ジャイアンツ / ジェームス・ディーン
ジャイアンツ
/ジョージ・スティーヴンス
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(18)
解説・ストーリー
テキサスの大牧場主のもとに、東部の女性が嫁いできた。東部と西部の気質の違いから、彼女は当初から苦労を強いられる。やがて二人の子供も成長し、親もとから巣立っていく……。テキサスの雄大な自然を舞台に、ある一家の30年に渡る人生を描いた大河ドラマ。
テキサスの大牧場主のもとに、東部の女性が嫁いできた。東部と西部の気質の違いから、彼女は当初から苦労を強いられる。やがて二人の子供も成長し、親もとから巣立っていく……。テキサスの雄大な自然を舞台に、ある一家の30年に渡る人生を描いた大河ドラマ。
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「ジャイアンツ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
テキサスの大牧場主のもとに、東部の女性が嫁いできた。東部と西部の気質の違いから、彼女は当初から苦労を強いられる。やがて二人の子供も成長し、親もとから巣立っていく……。テキサスの雄大な自然を舞台に、ある一家の30年に渡る人生を描いた大河ドラマ。
「ジャイアンツ」 の作品情報
「ジャイアンツ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ジャイアンツの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
443分 |
英語・スペイン語・ポルトガル語・日本語・中国語・タイ語・韓国語・インドネシア語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR11414 |
2005年09月29日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
0枚
|
2人
|
2人
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英語・スペイン語・ポルトガル語・日本語・中国語・タイ語・韓国語・インドネシア語・音声解説用字幕
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
ジャイアンツの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
443分 |
英語・スペイン語・ポルトガル語・日本語・中国語・タイ語・韓国語・インドネシア語・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLR11414 |
2005年09月29日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
0枚
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2人
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ユーザーレビュー:18件
お金は関係ないわ 金持ちはそう言う
投稿日:2008/05/27
レビュアー:エイちゃん
米国版大河ドラマである 映画評論家水野晴男さんの弁を借りれば「映画って本当にいいものですね」となるのだが あのジェームス・ディーン もし生きていれば水野さんと同い年です
アメリカにはひとつの牧場の規模が埼玉県と同じ大きさの牧場 端から端までは時差がある牧場が存在しています(私たちが海外旅行で味あう時差ボケ あのJet lag の時差である) こうした桁外れの大きさ 桁外れの金持ちが必ずしも幸せではない そんな判り切ったことをこの映画は改めて教えてくれます
そもそも本作はジェームス・ディーンの遺作としてわが国では知られていますが ロック・ハドソン エリザベス・テイラーと言う当時の大スターに比べれば彼はまだ小物であり 「エデンの東」撮影中から彼自身ジョージ・スティーブンス監督に熱心に売り込んだとされています
しかし彼の存在感は圧倒的でただ一人彼を愛した牧場主の姉ラズの死に打ちひしがれるジェットの姿 牧場主ビックの妻レズリーに「貧乏人でも結婚してくれる人はいるかな?」「お金は関係ないわ」「金持ちはみんなそう言う」と言う彼の孤独 そしてラズが残してくれた小さな土地から噴出す石油に狂喜するさまは真に圧巻です
