ＥＲ　緊急救命室　４ｔｈシーズン

第19話：暗い灰色の影−Shades of Gray
　スコットが亡くなる。ジェニーは葬儀で彼が好きだった曲を歌う。患者死亡の調査会議が開かれピーターは停職処分に。
　しかしモーゲンスタンは自分の非を認め辞職。ピーターはコーデイとキスする。救急隊員になったアリソンが事故に巻き込まれＥＲに。

第20話：過去の後悔と将来の不安−Of Past Regret and Future Fear
　ピーターはコーデイと一夜を共に。コーデイはロマノに告白されるが職場恋愛はしないと嘘をついて断る。ダグは麻薬中毒の赤ちゃんを診察。
　その母親は子供を口実に病院から薬をもらうヤク中だった。アンナの元恋人のマックスが、突然ＥＲに姿を現わす。

第21話：幼き者たちの受難−Suffer the Little Children
　マックスはＥＲに小児科専門医を置くべきかを調査しにきた。ピーターはコーデイとのことをロマノに話してしまう。
　ダグはキャロルの協力を得て他のスタッフには秘密で麻薬中毒の赤ちゃんに12時間かかる超急速解毒治療を施すが、マークにバレてしまう。

第22話：心にあいた穴−A Hole In The Heart
　ダグはアンスポーら上層部に赤ちゃんへの治療法を説明し、理解を得る。コーデイはロマノに来期の保証人を降りられ、新しい保証人探しに奔走。
　大荒れのケリーは部長代理を辞めると言い出す。ピーターはリースの聴力に不安があると託児所から報告を受ける。

第15話：緊急脱出−Exodus
　化学薬品工場が爆発。コーデイは現場に駆けつけ作業員を救出。運び込まれた患者を診察したケリーは薬品が有毒だったため昏倒してしまう。
　汚染され緊急事態のＥＲ。カーターは患者とスタッフ全員をＥＲから避難させ、急患を食堂へ移し事態収拾に奔走する。

第16話：いとこの番人−My Brother's Keeper
　マークは病院を辞めていたシンシアの家を訪ねる。コーデイはロマノの評価が低いことに不満。ヘロインの吸いすぎで倒れ、危険な状態で運ばれたチェイスを付きっきりで看病するカーター。
　ダグは研究発表の場でケリーに難癖をつけられ、クソ意地が悪いと激怒。

第17話：混乱の中で−A Bloody Mess
　モーゲンスタンが復帰するが、まともに治療できない。ダグはＥＲ小児科のスタッフドクターになりたいとマークに告白。
　スコットの病状が悪化、また苦しい化学療法が必要になるとジェニーはダグに伝えられる。チェイスは右半身が不自由になっていた。

第18話：勇気ある反応Gut Reaction
　クリニックへの援助が停止されその原因が自分にあると感じたカーターは祖母を説得し、援助を再開してもらうが自分への援助が絶たれてしまう。
　ピーターはモーゲンスタンと共ににオペをするが、彼のミスで患者は死亡。ピーターはその責任を押しつけられる。

第3話：友の争い−Friendly Fire
　カーターは同僚のドイルに下っ端扱いされ、納得がいかない。ピーターは息子の包茎手術をめぐってカーラともめる。
　工事現場の事故でアルがＥＲに。同僚の服に血がかかったため、ジェニーはアルにＨＩＶを告白させるが、同僚に激高され採血を拒否される。

第4話：大枝の折れる時−When The Bough Breaks
　麻薬中毒の女がＥＲで産み落とした子が死亡。キャロルはその女に赤ん坊を落としたと言われ、報告書を提出することに。
　ダグは、ぜんそくの子の症状を正確に伝えなかったアンナと衝突。カーターはピーターの自分への態度が不満で抗議するが、反論され尻すぼみに。

第5話：いい事も悪い事も−Good Touch, Bad Touch
　キャロルはＥＲ内にクリニックを開設しようと発案、カーターから祖母の財団に相談してみたらと助言を得る。
　マークは訴訟を起こしたクリス側との証言の場で暴言を吐くなど荒れ放題。ジェニーとアルが食事中に、以前もめた元同僚が現われアルと彼が乱闘になる。

