クレヨンしんちゃん　伝説を呼ぶ踊れ！アミーゴ！

　これ、先週ＴＶで放映してましたね。たまたま仕事を早めに切り上げて帰宅したら、子供が観てたんで、何となく一緒に眺めてたんですが・・・。

　“お、おおおぉぉっ！！こ、これは『ボディ・スナッチャーズ』でわないかぁ！！うわあすげえ、クレヨンしんちゃんでこんなことが出来るんや！げっ、おまけにスパイダーウォークまで！リンダ・ブレアかぁぁ！なぜだかこえぇぇ〜！！ぷぷぷっ、特捜官の名前がジャクリーン・フィーニーって、もじってるもじってるで原作者のジャック・フィニイを。おもしれえ〜！！”

　と、子供の横で一人興奮してしまいました。
　いや、ホンマ、それにしても前半から中盤にかけては立派なＳＦホラーですよ。けっこうコワいもん。このままのテイストで最後まで突っ走ってもらえたらとっても嬉しかったのですが、それではさすがにお子様には怖すぎます。後半はきっちりいつもの？クレヨンしんちゃん。これはもうやむを得ません。これ以上望むのは贅沢ってもんです。
　これはＤＶＤを借りて、もう一度最初からきっちり観ようと思います。

春日部の周りの人たちが少しずつ、いつの間にか
偽者の人に変わっていく・・・
彼らは傷みを感じない・・・ととてもホラーチックでサスペンス。
でもしんちゃんです。
後半は踊りまくりです。
何故サンバ？という感じもしましたが。
「突っ込み無用」ということなので、まあいいか。

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これ、子供が観たらどんな印象なんでしょう？
相当怖いのでは？
だって、お父さんもお母さんも、お友達も幼稚園の先生も、見た目はそっくり。
でも、偽者なんです。
そこの部分を考えすぎなければ、クニャクニャのサンバを踊り狂っている姿は、子供には笑えるのかしら？

最近ではニコール・キッドマンで4度目の映画化となった「インベージョン」の原作『盗まれた街』が本作の出所です。
その原作者ジャック・フィニへのオマージュとして、街の人々のそっくりさんをやっつける女の人の名前を「ジャクリーン・フィーニー」としています。
私は「インベージョン」を観た後、4度も映画化されていることに非常に興味をそそられ、原作本を読み、最初の映画化作品「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」を観ました。
1978年　「SF/ボディ・スナッチャー」、1993年　「ボディ・スナッチャーズ」は未見ですが、アニメ、しかもクレヨンしんちゃんでボディ・スナッチャーズ〜？と好奇心から予約リスト入れていたんです。
いやあ、満足、満足。
大人でも楽しめるアニメでした。
ボディ・スナッチャーを知っているほうが楽しめますね。

テレビ版で見たのですが、前半が立派なホラー映画でびっくりしました。それでもだいぶカットされているとか…。ヘタするとトラウマになりそうです（＾＾；「ステップフォード・ワイフ」を思い出しました。あれもこわかった。「親が偽物」という根源的恐怖に容赦なく訴える映画です。子供がちびっこのときじゃなくてよかった…多分途中退出です。

まあまあでした。
クレヨンしんちゃんの中では新しい感じのとり方があったりしてよかったかな。

でも内容は今までよりもつまらない気がした。
どこか深みにかけてて、、クレヨンしんちゃんにある家族の愛が薄い気がした。

でも相変わらず楽しくて可愛かった。