このラズを演じたマーセデス・マッカンブリッジ リンダ・ブレア演じる「エクソシスト」では悪魔の声をリンダに変わって吹き替えたものの彼女の存在は無視され悲観にくれましたが後に名誉は回復され 彼女の演技力は改めて評価されました
さて本作は久しぶりに映画らしい映画を見たい人 後でみなで感想を述べ合い「良かったねー」と語り合いたい人 そんな映画にめぐり合いたい人に是非お奨めの超大作です
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
So Long Gorgeous ! 追悼 リズ・テイラー
(重大なネタバレあり)
ジェームス・ディーンの遺作として知られますが、キャストの序列のトップに来るのは、先ごろ亡くなった
エリザベス・テイラー。
彼女が演じるレスリーは東部の、牧場を所有する医師の娘で、テキサスで牧場を経営するビック・ベネディクト(ロック・ハドソン)と恋に落ち結婚、テキサスに移り住む。
ビックの所有する牧場では4万9千頭もの牛が放牧されているのだけど、その広さは59万5千エーカー(2380平方キロメートル)、神奈川県(2416平方キロメートル)よりちょっと小さいくらいだから、日本人の感覚からすると途方もないスケールですね。
この二人を中心にベネディクト家の30年以上の歳月を描く大河ドラマですが、ビックに反感を持ちレスリーにあこがれを抱く使用人ジェット・リンク(ジェームス・ディーン)との人間模様を通して時代の変化も描き、空間的にも時間的にもスケールの大きな作品となっています。
トリビアを言うと、料理研究家のカーリー西條さんの実家の広大な牧場の一部が、この作品のロケ地に使われたそうです。 (NHKで以前放送された「シネマ・パラダイス」での本人の弁)
彼女が番組の中で挙げた映画のポイントは示唆に富み、教えられました。
一つは、アメリカでは富裕層と貧民層や人種、エスニックの違いによって住む区域が違い、その境目となるのは河や線路。 この作品の場合、出征したメキシコ人のエンジェル(サル・ミネオ)が遺体となって鉄道で帰還したとき、ベネディクト家の停車場で、遺族は線路のこちら側で待っているのですが、棺は線路の反対側に降りている。
御国のために尽くしたのに、やはり「裏口」側に降ろされたということらしいのですね。
そして葬儀に参列するビックは、哀悼の表情を浮かべ国旗を遺族に渡しますが、その服装はと言えば、場違いともいえる白。
妻のレスリーに促されて列席したのであろうと思わせ、心ならず使用人の葬儀に出席しているご主人様といった様子を表しているらしい。
もう一つはそれより前、油田を掘り当てる前のジェットのところをレスリーが訪ねていくシーン。
プア・ホワイトのジェット(「正しい英語」を独学している)は、「牛の臭いがしみつくような人の嫌がる仕事をせざるを得ないメキシコ人と一緒に働いている最下層」だと同じ白人から差別されているので、単に人妻が独身男の家を訪ねるからだけではなくて、身分違いの異性を訪ねるのがタブー。
ジェットは紅茶でもてなしますが、これは本来なら分不相応なことらしい。
コーヒーとマグカップが一般的な土地柄で、上流階級ですらそうは使わないティーカップやティーポットは、貧乏人には店でも売ってもらえないくらいだったそうです。
「貧乏人でも結婚してくれる人はいるかな?」「お金は関係ないわ」「金持ちはみんなそう言う」
レスリーは、貧しいメキシコ人の境遇に同情し、また男尊女卑に反発して、ビックに異を唱えますが、それができるのは彼女が美しくてピックが愛しているからだけではないですね。
美しいだけじゃなく、富裕な名門の出で、教養があり優雅。 レスリーは東部のエスタブリッシュメントを体現しています。 ベネディクト家がテキサスの実力者とはいっても対等以上の格があり、日本的な言い方をすれば「降嫁」してきたとも言えます。
彼女にとっては紅茶など何でもないですが、ジェットには意味が違う。
隣のバシタイの初対面の時の表情、姉のラズ(マーセデス・マッケンブリッジ)の対抗意識も、ビックを獲られた嫉妬よりも何とも言えぬ寂しさを感じるのは、自分たちがあこがれるものをすべて持っていて何の屈託もないレスリーに対して、勝ち目がないのが自分たちでもわかっているからです。
ジェット・リンクは石油を掘り当て、金と権力を手に入れて言わばアメリカン・ドリームを体現します。
しかし周囲を見返そうと金と権力を使ってねじ伏せても、自分自身の意識が階級の壁を越えられず、虚しさと孤独に自らが縛られる。