第6話：ゼロの地点−Ground Zero
　ケリーはシナジックスの医師エリスと出会う。マークは理解を示してくれるシンシアとベッドを共に。キャロルはカーターの祖母にクリニック開設の元金を提供してもらう。
　ケリーから一時解雇を通告されるジェニー。ダグに父が自動車事故で亡くなったと連絡が入る。
　

第11話：温かい思いを−Think Warm Thoughts
　コーデイはアリソンの声帯麻痺を治すため名医にオペを依頼するが、反対していたロマノに激怒される。スウィフトがシナジックスの医師としてＥＲに帰ってくる。アンスポーの息子スコットが来院し、ジェニーが世話する。２人目のレイプ被害者の老女が運び込まれる。

第12話：苦しみに救いの手を−Sharp Relief
　３人目のレイプ被害者が運び込まれ死亡する。ケリーはシナジックスに疑いを抱く。カーターは麻薬中毒のチェイスを訪ね、必死に彼を救おうとする。
　スコットのガン再発が明らかに。こっそり結婚式を準備していたダグをよそに、キャロルは救急隊員とキスしてしまう。

第13話：カーターの選択−Carter's Choice
　ケリーはエリスにシナジックスはＥＲとは契約しないと言われ、２人は別れる。レイプ犯が逮捕されるが、カーターは正常とは言えない輸血をしアンナに問い詰められる。
　心の準備ができていなくて結婚まで時間が必要だと思うキャロルに、ダグは理解を示す。

第14話：愛を知って−Family Practice
　マークは母がひざを負傷したため、故郷サンディエゴへ。シンシアも後を追って来る。母は痴呆症を患い、マークは父とその検査法をめぐって対立。
　マークの愛情に不満なシンシアは怒って帰ってしまう。父も疲労で持病が悪化し、病院に運ばれる。

１話めはLIVEであちらでは生放送だったということだが、DVDではやはり生の臨場感は残念ながら期待していたほど感じずもったいない感を味わった。それでもいかにもアドリブだろうなと思わせるその場にそぐわない滑稽なセリフに気づいて時々クスリとにやけてしまうこともあり、焦点によってはそれなりに楽しむことは出来る逸品。生なだけにセリフのとちりなど失敗出来ない舞台劇的な緊張感に似た、ちょっと今までにはない微妙で堅苦しい雰囲気は全体的に漂っていたが、それはそれで良い意味でスタッフたちのかけあいに反映していて、それなりにはまるおもしろさもあった点はもちろんOK。
ベントンは自分の子供の今後の障害に思いをめぐらし、何事も悪い方へと考えては自分勝手な言動でカーラと口喧嘩の繰り返し。それでもベントンの性格を理解しているカーラは上手くベントンの意思を受け入れ、無意味にベントンを挑発したり激怒させないように物事を解決していく展開はさすが。この後しっかり他の男と付き合ったりするのだが、その展開を思うとなんだか笑える。出産直後のベントンの子供に対する処置シーンはもちろん本物ではないと思うが、呼吸していない子供の皮膚の土色があまりにもリアルで、粘土でも使って本物らしく表現しているのかと思ってしまうほど印象的だった。これにかぎらずいったい何を使って本物らしく見せているのかと、本筋のストーリーよりも切開されている皮膚とか内臓などに興味を集中させてしまうことがある（苦笑）。マーク、体の傷よりも心の傷が癒されず、今までの優しく冷静だった人格が封印されたような荒れた状態に。キャロルやダグのマークを思っての言葉さえ、今の彼には届かない。そんなマークの前にシンシアが。マークのことは一番自分が分かっているというキャロルたちの暗黙の自信が逆にマークの気持ちを遠ざけているように思える状況の中、シンシアのように計算も驕りもない真っ直ぐなキャラでなければ、マークを変えることは出来ないのだろうと思わずにはいられない展開。これからの二人の関係にこちらとしては非常に興味津々！！
いよいよシーズン�Wスタート！！