日本沈没

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日本沈没 / 草なぎ剛

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「日本沈没」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

 小松左京の傑作SF小説を「ローレライ」の樋口真嗣監督、草なぎ剛、柴咲コウ主演で映画化。日本列島の沈没という未曾有の危機を迎えパニックに陥る日本国民の姿とその中で出会った一組の男女の運命の行方を描く。ある深海調査に参加した潜水艇《わだつみ6500》のパイロット・小野寺俊夫は、そこで驚愕の事実を知る。海底プレートの急速な沈降で、日本列島が1年後に沈没するというのだ。調査を指揮した地球科学の田所博士は日本の危機を訴えるが、学会は全く耳を貸そうとしなかった。しかし、内閣総理大臣・山本尚之は事態を重く受け止め、危機管理に乗り出す。

「日本沈没」 の作品情報

作品情報

製作年: 2006年
製作国: 日本

「日本沈没」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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学校の怪談 物の怪(もののけ)スペシャル

K−20 怪人二十面相・伝

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映画に何を期待なさるのか? ネタバレ

投稿日:2007/02/05 レビュアー:masamune

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私のレビューは洋画の例えが多くて恐縮ですが、本作は「ポセイドン」と時を同じくしてリメイクされたパニック大作。originalは日本人としてのアイデンティティーを問う社会性と、理論に裏付けられた緻密なリアリティ(地盤の液状化現象などが)秀逸な大人の鑑賞に耐えうる傑作だった。30余年の時を経てリメイクされた本作は「オーメン」の様に単なる駄作に終るのか、それとも「スーパーマン・リターンズ」の様に進歩したテクノロジーを活かした価値あるリメイクか?で注視した。まあ日本人とは何とも自虐的な国民だなと苦笑するしかないが、今に成ってみれば「日本だけ」綺麗に沈没する事自体が稀有に思われる訳だが、幼かった私はマジで怖かった。originalはポリティクスな面が強調され、人と言うより群集描写がテキトウで女性なんて「いしだあゆみ」しか登場しない徹底振り!。しかし21世紀に作られた本作は、主人公を描く目線が下がった点は評価したい。しかし全体的に見れば「アイドル映画」の枠を出てない、とハッキリ言いたい。同じ樋口監督の「ローレライ」も見たが、この監督は「人間模様」が描けない人だと見切りを付けたが、それは本作でも同様だった。確かに男女に焦点を絞った脚本は今風で悪くない。だが、ならばキャラクターの設定も含めた作り込みが本作は弱い、いや幼稚とさえ言える。人知を超えた未曾有な大災害が迫ってるにも関わらず、恋愛ドラマをやられては興醒めする。と言えば言い過ぎか?。私は鑑賞途中で「アルマゲドン」を想い出したが、ベタな演出をするなら役者のチョイスを含めて、まだまだ邦画はハリウッドに学ぶ点は多いと思う。もう一点、特撮が「邦画にしては」良かったと言う声を聞く。確かに私の住んでる京都も派手に沈没するが「パニック映画は人が描けないなら只のアトラクション」が自論の私には受け入れ難い描写も多い。洋画にも「ディ・アフター・トゥモーロー」と言う悪しき見本が有るが、考証や編集も含めて本作は「底」が浅い気がするし、原作本の面影は限りなく薄い。私には往年の傑作に名を借りた壮大な自衛隊のプロモ映画の様な気がした。本作は中国・ロシア・アメリカや日本が大好きな国連も含めた、グローバルな視点で今一度リメイクして欲しかった。それなら今の日本にとって相応しい内容の作品に仕上がるだろうし、私の嫌いなフレーズ「邦画にしては」のエクスキューズも要らなくなると思うのだが・・・。
本作がリメイクされる間に阪神淡路大震災を経験した。私は「あの時」仕事で神戸の病院に居たが、近所のスーパーで住民が殴り合って商品を略奪するなど、イラクの内戦状態と何ら変わりない。現実はもっと「おぞましい」のだ、と見終わった後に誰に言うでもなく呟いた私、でした。

