ＥＲ　緊急救命室　７ｔｈシーズン

第19話：出帆−Sailing Away
　大酒をあおって怪我をした大学生が搬送されてくる。治療をするピーターはいい加減イヤになる。アビーは母マギーがオクラホマのモーテルに閉じこもっていると知らされ、シカゴに連れて帰る事にする。だがマギーは深刻な鬱状態にあり、途中で立ち寄ったコンビニで自殺を図る。病院に戻ったアビーはみんなの協力をえて治療に全力を尽くす。

第20話：強制収容を逃れて−Fear of Commitment
　ホームレスの女性を治療するケリーは、女性がかつてテレビで活躍した人気司会者であることに気付く。入院を勧めるが、拒否される。レガスビーが職場復帰を果たし助けようとしなかった自分の態度を詫びるケリー。カーターは妊婦ノニの治療をするが流産。疑問を抱いたカーターがボーイフレンドを問いつめると、流産を起こす薬を飲ませていた。アビーの母マギーは強制収容の必要ありと判断されるが、マギーは病院側に異議を唱える。

第21話：和解−Where the Heart Is
　カーラの代わりに息子リースを預かっていたピーターは、クレオに面倒を頼んでいたが目を離した隙にリースが手に怪我を。マークは治療していた少年が虐待を受けていることに気付く。ケリーはレガスビーとの破局を悟り、彼女を訪ねるが別の女性が泊まりに来ていた。マギーは心理セラピーを受けて落ち着きを取り戻し、故郷に帰る決意をする。

第22話：凶悪犯人−Rampage(Season finale)
　スタッフ・ドクターになれないと思ったカーターは、他の病院に応募することを決意。乱射犯人がソーシャルワーカーのニューマン宅を襲う。この犯人は、先週マークが治療した少年の父親で、息子を養護施設に入れた関係者に恨みを抱き、復讐しているのだった。マークは家にいるコーデイに危険を知らせるが、出掛けていて留守。ロマノに解雇されたレガスビーに反発したケリーは、自分もレズビアンだと告白し、不当解雇を訴えて闘う決意を。
　

第15話：告白−The Crossing(The 150th episode)
　通勤電車の脱線転覆事故が発生し、コバッチュとカーターがヘリで現場へ。ニ次事故も発生し、急遽現場に駆けつけたコーデイが、緊急オペ中に転倒、その衝撃で陣痛が。負傷者を受け入れたカウンティーはまさに戦場のような忙しさ。ERは総動員。夜中になり騒ぎはひと段落つくが、コバッチュはスチュアート司教の容体が心配。司教はコバッチュのの苦悩を見抜く。事故現場にクロアチアの戦場を見た思いだったコバッチュは、戦争で家族を亡くし神を信じられなくなっていたのだ。司教は、コバッチュの心の重荷を取り除き信仰を取り戻させ、静かに神の身元に旅立った。

第16話：魔女狩り−Witch Hunt
　列車事故を引き起こした少女の治療にあたるレガスビー。少女が同性愛に悩んでいる事を知り、自分もレズビアンだと打ち明ける。ところが、少女はレガスビーに犯されたと警察に告訴。我が身の保身ばかりを案じるケリーは自分がレズだと発覚するのを恐れて、レガスビーを擁護する事をためらう。マークの適性検査の結果は合格。コーデイは妊娠が仕事に影響すると考えるロマノから、嫌がらせを受ける。乳児の治療にあたるアビーだが、ほんのわずかの間に誘拐されるてしまう。

第17話：適者生存−Survival of the Fittest
　今日はエイプリルフール。アメリカの習慣を知らないコバッチュはマルッチの罠に引っ掛かる。中学生を乗せたスクールバスの車内で異臭が発生し、喘息持ちの生徒が発作を起こすやら頭痛、吐き気で大騒ぎに。クレオとピーターはハワード夫人の治療に当たる。だが夫人は痴呆症を患っており、あろうことが警官の銃を手に取り、患者たちに向け始める。コーデイは妊娠のハンデを乗り越え困難なオペを成功させた後、この日から産休に入る。

第18話：春の嵐−April Showers
　今日はマークとコーデイの結婚式。ところが季節外れの嵐のせいで予定が大きく狂ってしまう。そんななか、女囚護送車が事故を起こし、負傷した女囚人が搬送され、ERはてんやわんや。ドクター達も式に出席予定だがなかなか出かけられない。特にこの日の主役、マークは散々。財布を取りに病院に戻ると駐禁で車を持っていかれ、電車は運休。バスは故障。ピーターの車に同乗するが、事故渋滞で進まない。式の時間はとうに過ぎ、事故を起こした女性の陣痛が始まり、病院へ搬送しなければならない！
　

第11話：疑い−Rock, Paper, Scissors
　歩道で親子をはねた犯人が搬送されてくる。ほどなくして犯人は死亡するが、怪我の治療で病院を訪れていたステュアート司教が、犯人に最期の祈りを捧げるのを見たコバッチュは神の存在に疑問を抱く。術後の経過が順調なマークは、新しい免疫療法を受ける。一方、コーデイの医療過誤事件は意外にも医療器具が欠陥品であることが判明し、コーデイが罪に問われる事はなくなった。だが自責の念を拭いきれないコーデイは、オペができなくなる。キス以来、レガスビーとの仲に亀裂が入り孤独を感じていたケリーは、本当の気持ちに気付く。

第12話：後悔−Surrender
　ロマノから昇進話を持ちかけられたピーター、だが連れていかれた場所はなぜか記者会見場で…。カーターはリハビリ施設で暮らす、いとこのチェイスを訪れる。カーターは、自分も施設に入りリハビリで立ち直った過去を告げチェイスを励ます。すっかり自信をなくしているコーデイは、オペをキャンセルしていたがこの日は火災により大勢の重症患者が運び込まれ、逃げ場が無くなる。追い詰められたコーデイはロマノに助けを求めるが…。