『 陽のあたる場所 』もそうですが、ジョージ・スティーヴンスは人間の愛憎のドラマの背景に、階級(Class)をきちんと描いていますね。
敵役でありながら、ジェットに時には共感し哀れも感じるのは、下の階級から必死に這い上がろうとする者の情念を見るからです。
ジョージ・スティーヴンス監督の、アメリカ映画史を代表する名作の一本です。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
3時間以上の大作。正直長かった・・・
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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こんな長編。久々に観ました。
ジェームス・ディーンが主役かと思っていましたが、主役はエリザベス・テイラーですね。
そして、夫にロック・ハドソン。
ジェームス・ディーンは、彼らに続く準主役という役どころです。
レズリー(エリザベス・テイラー)は、東部の名門の娘。
彼女が乗っている”戦いの風”という荒馬を買い付けにやって来たテキサスの大牧場主の青年ビック(ロック・ハドソン)とレズリーはたちまち恋に落ち、ビックは”戦いの風”とレズリーを伴ってテキサスに帰ります。
そこには、ビックの牧場で働くジェット(ジェームス・ディーン)がいました。
彼は美しい花嫁レズリーに惹かれますが、遠くから見守る事しか出来ません。
その秘めた恋心は、その後、30年ちかくも続くことになるのです。
緑豊かな東部の風景と、土煙舞うテキサスの広大な土地の対比はすばらしいです。
自分が育った東部と、嫁いで来たテキサスの生活の違い、身分や人種差別など、色々な問題をはらんでいます。
ここでの人種差別は黒人ではなくメキシコ人に対してでした。
また、コマンチから騙すように搾取して、富を築き上げてきた事実と共に、アメリカの歴史と問題の原点が垣間見える作品でした。
レストランの看板に堂々と”当店ではサービスを拒否する事があります”と掲げてあるのにはビックリ!
ビックの姉から遺産として譲り受けた土地に石油を掘り当てたジェットと、時代に取り残されていくビックのその後。
レズリーたちの子供の時代にまで話は及び、長いけれども大変に見ごたえのある作品でした。
撮影当時ロック・ハドソン28歳。エリザベス・テイラー23歳。ジェームス・ディーン23歳という年齢だったようですが、エリザベス・テイラーがだんだんに年齢を重ね老けていくメークがとても自然で、その立ち居振る舞いも年齢に応じて落ち着きを伴い、エリザベス・テイラーの女優としての才能を見せつけられた気がします。
有名な映画の一つであるこの「ジャイアンツ」ですが、エリザベス・テイラーの女優としての資質や美しさを再認識できて良かったと思うと同時に、まだまだ未見の名作がたくさんあることを実感しました。
また、相変わらずの世をすねたような陰のあるジェームス・ディーンでしたが、彼はこの作品の翌年に自動車事故で亡くなっています。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
意義のある良作だけど、完成度はもう一つかな...
有名な作品だけど、どうにも観たいという前向きな気持ちが沸かなかった。エリザベス・テイラーがあまり好きではないのと、「ジャイアンツ?」、野球となにか関係あるのか(昔の思いですが...)てな感じで、タイトルにもなんか惹かれなかったんだな。
地上波テレビでの放映を観たんだけど、カットが多すぎて物足りず、DVDを借りて再度じっくり鑑賞。
なんと、人種差別や女性の自立の問題を主題としてたんですねえ。1955年の製作だから、アメリカで公開された当時の業界・世間ではさぞかし複雑な反応・反響があったことでしょう。
でも、何と言ってもこの作品を有名にしているのは、あのジェームズ・ディーンの遺作であるということでしょうね。
ところがここでのジミー、どうもあまり輝いていないように見える。敵役という役柄もあるんだけど、前半のカウボーイ姿はまだしも、後半富豪になった壮年の彼はアル中でどうしょうもない自堕落な有様で、なんとなく撮影終了後の不運(事故死)を暗示しているようにも思えてきてしまう。当初この役にはアラン・ラッド(『シェーン』)がキャスティングされてたとのことだが、う〜んアランのほうが合ってたかもしれない。ところで、サングラスをかけた富豪のジミーが田代まさし(ラッツ&スター)に見えてしまうのは俺だけか...
