奇談

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奇談 / 藤澤恵麻

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「奇談」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

 熱狂的なファンを持つ漫画家・諸星大二郎の代表作『妖怪ハンター』シリーズの傑作短編『生命の木』を映画化した伝奇ミステリー。主演は「トリック」シリーズの阿部寛とTV「天花」の藤澤恵麻。1972年。民俗学を専攻する大学院生の佐伯里美は、奇妙な夢を見るようになり、幼い頃のある記憶を思い出す。それは、親戚のいる東北の隠れキリシタンの村で過ごした子ども時代に神隠しに遭った、というもの。真相を確かめるためその村へ向かった里美はそこで、村に伝わる聖書異伝を調べていた異端の考古学者・稗田礼二郎と出会うのだった…。

「奇談」 の作品情報

作品情報

製作年: 2005年
製作国: 日本

「奇談」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

脚本: 小松隆志
原作: 諸星大二郎
撮影: 水口智之
音楽: 川井憲次

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ユーザーレビュー:64件

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1〜 5件 / 全64件

ダ・ヴィンチ・コードよりおもしろい?諸星大二郎の名作が今映画に!

投稿日:2006/07/09 レビュアー:RUSH


奇談というタイトルを見て僕はてっきりホラー作品だと勘違いしていた。原作はマニアには有名な諸星大二郎先生の妖怪ハンターシリーズの傑作「生命の木」。僕は諸星先生の作品をあまり読んだことがないけど、名前や作風は知っていた。「生命の木」は本屋でたまたま立ち読みしただけなのだが、その作品の内容があまりに濃く、難しく驚いた記憶が残っている。東北の山奥にある「隠れキリシタンの村」で起こった殺人事件と、聖書異伝「世界開始の科(とが)の御伝(おつた)え」を巡る謎を扱った物語で世界創世のことやキリスト教のことについてある程度知識がないと難しく感じられる作品だ。

妖怪ハンターシリーズなので異端考古学者である稗田礼二郎が登場する。礼二郎役を阿部寛が見事に演じていたというかこの手の作品には是非とも欠かせない俳優だろう(笑)。ただ、原作漫画のキャラとは風貌がかなり違う。何故なら、長髪じゃないからだ。最初に違和感を感じたのは礼二郎のヘアスタイルで、次が民俗学を専攻する院生の女性が主人公だということ。漫画では考古学者の若い男が主人公だったはずだ。だから最初は「原作の雰囲気をこわしているんじゃないか?」という不安が募ったがそれも希有に終わった。最初から最後まで作品に引き込まれ一気に見終わったと言った感じだった。

里美(藤澤恵麻)はよく夢を見る。子供の頃神隠しに合った経験がありその時の記憶が消えている。その頃の夢らしい。里美はその記憶を蘇らせようと東北のとある村に旅立つ。そこは渡戸(わたらど)村といい隠れキリシタンの村で有名だった。その村には「はなれ」といわれる集落があり、村人はその集落の人間を嫌っていた。里美の記憶に残っていた教会を訪ねるとそこには神父と稗田礼二郎がいた。里美は自分の記憶を徐々に取り戻していくが、ある時、カルバリ山(骨山)に善次の死体が発見されることから村の謎が次々と暴かれていく。といった感じの作品なのだが、里美の神隠しにあった過去の真相と絡めたその謎解きのプロットが素晴らしい。里美の過去というのは原作にはないがうまく原作のプロットに絡めた演出となっていてとても楽しめた。

主人公を演じた藤澤恵麻も地味で静かな線が細くつい助けたくなるような清楚な女性をうまく演じられていた。ひょっとしたら「ダ・ヴィンチ・コード」よりおもしろいかも?(笑)。驚愕のラストとそのVFXを見逃すな!

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すべての罪が光となって消えてゆく

投稿日:2006/07/03 レビュアー:裸足のラヴァース

あそっか「ダヴィンチ・コード」を見てからレヴューするとインパクトあるのかもね まいいでしょう 意外に好評でよかった みんな趣味いいよう 漫画は深入りするとまずいのであまり読まないけど諸星大二郎はつい買っちゃたりするね 面白いもんね
神話の持つシンプルな構造 祖型の様なお話を 滋味ある絵でその奥行きのふか〜い内容をさらりと簡素に仕上げる名人芸は 並みの才能ではありません

映画のほうもなるべく原作の雰囲気を壊さないように 慎重なロケハン 豪華なまた選び抜かれた出演者 丁寧な演出でとても渋いいい作品に仕上がっています「ワイルドフラワーズ」で俺と同じ女子プロレスファンの小松隆志監督 いい仕事をしてますね 美術等にこだわった絵を積み上げていくことで達成されるのは ムード的なものではない映画の力なのです