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パニック映画ではなく、ラブ・ストーリー? ネタバレ

投稿日:2007/07/04 レビュアー:こんちゃん

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 悪いとは言わないし、ちょっと感動してうるうる来るところもあるのですが、このリメイクを観ると、33年前の作品が、いかに良くできていたかを再認識してしまいます。

 masamuneさんがおっしゃっている通り、パニック映画は、その時の人間模様をしっかりと描写できないと、うすっぺらなものになってしまいます。草g剛も、芝咲コウも嫌いではないのですが、アイドル映画のような体裁になってしまったのは、やはりミスキャストと言わざるを得ないのではないでしょうか。
「主人公は草g君が演ってくれればいいと思っていた」と、原作者 小松 左京からの推薦もあったらしいですが、社交辞令でしょ?
 感動物に仕立て上げようとしたが為に(それでもアルマゲドンには、全く及ばない。本来、ああいう自己犠牲とか、お涙ちょうだいは日本人が好み、得意とするべき物のはずなのに・・・)昔感じた、
「ホントにこんなことがあるのかも知れない」
という切迫感や、
「もしそうなったらどうしよう。自分は何ができるのだろう」
という不安感が、このリメイクでは感じられませんでした。今の漫然とした日本の状態が、「そんな簡単に終わりは来ない」
と思わせ、
「なったらなったで、なんとかなるんじゃない?」
という責任感の欠如という物があって、同じ題材でありながら切迫感を損なっているのかも知れません。

 監督は「ローレライ」の樋口真嗣。樋口監督は、小学生の時に父親と『日本沈没』を観て以来の大ファンらしいです。
 CGの技術が進歩し、昔より数倍迫力あるシーンが作れ、その見せ場もふんだんにある物語ですが、重要なのは人間であり、国家なのです。そこら辺のドラマをしっかり描ききれなかったことが、前作に比べると薄っぺらなものになってしまった要因でしょうか。
 海外へ行く際の飛行機の中で観たのですが、途中数カ所寝てしまいました。それでもストーリーを理解するには支障がなかったし、あえて映画館に足を運ぼうともおもわなかったのです。これだけの長時間の作品にするのならば、思わず引き込まれるような作り方をしていないと厳しいでしょう。

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オリジナルから34年

投稿日:2007/01/31 レビュアー:kazupon

さすがCGはすごいと思いました。
地震で建物が崩れ落ちていくシーンや津波のシーンなど、迫力がありました。
さて、このようなリメイク作品は、どうしても二番煎じで終わってしまい、きっと大したことはないのだろうな・・・と思っていたのですが、(期待していなかったのがよかったのか?)予想に反して、ラストでうるうるしてしまいました。確かにアルマゲドンみたいでしたが、小野寺の犠牲により、日本が僅かながらも残ったことは感動でした。
この映画は、大地震を実際に体験した人と、そうでない人では、感じ方も随分違うのでは?と思います。
地震はあの凄まじい揺れの恐怖の他に、破壊された住居、街並みなど、後で見て感じる恐怖、そして、被災者が今後の生活や将来に感じる不安や絶望感など、体験した者にしかわからない感覚があると思うのです。
作品の出来の良し悪しよりも、私は人間の心情について考えさせられました。
全員が助かるという事が困難な状態で、さて、誰を助けるのか?あるいは誰を切り捨てるのか?
未来ある子供は助けたい。しかし、子供だけが残って、どうして生きていけるのか?
かと言って、自分が助かるために、親兄弟を見捨てる訳にはいかない。
このままでは誰も助からない、勿論自分も・・・という状況に直面した時に、どうせ死ぬなら、この命を愛する人たちのために捧げたい!と思うのが、小野寺(草g剛)がとった自己犠牲の行動なのでしょう。

あの、いつ壊滅的な大地震が襲って来るのか分からない状況下で、柴崎コウが発した言葉。「抱いて。」
何言ってるの、こんな時に!?と驚きでした。
また、主題歌が好きじゃなかったので、草gと柴崎の別れのシーンで流れた時には、それがもう、うるさくて仕方がなかった。(ごめんなさい。私個人の感想ですから・・・)
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
地震に限らず、自然災害のニュースを見ながらご飯を食べている自分に、時々愕然とします。

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観るな! ネタバレ

投稿日:2007/10/16 レビュアー:fjk

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観るな!
ましてや小松左京原作を読んで思い入れのある方は、このDVDを集めて燃やしたほうがいいかも。
役者さんひとりひとりの熱演を棒にふるこの脚本の企画の・・・
(ああ・・・怒!)