逆にすばらしいのはエリザベス・テイラー。
彼女というと“クレオパトラ”というイメージが私には強いのだけど、良家の気丈なお嬢様ぶりがハマっていて、ここでも大物ぶりが発揮されてますね。この当時23歳というからまだ大ベテランというほどではなかったと思うのだけれど、すでに大女優の貫禄がたっぷり。意外に小柄だなと気づいたけど、それを感じさせないんですね。これは一流女優の共通項。
テキサスというところは、メキシコと接していてメキシコ人、先住民、白人と入り混じってのだいぶ荒っぽい土地柄というイメージがある。この作品が出来てから60年近くが経つわけだけど、今の状況はどうなんでしょうねえ...人種間の格差、軋轢は小さくなっているのでしょうか。生活様式が進んで全体の豊かさは上向いたとしても、そこに住む人々の内心の部分はそう変っていないかも...
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
女の方が1枚も2枚も上手。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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我が愛しのウェス・アンダーソン監督の出身地(といっても、この映画とはなんの関係もないが)テキサスを舞台にした大河ドラマ。
長いー。3時間いっきに見るより、NHKの朝のテレビよろしく15分ずつ見るかんじ。ジェームス・ディーン、エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、デニス・ホッパーと、過去の有名どころが出ているし、有名な作品だしということで1度は見てみるかってなかんじで見た。もう、見ない(笑)。
大牧場の地主ビック(ロック・ハドソン)、ビックに一目ぼれして都会から嫁いだお金持ちのお嬢さんレスリー(エリザベス・テイラー)、レスリーにずっと恋心を抱き、使用人から石油王に登りつめるジェット(ジェームス・ディーン)を中心に、ビック夫婦の親子3世代にわたる人生を綴る。
昔の話しだし、恋に落ちて結婚するまでもあっという間で、大河ドラマだからしょうがないのか、さくさく話が進んでいって、じっくり型のわたしには不向きだった。エリザベス・テイラーもかわいくないし。まだ共感できたのはデニス・ホッパーの演じたジョーダン・ベネディクトかな。父親の期待する跡継ぎにはどうしても興味を持てず、医師の道へ進み、父親が蔑視するメキシコ人との結婚を選び、人生の岐路でいつも父親と対立してしまう。いつの時代も親と子はぶつかりあう。
女が1枚も2枚も上手。
映画が終わって開口一番、母が言った言葉。これがすべてかな。うまくいってる家庭って、女が夫を手の上で転がしてる、そんなおうちだと思う。男の人をもちあげて気持ちよくさせて、それで万事うまくいく(笑)。ビックはえらそうにしていても、レスリーが立てているからそうしていられる。
一番よかったシーンは、3人の子どもたちがかわいがっていた鳥が、丸焼きになって食卓に出てきたシーン。おいしそう、と喜ぶ大人たちの前で、あの、かわいがっていた鳥だ!と気づいた子どもたちがいっせいに号泣し出す。子どもって、かわいいなあ。子どもができてから、つい、子どもに目がいく。
ジェームス・ディーンは、まあまあのかっこよさかな。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
お金は関係ないわ 金持ちはそう言う
投稿日
2008/05/27
レビュアー
エイちゃん
米国版大河ドラマである 映画評論家水野晴男さんの弁を借りれば「映画って本当にいいものですね」となるのだが あのジェームス・ディーン もし生きていれば水野さんと同い年です
アメリカにはひとつの牧場の規模が埼玉県と同じ大きさの牧場 端から端までは時差がある牧場が存在しています(私たちが海外旅行で味あう時差ボケ あのJet lag の時差である) こうした桁外れの大きさ 桁外れの金持ちが必ずしも幸せではない そんな判り切ったことをこの映画は改めて教えてくれます
