ミスター・ビーン

アメリカのコメディを見慣れた方には、他国の物は、程度が低くく、笑えるものが全然ないなどと思われるかもしれない。

でも、ミスタービーンは、言葉を用いずに笑わせてくれる国境
を越えた最高傑作です。

昔は、Mr.Beanを演じるローワン・アトキンソンのギョロ目と鼻（つまり顔）が苦手だった。
だから、Mr.ビーンをちゃんと観たのは劇場版の『Mr.ビーン　カンヌで大迷惑？！』だったと思う。
遅れ馳せながら“ジョニー・イングリッシュ”シリーズで、彼のヴィジュアル・コメディのファンになり、今頃になってMr.ビーンの原点に遡って鑑賞している。
アトキンソンの凄いところは、殆ど台詞がないのに彼の表情と動作だけで、ビーンの考えていることが理解でき、笑いを取れることだ。
劇中では時々、観客がその場にいるかの様に笑い声や「おぉ〜」という溜息が入る。
“シットコム”かなあと思っていたら、ビーンのは“ラフトラック：Laugh Track）というらしい。（笑い声の効果音）
ぬいぐるみ（編みぐるみかも）のクマをとても大切にしていて、テディと呼んで可愛がっている姿がいじらしい。（笑）
自己チューで犯罪まがいの悪戯もするので、私的には笑えないシーンもいくつかあったが、バス停で倒れた男性を人工呼吸で助けようとしたり、行き掛り上とは言え、慣れない赤ん坊の世話をする優しさとちょっぴりの責任感があるのは認めてあげたい。（笑）
ビーンの愛車は“ミニ”で、彼の運転は、急発進、急停止、おまけにドリフト、駐車場内でも徐行しない等々。かなりヒドイ。
アトキンソンは実際に運転が上手いらしく、車を運転しながらワイシャツを着たり、ズボンを穿いたりもするし、ある時はセールで買った椅子をミニの屋根にロープで括り付け、そこにビーンが座ってモップの柄でアクセルやブレーキを踏んで運転する。
驚いたことにスタントマンを使わず、すべてアトキンソン自身が演じているそうだ。
顔芸と奇妙な動きから醸し出される単純明快な笑いは、セリフは無くとも笑いは世界共通なのだと思わせてくれる。
皆様も是非ご堪能を。

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アイディアが最高。常識を覆す発想がとても新鮮！
とにかく見て笑ってください。

映画の「ミスタービーン」を見ていまひとつだった方
このＴＶシリーズが本家本元。
映画よりずっと笑わしてくれます。

収録されてる話
○ミスタービーン、町へ行く
○ミスタービーンのお出かけ
○４２６号室のミスタービーン
○ミスタービーンの日曜大工
○ミスタービーンの床屋
○ミスタービーンの秘話

やっぱアホです。でも、なんとも男の中の子供心を刺激するイタズラとアホの大洪水で、ボクもイタズラしたくなります。年齢不詳のビーンですが、表情がなんともイタズラ小僧。悪気があるのか、天然なのか？　ですが水色のへんてこりんなクルマには明確な敵意を持っている様子。気になったらウズウズして手を出さずにいられない。この様子は…まさに幼稚園児。お尻こそ出しませんがビーンの中に「クレヨンしんちゃん」を感じました。イタズラに国境はない？　ＮＨＫでさんざん見たビーンだけど、やっぱり笑ってしまいました。

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アメリカのコメディを見慣れた方には、他国の物は程度が低くく、笑えるものが全然ないなどと思われるかもしれない。

でも、ミスタービーンは、言葉を用いずに笑わせてくれる
国境を越えた最高傑作です。