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草なぎ氏の存在感が薄い!あり得ないくさい話でうんざりがっかり! ネタバレ

投稿日:2007/04/30 レビュアー:RUSH

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このレビューには重大なネタバレ情報が入っています。またこの作品だけでなく同名旧作のネタバレ情報を含む箇所が存在しますので両作品をまだ見ていない方は絶対にこのレビューを読まないでください。

1973年に公開された同名作品のリメイク。原作は小松左京氏の同名小説です。テレビを見ていて地震のテロップが流れない日が少ないほど地震が多い昨今、日本が沈没してしまうという小松先生の代表作である日本沈没がリメイクされました。この日本沈没という原作を元に1999年ぐらいに松竹からリメイク作品を製作するという話がありましたが製作費を調達できなかったため製作が中止になったという経緯もありましたが今度はTBSがこの作品を製作したのです。製作品は20億円。高いのか安いのかわかりませんが力が入っていたことは間違いないでしょう。この作品は興行収益の観点からもヒットし韓国でも公開されました。しかし僕は何故かこの作品には満足できませんでした。どうしても旧作の方が真摯に日本沈没を描いていたと思えてならないのです。

原作と大きく違うのはその結末でしょう。ハッキリ書いてしまいますがこの作品では日本は完全に沈没しません。旧作では日本のほとんどが沈没してしまいます。原作でも同じはずです(ただし、原作の小松左京・谷甲州共著日本沈没第2部では完全に沈没していないことが判明しています)。そして原作にはないこの作品オリジナルキャラが何人か登場し、この作品を盛り上げています(主役を食いかけているといった方がいいかも。それほどの存在感がありましたよ、大地さんの演技は)。わかり易いところでは鷹森沙織(大地真央)、倉木美咲(福田麻由子)、ひょっとこの女将(吉田日出子)とその常連客(六平直政など)などがそうです。

この作品の主役は草なぎ剛氏演じる小野寺俊夫と柴咲コウさん演じる阿部玲子に違いないはずです。ですが僕の印象に残っているのは大地さん演じた鷹森とひょっとこの連中でした。旧作で同じ役を演じた藤岡弘、氏と比べるのはコクかもしれませんがあまりに存在感がなさ過ぎます。その彼が最後ヒーローになってしまうのですから感動どころか引いてしまいました。彼のキャスティングはミスキャストでしょう。作品の前半はとくにそうでした。後半は小野寺と玲子の間が接近し盛り上がっていくのですが、その2人の愛のはぐくみ方が不自然で描ききれておらず、とってつけたようなものになってしまっており、中途半端さを感じざるを得ませんでした。旧作ではこの小野寺と玲子の恋愛よりも日本沈没という災害に重点を置いて描いていたため、このリメイク作では二人の関係を深く描きたかったのは理解できますがあまりに中途半端で草なぎ氏と柴咲さんでは釣り合いがとれていません。柴咲さんは気の強い女性を演じさせるとうまい女優さんです。強さの中に見せる弱さが彼女の魅力を引き立ててくれます。その気の強い女性、特に今作の玲子は旧作でのかよわいお金持ちのご令嬢ではなく男勝りのハイパーレスキュー隊員という役になっているのですから、草なぎ氏ではあまりに線が細すぎます。気の強い女性をガシッ!と受け止められる様な演技の出来る器の大きい存在感を示せる俳優でなければ釣り合いませんし、草なぎ氏では役不足で印象、存在感が希薄すぎます。

脚本についてもあり得ないような非現実的なものが多く(玲子が遭難している美咲たちを発見するシーンや玲子が出発直前の小野寺の前に突然現れるシーンなど)、ラブシーンもとってつけたような味気ないもので、観客に無理矢理感動を覚えさせようという製作サイドの思惑が見え見えで失望を隠せませんでした。そんな中、一番印象に残ったのは大地真央さん演じる文部科学兼危機管理担当大臣の鷹森沙織でした。「彼女を主役にすればよかったんじゃないの?」と思ってしまうほどその存在感と演技はよかったです。特に最後の演説のシーンは目頭が熱くなりました。誰かが犠牲となり災害を止めるというのはB級洋画「合衆国壊滅/M10.5」と同じだと思いました。個人的には沈没させて欲しかったです。

そして旧作と比べて勝っているのはCGを含めたVFXでしょう。これはなかなかよく出来ていたのではないでしょうか?ただ日本の状況の変化を日本国土の映像の変化で表現していたのは旧作と同様ですが、少し見にくかったのは残念でした。リアリティという観点で特撮を評価すれば当たり前ですが旧作よりも優れていると言えると思います。旧作から30年以上経過しているのですから。因みに特撮とは関係ありませんが作品に登場するN2爆弾ですがどこかで聞いたことありませんか?そう、新世紀エヴァンゲリオンでも登場する爆弾と同じ名前なのです(笑)。エヴァに樋口監督がスタッフとして加わっていたからなんですね(笑)。

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日本沈没

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映画に何を期待なさるのか?