そもそも本作はジェームス・ディーンの遺作としてわが国では知られていますが ロック・ハドソン エリザベス・テイラーと言う当時の大スターに比べれば彼はまだ小物であり 「エデンの東」撮影中から彼自身ジョージ・スティーブンス監督に熱心に売り込んだとされています
しかし彼の存在感は圧倒的でただ一人彼を愛した牧場主の姉ラズの死に打ちひしがれるジェットの姿 牧場主ビックの妻レズリーに「貧乏人でも結婚してくれる人はいるかな?」「お金は関係ないわ」「金持ちはみんなそう言う」と言う彼の孤独 そしてラズが残してくれた小さな土地から噴出す石油に狂喜するさまは真に圧巻です
このラズを演じたマーセデス・マッカンブリッジ リンダ・ブレア演じる「エクソシスト」では悪魔の声をリンダに変わって吹き替えたものの彼女の存在は無視され悲観にくれましたが後に名誉は回復され 彼女の演技力は改めて評価されました
さて本作は久しぶりに映画らしい映画を見たい人 後でみなで感想を述べ合い「良かったねー」と語り合いたい人 そんな映画にめぐり合いたい人に是非お奨めの超大作です
So Long Gorgeous ! 追悼 リズ・テイラー
投稿日
2011/04/02
レビュアー
ロキュータス
(重大なネタバレあり)
ジェームス・ディーンの遺作として知られますが、キャストの序列のトップに来るのは、先ごろ亡くなった
エリザベス・テイラー。
彼女が演じるレスリーは東部の、牧場を所有する医師の娘で、テキサスで牧場を経営するビック・ベネディクト(ロック・ハドソン)と恋に落ち結婚、テキサスに移り住む。
ビックの所有する牧場では4万9千頭もの牛が放牧されているのだけど、その広さは59万5千エーカー(2380平方キロメートル)、神奈川県(2416平方キロメートル)よりちょっと小さいくらいだから、日本人の感覚からすると途方もないスケールですね。
この二人を中心にベネディクト家の30年以上の歳月を描く大河ドラマですが、ビックに反感を持ちレスリーにあこがれを抱く使用人ジェット・リンク(ジェームス・ディーン)との人間模様を通して時代の変化も描き、空間的にも時間的にもスケールの大きな作品となっています。
トリビアを言うと、料理研究家のカーリー西條さんの実家の広大な牧場の一部が、この作品のロケ地に使われたそうです。 (NHKで以前放送された「シネマ・パラダイス」での本人の弁)
彼女が番組の中で挙げた映画のポイントは示唆に富み、教えられました。
一つは、アメリカでは富裕層と貧民層や人種、エスニックの違いによって住む区域が違い、その境目となるのは河や線路。 この作品の場合、出征したメキシコ人のエンジェル(サル・ミネオ)が遺体となって鉄道で帰還したとき、ベネディクト家の停車場で、遺族は線路のこちら側で待っているのですが、棺は線路の反対側に降りている。
御国のために尽くしたのに、やはり「裏口」側に降ろされたということらしいのですね。
そして葬儀に参列するビックは、哀悼の表情を浮かべ国旗を遺族に渡しますが、その服装はと言えば、場違いともいえる白。
妻のレスリーに促されて列席したのであろうと思わせ、心ならず使用人の葬儀に出席しているご主人様といった様子を表しているらしい。
もう一つはそれより前、油田を掘り当てる前のジェットのところをレスリーが訪ねていくシーン。
プア・ホワイトのジェット(「正しい英語」を独学している)は、「牛の臭いがしみつくような人の嫌がる仕事をせざるを得ないメキシコ人と一緒に働いている最下層」だと同じ白人から差別されているので、単に人妻が独身男の家を訪ねるからだけではなくて、身分違いの異性を訪ねるのがタブー。
ジェットは紅茶でもてなしますが、これは本来なら分不相応なことらしい。
コーヒーとマグカップが一般的な土地柄で、上流階級ですらそうは使わないティーカップやティーポットは、貧乏人には店でも売ってもらえないくらいだったそうです。
「貧乏人でも結婚してくれる人はいるかな?」「お金は関係ないわ」「金持ちはみんなそう言う」
