花嫁のパパ

ちょうどこの映画の公開の頃、私も結婚したので
あえて見ずにいたら、ずっと見逃しちゃっていました。

なんてったって、私の父は私が生まれた日に
”ヨメにやりたくない”と言って泣いたほどの人なので
きっと、映画を見たら父のイメージとかぶりすぎて
泣いちゃうかも・・・なんて思ってました。

ずいぶん年月は経ってしまったけれど、
このテーマはワールドワイドに不変なのでしょう。
今見ても、普通に面白いですね。

それだけスティーヴ・マーティン演じるパパが
花嫁のパパのイメージにぴったりということでしょう。
うろたえ、悪あがきをする姿が可愛くさえ思えますね。

披露宴のシーンがとってもアメリカっぽくて
うっとりしちゃいます。
自宅での披露宴が、あんなに豪華にできちゃうなんて・・・
でも、そんなにお金をかけなくてもいいのに・・
とも思ってしまいますけどね。

実に良質なリメイクです。オリジナルに忠実なシーンの多い中今の時代の価値観をさりげなく入れているのも好印象です。スペンサー・トレイシー版「花嫁の父」はアメリカ人にとって良き時代を象徴する忘れがたい映画なのでしょう。このオリジナルへのオマージュを数多くのシーンに観ました。披露宴の喧騒が去った後パパとママがチークダンスを始めます。オリジナルもリメイクもそれぞれ暖かくて美しいラストシーンでした。
＜ネタバレ？＞　娘へ送られてきた結婚祝いのプレゼントの１つに趣味の悪い置時計がありましたが、オリジナルに映っていたのと全く同じ品で笑いました。

自分の結婚式前、
この作品を何度も何度も繰り返し観ては涙しました。

笑い有り、涙有り・・・

父と娘の切っても切れない絆、
父親の娘に対する愛情がギッシリ詰まった作品です。

この作品のテーマ曲を自分の結婚式の入場テーマ曲にまで
してしまったほど、私自身も思い入れギッシリの作品です。

オススメです♪

１９５０年代に作成された『花嫁の父』のリメイク。
ストーリーはほぼ同じだが、現代風にリメイクされてて親近感を持ってみることが出来る。

娘をヨメに出す父親の心境は、世界共通なんでしょうね。
ヨメを貰ったボクとしては、ヨメの父も同じような気持ちだったんだろうなぁ・・

なんだかアメリカンホームコメディのようなストーリー展開だが、クライマックスでは涙する。

以前、ドッキリテレビで放映されていた、結婚式で新婦の父が新郎に対しビンタをして握手＋ハグ＋耳打ちで『泣かすなよ』のシーンを思い出しました。
娘を持つボクの理想とするシーンです。

お金持ちっていいなあ。娘のためにこんなに労力とお金かけて、結婚のためにどたばたと・・
（こんなに豪華な結婚式はご祝儀では絶対まかなえません）

でもちょっと待てよ。すぐに離婚する現代において、特に2組に1組は離婚する米国で、今こんなにがんばるかなー。

それに何人もの男と・・・・かもしれないはすっぱな娘のためにこんなにショックを受けたりするのかなあーと、お堅そうなエリザベステイラーが娘なら納得がいく場面でも、今の時代にはちと厳しく感じるものもあったのでございます。

でも良家の子女のこと、こんな世界もあるんでしょうね。レビューの皆様も同感していることだし、父親って悲しいものなんですねー。ラストシーンは文句なくいいですね。