投稿日

2007/02/05

レビュアー

masamune

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私のレビューは洋画の例えが多くて恐縮ですが、本作は「ポセイドン」と時を同じくしてリメイクされたパニック大作。originalは日本人としてのアイデンティティーを問う社会性と、理論に裏付けられた緻密なリアリティ(地盤の液状化現象などが)秀逸な大人の鑑賞に耐えうる傑作だった。30余年の時を経てリメイクされた本作は「オーメン」の様に単なる駄作に終るのか、それとも「スーパーマン・リターンズ」の様に進歩したテクノロジーを活かした価値あるリメイクか?で注視した。まあ日本人とは何とも自虐的な国民だなと苦笑するしかないが、今に成ってみれば「日本だけ」綺麗に沈没する事自体が稀有に思われる訳だが、幼かった私はマジで怖かった。originalはポリティクスな面が強調され、人と言うより群集描写がテキトウで女性なんて「いしだあゆみ」しか登場しない徹底振り!。しかし21世紀に作られた本作は、主人公を描く目線が下がった点は評価したい。しかし全体的に見れば「アイドル映画」の枠を出てない、とハッキリ言いたい。同じ樋口監督の「ローレライ」も見たが、この監督は「人間模様」が描けない人だと見切りを付けたが、それは本作でも同様だった。確かに男女に焦点を絞った脚本は今風で悪くない。だが、ならばキャラクターの設定も含めた作り込みが本作は弱い、いや幼稚とさえ言える。人知を超えた未曾有な大災害が迫ってるにも関わらず、恋愛ドラマをやられては興醒めする。と言えば言い過ぎか?。私は鑑賞途中で「アルマゲドン」を想い出したが、ベタな演出をするなら役者のチョイスを含めて、まだまだ邦画はハリウッドに学ぶ点は多いと思う。もう一点、特撮が「邦画にしては」良かったと言う声を聞く。確かに私の住んでる京都も派手に沈没するが「パニック映画は人が描けないなら只のアトラクション」が自論の私には受け入れ難い描写も多い。洋画にも「ディ・アフター・トゥモーロー」と言う悪しき見本が有るが、考証や編集も含めて本作は「底」が浅い気がするし、原作本の面影は限りなく薄い。私には往年の傑作に名を借りた壮大な自衛隊のプロモ映画の様な気がした。本作は中国・ロシア・アメリカや日本が大好きな国連も含めた、グローバルな視点で今一度リメイクして欲しかった。それなら今の日本にとって相応しい内容の作品に仕上がるだろうし、私の嫌いなフレーズ「邦画にしては」のエクスキューズも要らなくなると思うのだが・・・。
本作がリメイクされる間に阪神淡路大震災を経験した。私は「あの時」仕事で神戸の病院に居たが、近所のスーパーで住民が殴り合って商品を略奪するなど、イラクの内戦状態と何ら変わりない。現実はもっと「おぞましい」のだ、と見終わった後に誰に言うでもなく呟いた私、でした。

パニック映画ではなく、ラブ・ストーリー?

投稿日

2007/07/04

レビュアー

こんちゃん

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 悪いとは言わないし、ちょっと感動してうるうる来るところもあるのですが、このリメイクを観ると、33年前の作品が、いかに良くできていたかを再認識してしまいます。