レスリーは、貧しいメキシコ人の境遇に同情し、また男尊女卑に反発して、ビックに異を唱えますが、それができるのは彼女が美しくてピックが愛しているからだけではないですね。
美しいだけじゃなく、富裕な名門の出で、教養があり優雅。 レスリーは東部のエスタブリッシュメントを体現しています。 ベネディクト家がテキサスの実力者とはいっても対等以上の格があり、日本的な言い方をすれば「降嫁」してきたとも言えます。
彼女にとっては紅茶など何でもないですが、ジェットには意味が違う。
隣のバシタイの初対面の時の表情、姉のラズ(マーセデス・マッケンブリッジ)の対抗意識も、ビックを獲られた嫉妬よりも何とも言えぬ寂しさを感じるのは、自分たちがあこがれるものをすべて持っていて何の屈託もないレスリーに対して、勝ち目がないのが自分たちでもわかっているからです。
ジェット・リンクは石油を掘り当て、金と権力を手に入れて言わばアメリカン・ドリームを体現します。
しかし周囲を見返そうと金と権力を使ってねじ伏せても、自分自身の意識が階級の壁を越えられず、虚しさと孤独に自らが縛られる。
『 陽のあたる場所 』もそうですが、ジョージ・スティーヴンスは人間の愛憎のドラマの背景に、階級(Class)をきちんと描いていますね。
敵役でありながら、ジェットに時には共感し哀れも感じるのは、下の階級から必死に這い上がろうとする者の情念を見るからです。
ジョージ・スティーヴンス監督の、アメリカ映画史を代表する名作の一本です。
3時間以上の大作。正直長かった・・・
投稿日
2008/10/05
レビュアー
kazupon
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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こんな長編。久々に観ました。
ジェームス・ディーンが主役かと思っていましたが、主役はエリザベス・テイラーですね。
そして、夫にロック・ハドソン。
ジェームス・ディーンは、彼らに続く準主役という役どころです。
レズリー(エリザベス・テイラー)は、東部の名門の娘。
彼女が乗っている”戦いの風”という荒馬を買い付けにやって来たテキサスの大牧場主の青年ビック(ロック・ハドソン)とレズリーはたちまち恋に落ち、ビックは”戦いの風”とレズリーを伴ってテキサスに帰ります。
そこには、ビックの牧場で働くジェット(ジェームス・ディーン)がいました。
彼は美しい花嫁レズリーに惹かれますが、遠くから見守る事しか出来ません。
その秘めた恋心は、その後、30年ちかくも続くことになるのです。
緑豊かな東部の風景と、土煙舞うテキサスの広大な土地の対比はすばらしいです。
自分が育った東部と、嫁いで来たテキサスの生活の違い、身分や人種差別など、色々な問題をはらんでいます。
ここでの人種差別は黒人ではなくメキシコ人に対してでした。
また、コマンチから騙すように搾取して、富を築き上げてきた事実と共に、アメリカの歴史と問題の原点が垣間見える作品でした。
レストランの看板に堂々と”当店ではサービスを拒否する事があります”と掲げてあるのにはビックリ!
ビックの姉から遺産として譲り受けた土地に石油を掘り当てたジェットと、時代に取り残されていくビックのその後。
レズリーたちの子供の時代にまで話は及び、長いけれども大変に見ごたえのある作品でした。
撮影当時ロック・ハドソン28歳。エリザベス・テイラー23歳。ジェームス・ディーン23歳という年齢だったようですが、エリザベス・テイラーがだんだんに年齢を重ね老けていくメークがとても自然で、その立ち居振る舞いも年齢に応じて落ち着きを伴い、エリザベス・テイラーの女優としての才能を見せつけられた気がします。
有名な映画の一つであるこの「ジャイアンツ」ですが、エリザベス・テイラーの女優としての資質や美しさを再認識できて良かったと思うと同時に、まだまだ未見の名作がたくさんあることを実感しました。
また、相変わらずの世をすねたような陰のあるジェームス・ディーンでしたが、彼はこの作品の翌年に自動車事故で亡くなっています。
意義のある良作だけど、完成度はもう一つかな...
