ヘレン・オブ・トロイ

劇場公開当時に見ているから、〜年ぶりのロッサナ・ポデスタとの再会。いいねーえ。
ブラビの「トロイ」よりもホメロスの原作にやや忠実で、よくできていると思う。「トロイ」はよくできたＢ級作品（少し厳しいか……）といったところで、映画としてはこちらに一票。

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「トロイ」（２００４年）を先に観ているので、登場人物達の名前や人間関係等が前情報としてしっかりと頭にインプットされている。そのため、最初からドラマのディティールに目を配る余裕があった。

幕切れが主人公二人のダイアローグで終るところなど、クラシックな演出で今観ると逆に新鮮な感じを受ける。

トロイの城壁へスパルタ軍が攻め込む大迫力シーンは、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを想起させました。

「トロイ(2004)」を観たらこの映画もあると知って借りた。ヘレン役はロッサナ・ポデスタ（イタリアン）ではないか。1956年の美女を自宅で堪能できるなんて、長生きして本当によかった。

トロイのレビューにも書いたが、アフロディーテが『人類で最も美しい女性』と言ったヘレンはアメリカ人にはできない。アメリカ人は絶対に世界一美しくないのである。53年前のこの映画でも、ハリウッド・ムービーのくせにヘレンはイタリア人のロッサナ・ポデスタだ。【「トロイ」のヘレンはドイツ人のダイアン・クルーガーである】

イタリア人女性とアメリカ人女性とどこが違うかと言うと、口の大きさである。ロッサナ・ポデスタは口が小さい。出て来た途端、パリスが「これはアフロディーテか」と口にするほど美しい。ダイアン・クルーガーも良かったが、ロッサナ・ポデスタも良いのである。ハリウッドのアメリカ女優にはヘレンは永遠に出来ないのだ。

しかし、最近のハイスクール・ムービーを観ると思う事がこの映画でも感じた。ダイアン・クルーガーは28歳だが、ロッサナ・ポデスタはこのとき弱冠なんと22歳なのである。おっとなーだなぁ、これで22歳？である。ブリジット・バルドーが端役で出ているが、同じく22歳。ロッサナのほうが遥かに大人だ。昔は若い子が若くしてずっと大人でスター性を持っていたなぁ。それは何故だろうか？と思う。

「トロイ」と少し趣が違って、パリスとヘレンが最後まで死なずに物語の中心になるストーリーになっているが、見比べてみるのも面白いと思う。

古代ギリシャの物語がこんなに面白いなら、古事記の物語を是非日本の映画人の手で映画にしてもらいたい。東映動画劇場で八岐大蛇のアニメ映画とか昔あったが、実写版で是非作って欲しい。どの女神でも良いが、ヒロインは柴咲コウでやってくれるなら、私も投資したいものである。

「黄金の七人」シリーズのロッサナ・ポデスタ見たさに借りました。
最初、この頃のハリウッド女優の一人としか見えませんでしたが、徐々に、サスガ、ロッサナ・ポデスタ。ユーロの貫禄。余裕ある色気がムンムン。ステキでした。

この作品、始まりからして壮大な歴史劇。壮大すぎて、いつ始まるのかと心配になりました。ようやくタイトルが出たのは7分経ってから。DVDの操作を間違えたと思いました。

話は色んなエピソードが盛り込まれてるにもかかわらず、よく分かりやすくスピーディーに進んでいきます。まあ、時間軸にのっとって素直に作られているし、台詞も分かりやすい。
136分もそんなに長くは感じませんでした。

ソコンところが、今に名作として語り継がれていないところでもあります。

136分をこの作品の鑑賞に費やすかどうかは、貴方しだい。
最初の「OVERTURE」をskipすると130分です。

壮大な歴史スペクタクル。国を愛する勇敢な兵士たちの戦い、
王子と敵国の王妃の恋、ロマンチックそのものです。
ヒーロー・ヒロインはもちろん美男美女。うっとりするようなシーン、多数あり。
古い作品ですが、とってもあじわい深く、見ごたえあり。当時は世界中でかなりの話題になったとか。
名作中の名作、ぜひ一度見るべきです。