面目な展開だったような気がしました。

　ただ、「緑衣の鬼」と言ってもそれほど恐怖を感じるような設定ではないですし、登場シーンに必ずと言ってよいほど低い男の声の笑い声とマントと帽子をかぶった男の影が現れるのも普通に考えたら変な設定ではないかと感じるのではないでしょうか。（何故、わざわざ笑う必要があるのかとか。）

　怪盗が盗みに入って成功したら、現場にカードを残すとか・・・。そのレベルの遊び心いっぱいの作品と言えるのではないかと思えます。きっとミステリーとして見たら後悔することでしょう。（私は、ミステリー的な味付けの娯楽ドラマと考えています。真面目に見たらきっと怒りがこみ上げてくる可能性は濃厚です。）

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最初に殺されたお手伝いさんは何も関係ないのに、何故、誰に殺されたのか？最後まで謎のままだった。
単なるオッパイ要員なら何も殺されなくても気絶してればいいのでは？そもそも、ひん剥かれてる状況が読めない。原作でも縛られてただけだったと思うし。。。
それにしても明智先生もシャワーの水を止めるだけじゃなくて、水から出して生死を確かめないと！
良く見ると水も浴槽から溢れていないくらいなので、まだ助かったかも知れないのに。でも、浴槽の底からのショットはナイスでした！

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夏純子さん、久しぶりに見ました。
綺麗ですね。
明智への最後の台詞、結構凄みがありました。
よく出来たstoryだと思います。