 masamuneさんがおっしゃっている通り、パニック映画は、その時の人間模様をしっかりと描写できないと、うすっぺらなものになってしまいます。草g剛も、芝咲コウも嫌いではないのですが、アイドル映画のような体裁になってしまったのは、やはりミスキャストと言わざるを得ないのではないでしょうか。
「主人公は草g君が演ってくれればいいと思っていた」と、原作者 小松 左京からの推薦もあったらしいですが、社交辞令でしょ?
 感動物に仕立て上げようとしたが為に(それでもアルマゲドンには、全く及ばない。本来、ああいう自己犠牲とか、お涙ちょうだいは日本人が好み、得意とするべき物のはずなのに・・・)昔感じた、
「ホントにこんなことがあるのかも知れない」
という切迫感や、
「もしそうなったらどうしよう。自分は何ができるのだろう」
という不安感が、このリメイクでは感じられませんでした。今の漫然とした日本の状態が、「そんな簡単に終わりは来ない」
と思わせ、
「なったらなったで、なんとかなるんじゃない?」
という責任感の欠如という物があって、同じ題材でありながら切迫感を損なっているのかも知れません。

 監督は「ローレライ」の樋口真嗣。樋口監督は、小学生の時に父親と『日本沈没』を観て以来の大ファンらしいです。
 CGの技術が進歩し、昔より数倍迫力あるシーンが作れ、その見せ場もふんだんにある物語ですが、重要なのは人間であり、国家なのです。そこら辺のドラマをしっかり描ききれなかったことが、前作に比べると薄っぺらなものになってしまった要因でしょうか。
 海外へ行く際の飛行機の中で観たのですが、途中数カ所寝てしまいました。それでもストーリーを理解するには支障がなかったし、あえて映画館に足を運ぼうともおもわなかったのです。これだけの長時間の作品にするのならば、思わず引き込まれるような作り方をしていないと厳しいでしょう。

オリジナルから34年

投稿日

2007/01/31

レビュアー

kazupon

さすがCGはすごいと思いました。
地震で建物が崩れ落ちていくシーンや津波のシーンなど、迫力がありました。
さて、このようなリメイク作品は、どうしても二番煎じで終わってしまい、きっと大したことはないのだろうな・・・と思っていたのですが、(期待していなかったのがよかったのか?)予想に反して、ラストでうるうるしてしまいました。確かにアルマゲドンみたいでしたが、小野寺の犠牲により、日本が僅かながらも残ったことは感動でした。
この映画は、大地震を実際に体験した人と、そうでない人では、感じ方も随分違うのでは?と思います。
地震はあの凄まじい揺れの恐怖の他に、破壊された住居、街並みなど、後で見て感じる恐怖、そして、被災者が今後の生活や将来に感じる不安や絶望感など、体験した者にしかわからない感覚があると思うのです。
作品の出来の良し悪しよりも、私は人間の心情について考えさせられました。
全員が助かるという事が困難な状態で、さて、誰を助けるのか?あるいは誰を切り捨てるのか?
未来ある子供は助けたい。しかし、子供だけが残って、どうして生きていけるのか?
かと言って、自分が助かるために、親兄弟を見捨てる訳にはいかない。
このままでは誰も助からない、勿論自分も・・・という状況に直面した時に、どうせ死ぬなら、この命を愛する人たちのために捧げたい!と思うのが、小野寺(草g剛)がとった自己犠牲の行動なのでしょう。

あの、いつ壊滅的な大地震が襲って来るのか分からない状況下で、柴崎コウが発した言葉。「抱いて。」
何言ってるの、こんな時に!?と驚きでした。
また、主題歌が好きじゃなかったので、草gと柴崎の別れのシーンで流れた時には、それがもう、うるさくて仕方がなかった。(ごめんなさい。私個人の感想ですから・・・)
ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・
地震に限らず、自然災害のニュースを見ながらご飯を食べている自分に、時々愕然とします。

観るな!

投稿日

2007/10/16

レビュアー

fjk

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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観るな!
ましてや小松左京原作を読んで思い入れのある方は、このDVDを集めて燃やしたほうがいいかも。
役者さんひとりひとりの熱演を棒にふるこの脚本の企画の・・・
(ああ・・・怒!)

草なぎ氏の存在感が薄い!あり得ないくさい話でうんざりがっかり!