第13話：御心の行われんことを−Thy Will Be Done
　早期に職場復帰を果たしたグマークだが、性急な判断を下したり患者の親族に非情とも思える死亡宣告を下したり、これまでのマークからは考えられない言動をとっていた。さらに言葉がスムーズに出てこないことも増え、ケリーは当局にグリーンの資質を問う検査を依頼する。アビーはカーターからパーティーに誘われる。スチュアート司教にステロイドを投与しようとするコバッチュは、検査結果を見て驚く。司祭は別の病気を持っており、その病気にとってステロイド投与は命を縮める行為だった。

第14話：森の中の散歩−A Walk in the Woods
　けいれんを起こし搬送されてきた4歳の保育児の治療にあたったカーターとチェンは、患者が“はしか”であることを突き止める。マークの適性検査がいよいよ始まる。ロマノから人事改善部長（差別解消部長）に任命されたピーターは過去、自分が合格ラインに満たないにもかかわらず、差別解消処置として入学許可が下りていた事実を知ってしまう。
ルーパスの末期段階にあるスチュアート司教は、怖れていた呼吸困難を引き起こすが、コバッチュの警告を無視し叙階式の司祭を務めようとする。
　

第7話：だれか助けて−Rescue Me
　母マギーと1週間を過ごしたアビーだが耐えられずでマギーをフロリダへ帰そうとする。死亡した甥の事でマルッチを殴ってしまったピーターは、それが原因で減給を言い渡される。カーターは痛みを訴える男性を麻薬常用者と勘違いし、簡単な治療だけをして追い返すが、のちに重大な病気であることが判明。仕事中にめまいと言語障害に襲われたマークは検査の結果、脳腫瘍だと判明。その日、皮肉にもコーデイの妊娠が分かる。

第8話：私たちが踊るダンス−The Dance We Do
　ピーターの甥のガールフレンドが暴行され治療にやってきた。彼女の話から、ジェシーがトラブルに巻き込まれていたことを知ったピーターは、彼女から犯人の名前を聞き出し警察に通報する。術後、下半身麻痺になった患者から訴えられたコーデイは、法廷に召喚される。マークの脳腫瘍は悪性で治療不可能と宣告され…。

第9話：最高の贈り物−The Greatest of Gifts
　カーターは陣痛が始まったチェンから呼び出される。チェンは出産を終えたら、赤ん坊を養子に出す決意をしていたが…。ケリーは痴呆気味の老人が脱走兵である事が判明した一件以来、世話になった精神科医レガスビーと親しくしていたが、ある日彼女からレズビアンであると告白され、突然のキス！不治の脳腫瘍だと診断されたマークは、コーデイと共に藁をもすがる思いでニューヨークの名医を訪れる。

第10話：心に安息を−Piece of Mind
　早朝の交差点で衝突事故が発生し、ハリス親子が搬送されてくる。病院に到着し、落ち着きを取り戻していたハリスだが、再び発作が起こり、緊急オペとなる。一方、腫瘍摘出手術の日を迎えたマーク。覚悟はできていたはずだが、手術時間が迫るにつれ不安のつのる。マークは万一の場合には自分の生命保険を受け取るようにとコーデイに伝える。
　

第3話：宇宙人襲来−Mars Attacks
　職場復帰の初日を迎えたカーター。カウンティーに大勢の急患が搬送されてくるが、手技を制限されているカーターは貢献できない。再び看護婦として勤務することになったアビーもまた、看護婦以上の仕事はさせてもらえない。急患の治療に困ったコバッチュはアビーに手伝いをさせる。外科不足のためＥＲでもオペが行われることになり、コーデイの指示のもと、マークは困難なオペを成功させる。一方、ロマノの緊急治療法違反を通報したピーターは彼の逆恨みされ解雇されてしまう。

第4話：ベントン窮地に立つ−Benton Backwards
　職探しをするピーターだが、先々で断られる。コーデイの口利きでやっとフィラデルフィアの病院で働けそうになるが、息子リースのことが問題になる。コバッチュとアビーの仲は急速に進展。だがデート中にアビーが暴漢に襲われコバッチュは彼女を助けようと立ち向かう。ケリーは痴呆ぎみの老人の介護にあたるが、その老人が軍法会議にかけられると知ったケリーはある行動にでる。カーターに外傷治療の許可が降り重傷の少女を治療し一命を救うがストリートギャングが乱入し…。

第5話：希望への飛行−Flight of Fancy
　マークは心臓病の急患を治療するため、ヘリで現場へ。意識のあるうちに式を挙げたいという婚約者ジャネットの望みを聞いたマークは、牧師を呼び病室で挙式を行う。カーターは母親からHIVを受け継いだ少年に事実を告げる。ケリーはオフ、マークは搬送、コバッチュは欠勤という状況のＥＲ。臨時のＥＲ責任者に指名されたピーターだが、管理職が不得手な彼は慌てふためくばかり。

第6話：突然の訪問−The Visit
　胸を撃たれた少年の治療をアシストすることになったマルッチは大張り切り。ところがその患者はピーターの甥ジェシーだった。ジェシーは間もなく死亡、マルッチは軽はずみな言動をとってしまった自分に反省しピーターに謝罪するが。郊外のホテルで週末を過ごす計画のマークとコーデイ。椎間板ヘルニアの患者に外来用の簡単な治療を施しホテルにむかったコーデイだが、患者急変の連絡を受け急遽病院に戻ると…。アビーの母親と名乗る女性が突然病院を訪問。アビーは知らない女性だと言い張るが、それは躁鬱病にかかっている実の母親だった。