投稿日
2013/03/20
レビュアー
哲郎
有名な作品だけど、どうにも観たいという前向きな気持ちが沸かなかった。エリザベス・テイラーがあまり好きではないのと、「ジャイアンツ?」、野球となにか関係あるのか(昔の思いですが...)てな感じで、タイトルにもなんか惹かれなかったんだな。
地上波テレビでの放映を観たんだけど、カットが多すぎて物足りず、DVDを借りて再度じっくり鑑賞。
なんと、人種差別や女性の自立の問題を主題としてたんですねえ。1955年の製作だから、アメリカで公開された当時の業界・世間ではさぞかし複雑な反応・反響があったことでしょう。
でも、何と言ってもこの作品を有名にしているのは、あのジェームズ・ディーンの遺作であるということでしょうね。
ところがここでのジミー、どうもあまり輝いていないように見える。敵役という役柄もあるんだけど、前半のカウボーイ姿はまだしも、後半富豪になった壮年の彼はアル中でどうしょうもない自堕落な有様で、なんとなく撮影終了後の不運(事故死)を暗示しているようにも思えてきてしまう。当初この役にはアラン・ラッド(『シェーン』)がキャスティングされてたとのことだが、う〜んアランのほうが合ってたかもしれない。ところで、サングラスをかけた富豪のジミーが田代まさし(ラッツ&スター)に見えてしまうのは俺だけか...
逆にすばらしいのはエリザベス・テイラー。
彼女というと“クレオパトラ”というイメージが私には強いのだけど、良家の気丈なお嬢様ぶりがハマっていて、ここでも大物ぶりが発揮されてますね。この当時23歳というからまだ大ベテランというほどではなかったと思うのだけれど、すでに大女優の貫禄がたっぷり。意外に小柄だなと気づいたけど、それを感じさせないんですね。これは一流女優の共通項。
テキサスというところは、メキシコと接していてメキシコ人、先住民、白人と入り混じってのだいぶ荒っぽい土地柄というイメージがある。この作品が出来てから60年近くが経つわけだけど、今の状況はどうなんでしょうねえ...人種間の格差、軋轢は小さくなっているのでしょうか。生活様式が進んで全体の豊かさは上向いたとしても、そこに住む人々の内心の部分はそう変っていないかも...
女の方が1枚も2枚も上手。
投稿日
2008/09/14
レビュアー
真
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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我が愛しのウェス・アンダーソン監督の出身地(といっても、この映画とはなんの関係もないが)テキサスを舞台にした大河ドラマ。
長いー。3時間いっきに見るより、NHKの朝のテレビよろしく15分ずつ見るかんじ。ジェームス・ディーン、エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、デニス・ホッパーと、過去の有名どころが出ているし、有名な作品だしということで1度は見てみるかってなかんじで見た。もう、見ない(笑)。
大牧場の地主ビック(ロック・ハドソン)、ビックに一目ぼれして都会から嫁いだお金持ちのお嬢さんレスリー(エリザベス・テイラー)、レスリーにずっと恋心を抱き、使用人から石油王に登りつめるジェット(ジェームス・ディーン)を中心に、ビック夫婦の親子3世代にわたる人生を綴る。
昔の話しだし、恋に落ちて結婚するまでもあっという間で、大河ドラマだからしょうがないのか、さくさく話が進んでいって、じっくり型のわたしには不向きだった。エリザベス・テイラーもかわいくないし。まだ共感できたのはデニス・ホッパーの演じたジョーダン・ベネディクトかな。父親の期待する跡継ぎにはどうしても興味を持てず、医師の道へ進み、父親が蔑視するメキシコ人との結婚を選び、人生の岐路でいつも父親と対立してしまう。いつの時代も親と子はぶつかりあう。
女が1枚も2枚も上手。
映画が終わって開口一番、母が言った言葉。これがすべてかな。うまくいってる家庭って、女が夫を手の上で転がしてる、そんなおうちだと思う。男の人をもちあげて気持ちよくさせて、それで万事うまくいく(笑)。ビックはえらそうにしていても、レスリーが立てているからそうしていられる。
一番よかったシーンは、3人の子どもたちがかわいがっていた鳥が、丸焼きになって食卓に出てきたシーン。おいしそう、と喜ぶ大人たちの前で、あの、かわいがっていた鳥だ!と気づいた子どもたちがいっせいに号泣し出す。子どもって、かわいいなあ。子どもができてから、つい、子どもに目がいく。
ジェームス・ディーンは、まあまあのかっこよさかな。
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