投稿日

2007/04/30

レビュアー

RUSH

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このレビューには重大なネタバレ情報が入っています。またこの作品だけでなく同名旧作のネタバレ情報を含む箇所が存在しますので両作品をまだ見ていない方は絶対にこのレビューを読まないでください。

1973年に公開された同名作品のリメイク。原作は小松左京氏の同名小説です。テレビを見ていて地震のテロップが流れない日が少ないほど地震が多い昨今、日本が沈没してしまうという小松先生の代表作である日本沈没がリメイクされました。この日本沈没という原作を元に1999年ぐらいに松竹からリメイク作品を製作するという話がありましたが製作費を調達できなかったため製作が中止になったという経緯もありましたが今度はTBSがこの作品を製作したのです。製作品は20億円。高いのか安いのかわかりませんが力が入っていたことは間違いないでしょう。この作品は興行収益の観点からもヒットし韓国でも公開されました。しかし僕は何故かこの作品には満足できませんでした。どうしても旧作の方が真摯に日本沈没を描いていたと思えてならないのです。

原作と大きく違うのはその結末でしょう。ハッキリ書いてしまいますがこの作品では日本は完全に沈没しません。旧作では日本のほとんどが沈没してしまいます。原作でも同じはずです(ただし、原作の小松左京・谷甲州共著日本沈没第2部では完全に沈没していないことが判明しています)。そして原作にはないこの作品オリジナルキャラが何人か登場し、この作品を盛り上げています(主役を食いかけているといった方がいいかも。それほどの存在感がありましたよ、大地さんの演技は)。わかり易いところでは鷹森沙織(大地真央)、倉木美咲(福田麻由子)、ひょっとこの女将(吉田日出子)とその常連客(六平直政など)などがそうです。

この作品の主役は草なぎ剛氏演じる小野寺俊夫と柴咲コウさん演じる阿部玲子に違いないはずです。ですが僕の印象に残っているのは大地さん演じた鷹森とひょっとこの連中でした。旧作で同じ役を演じた藤岡弘、氏と比べるのはコクかもしれませんがあまりに存在感がなさ過ぎます。その彼が最後ヒーローになってしまうのですから感動どころか引いてしまいました。彼のキャスティングはミスキャストでしょう。作品の前半はとくにそうでした。後半は小野寺と玲子の間が接近し盛り上がっていくのですが、その2人の愛のはぐくみ方が不自然で描ききれておらず、とってつけたようなものになってしまっており、中途半端さを感じざるを得ませんでした。旧作ではこの小野寺と玲子の恋愛よりも日本沈没という災害に重点を置いて描いていたため、このリメイク作では二人の関係を深く描きたかったのは理解できますがあまりに中途半端で草なぎ氏と柴咲さんでは釣り合いがとれていません。柴咲さんは気の強い女性を演じさせるとうまい女優さんです。強さの中に見せる弱さが彼女の魅力を引き立ててくれます。その気の強い女性、特に今作の玲子は旧作でのかよわいお金持ちのご令嬢ではなく男勝りのハイパーレスキュー隊員という役になっているのですから、草なぎ氏ではあまりに線が細すぎます。気の強い女性をガシッ!と受け止められる様な演技の出来る器の大きい存在感を示せる俳優でなければ釣り合いませんし、草なぎ氏では役不足で印象、存在感が希薄すぎます。

脚本についてもあり得ないような非現実的なものが多く(玲子が遭難している美咲たちを発見するシーンや玲子が出発直前の小野寺の前に突然現れるシーンなど)、ラブシーンもとってつけたような味気ないもので、観客に無理矢理感動を覚えさせようという製作サイドの思惑が見え見えで失望を隠せませんでした。そんな中、一番印象に残ったのは大地真央さん演じる文部科学兼危機管理担当大臣の鷹森沙織でした。「彼女を主役にすればよかったんじゃないの?」と思ってしまうほどその存在感と演技はよかったです。特に最後の演説のシーンは目頭が熱くなりました。誰かが犠牲となり災害を止めるというのはB級洋画「合衆国壊滅/M10.5」と同じだと思いました。個人的には沈没させて欲しかったです。

そして旧作と比べて勝っているのはCGを含めたVFXでしょう。これはなかなかよく出来ていたのではないでしょうか?ただ日本の状況の変化を日本国土の映像の変化で表現していたのは旧作と同様ですが、少し見にくかったのは残念でした。リアリティという観点で特撮を評価すれば当たり前ですが旧作よりも優れていると言えると思います。旧作から30年以上経過しているのですから。因みに特撮とは関係ありませんが作品に登場するN2爆弾ですがどこかで聞いたことありませんか?そう、新世紀エヴァンゲリオンでも登場する爆弾と同じ名前なのです(笑)。エヴァに樋口監督がスタッフとして加わっていたからなんですね(笑)。

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