夢駆ける馬ドリーマー

最近ご無沙汰ですね　とレヴュアーさんのことではなく　映画の「ディープ・インパクト」でもない　お馬さんのディープ　新聞ガミでちらっと見ただけなんだけど　この種付け代が５０億だってがさ　パープル様出場権とそれにからむお金なんて目じゃないお話しでっせ　てなわけの業界裏話の生臭い話題は別にして　とてもさわやかなこれも正しきアメリカン・シネマ　わしは「シー・ビィスケット」より良かったね　素直な映画作りだがうまい

監督は「コーチ・カーター」なんかの脚本の人みたい　語りたいことを丁寧に語るだね　この映画制作のモチーフは意外にあの９・１１にあるんだって　アメリカ人の傷ついた心に響くシネマを撮りたいみたいな　なるほどね９・１１ってほんとにその後の映画に影響を与えているんだね　それは９・１１に対する距離のとり方が出るってことでもあり「ワールド・トレード・センター」はもとの下手くそなオリバー・ストーンなんだけど　ストーンの迷いはわからないでもない　奇妙な曖昧な映画ではありましたわけですが　ダコタの断固とした意志を描くこのアメリカ映画の慎ましやかな態度は好感が持てるのです

たてがみを風になびかせ、つややかな毛並を陽に光らせながら、全力で走る馬の姿は、何て美しいのでしょう！
これは、脚を骨折したが「安楽死」を免れ、競走馬として奇跡の復活を遂げたソーニャドールと父娘の物語です。
特典映像で詳しく語られていますが、最初は父と息子の話だったようです。
「マイ・ボディガード」を観た監督が、ダコタ・ファニング以外にこの役は考えられないと思い、ダコタに出演依頼し、娘の設定に書き換えたらしいです。
ダコタ・ファニングは、この撮影時１０歳だったようですが、その演技力はキャリアのある大女優に負けないほどと、共演者からも絶賛されていました。
あどけない表情で、子供は子供らしく演じているのに、この迫力は持って生まれた才能なのでしょう。
ダコタには内緒でアドリブを加えたところ、見事に切り返し、かえってそれが新鮮だったと監督の話。

私としては、ベンとその父親の過去の確執について、もう少し詳しく描いてくれた方が、分かり易かったと思います。
カート・ラッセル（ベン）とクリス・クリストファーソン（父親）は、本当の親子のように似ていますね。

また特典の話ですが、この撮影に５頭の栗毛の馬（２頭が競走馬、３頭が演技馬）を使った話など、とても興味深かったです。
映像では全く気がつきませんでしたが、機械の馬も使われていたんですよ！
久々の感動作としてお勧めします。

これは１０００円の日に、リクライニング付きプレミアシートで見たせいか、とても気分よくみられた、なかなかの感動作でした。うまくいきすぎの感はありますが、家族で安心してみられる映画です。
popsicleを食べるお馬さんはかわいいし(食べさせていいの？？）、馬をレースに出場させるのにあんな大金が必要だとは全然知らなくて、新鮮な驚きでした。

ダコタちゃんといえば、今いちばん楽しみにしているのが、年末の「シャーロットのおくりもの」です。児童文学の傑作E・B・ホワイトのCharlotte's Webの初の実写版。豚のウィルバー、ねずみのテンプルトン、くものシャーロットたち動物がどんな活躍をしてくれるのか、あのくもの巣のメッセージは実写にするとどんなふうになるのか、今からワクワクしています。ひとつ心配なのは、シャーロットの声がジュリア・ロバーツだってことですが。
シャーロットがどんなおくりものを残してくれるのか、あのラストの胸がキュンとするような感覚を映画でも味わえるといいな。きのう「ワールドトレードセンター」を見たのですが、「シャーロットのおくりもの」の予告でうるうるしてしまいました。肝心の「ワールド・・・」は涙なし。

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よく「アリエネー！」と言う　レビュウアーのご意見が
ありますが　ありえ無いことが起こるから映画なんでしょ
ところで昭和40年のダービー馬　キーストンという馬を知って
いますか？　昭和42年暮れの阪神大賞典　４コーナーまで先頭
だったキーストンは　突然バランスを崩しもんどりうって転倒
山本正司騎手も　宙を飛んでターフに叩き付けられてしまいます
キーストンは左前足を　骨折　その上を無情に他馬が
駆け抜けていく　その時キーストンは　よろよろと３本足
で立ち上がり　山本騎手の元に辿り着くと　心配そうに鼻を摺り寄せ２度３度起こして　立たせようとする
テレビカメラもキーストンを追う　どの馬が勝ったかはもう
どうでも良かった　実況の松本アナウンサーも涙声でキーストンを追った　山本騎手はぼんやりした視界の中に激痛の中済まなそうにしばたたく愛馬の目を見たと言う
病院で気がついた　山本騎手はキーストンの死を知って泣いた
　この映画を見ていてあの光景を思い出し　涙もろい
おじさんは　少しもらい泣きをしました　　　　　

と、思わず叫んでしまいました。
そう、単純な私は、この手の単純明快なストリーが大好きです！
不仲だった家族が、一頭の馬を競馬に出場させるためにみんなでスクラム組んでがんぱっていくうちに、家族が再生されていく素敵なお話です。
馬の走る姿が美しく、ラストは爽やかな感動に包まれ、あー、見て良かったって、きっと思えるはず。

ダコタちゃんの演技には、いつもながら感服、なんか表情とか大人っぽいですよね。
それにしても、競馬に出場するのって、莫大なお金がいるのですね。知らなかった。