さてチュートン騎士団の異端狩りによる惨殺死体が 地獄の底からせり上がってくる 「奇談」と同じ凄絶なラストを持つのが「デーモンズ3」ダリオ・アルジェントの愛弟子ミケーレ・ソアビの作品です オカルティズムに傾斜したニヒルで耽美的な作風の人で大好きなのですが 家庭の事情で映画界を去っていたのですが 今年「アルベデルチ アモーレ チャオ」なる作品で復帰したみたい今後が楽しみです デーモンズシリーズも久しぶり見直したくなってきたよ

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白木みのる

投稿日:2006/11/21 レビュアー:勝王

雰囲気は「TRICK」とか「ケイゾク」に似ておりますが、こちらはギャグにせずにきちんと撮ってあります。諸星大二郎ファンの私としては、物足りない点もありますが、原作を気にしなければなかなか面白いのではないでしょうか。素直な?演出ですしね。聖書について詳しくないので話は「ふーん、そうですか」みたいなもんですが、隠れキリシタンとか神隠しとかってやっぱり魅力的な題材です。映画に出てくる「ハナレ」という村は、映画の中では近親相姦の末、村人の知能が7歳児くらいしかない、といわれておりましたが、近親相姦の東北の村といえば「獣人雪男」。どこかで響き合ってます。懐かしの白木みのるや一龍斎貞水が出ているのが、「てなもんや」ファン(そんな人がいるのか)や講談ファン(もっと少ない)にはうれしいでしょう。「ちすん」という変な名前の女優がいることも知りましたしね。「着信アリ2」にも出ていたようですが、まったく記憶にないです。欠点を言えば地獄の描写などの見所のイメージが今ひとつということでしょうか。映画館で見たらその辺がかなりキツイでしょうが、DVDなのでまあいいか、と思いました。

 「Vフォー・ベンデッタ」の自分のレビューを読むとバカみたいなので補足させていただきます。「V」を見た直後に「トゥモロー・ワールド」を見たのですが、同じようなテーマに見えて、映画としてはまるで逆でした。「V」の作り手は個人を信じず全体を信じているところがマルクス主義的で、「トゥモロー・ワールド」の作り手は全体を信じず個人を信じているところが実存主義的です。「V」では個人は拷問してでも教育する対象で、歴史を変えるのは「思想」しかないという、生物学でいえば今西錦司の進化論みたいな思想。「トゥモロー・ワールド」は個人の善意という曖昧なものが歴史を変えていきます。どちらがリアルかは自分の置かれている歴史的な状況にもよると思いますが、(どちらが正しいというわけでもありませんが)私にはどうしても「V」の思想は受け入れられないのでした(今西進化論が受け入れられないわけではありません)。と、「奇談」と関係ない話ですいません。

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禍々しい雰囲気だけで・・・ ネタバレ

投稿日:2006/06/28 レビュアー:スターダスト

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ストーリーを別にしても、その禍々しい雰囲気だけでゾクゾクするような恐怖心を呼ぶ。隠しキリシタンが土着化し既存の宗教を渾然一体となって独自の信仰へと変質していくという設定だけでも伝奇ロマンの興趣が広がる。

生命の木の実を食べた子孫と知恵の木の実を食べた子孫。どちらが幸せかという問い掛けがあるのだが、この比較は無意味であると思う。どんなに願ったとしても違う人種にはなれない以上、混沌とした中で人は生きていかねばならないのだ。

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傑作です!

投稿日:2006/06/16 レビュアー:100万回生きた猫

これは傑作です。 ジャンルはドラマとなってますが、、、ま、ホラーではないですが、、、オカルトという分類に入るのでは?、、、。
とにかく、今世界的ヒットの「ダ・ヴィンチ・コード」よりはるかにこっちがオモシロい!!
(「ダ・ヴィンチ・コード」も原作はいいですよ、映画との比較です)
私はおすすめしま〜す!(^^)v

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奇談

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ダ・ヴィンチ・コードよりおもしろい?諸星大二郎の名作が今映画に!

投稿日

2006/07/09

レビュアー

RUSH


奇談というタイトルを見て僕はてっきりホラー作品だと勘違いしていた。原作はマニアには有名な諸星大二郎先生の妖怪ハンターシリーズの傑作「生命の木」。僕は諸星先生の作品をあまり読んだことがないけど、名前や作風は知っていた。「生命の木」は本屋でたまたま立ち読みしただけなのだが、その作品の内容があまりに濃く、難しく驚いた記憶が残っている。東北の山奥にある「隠れキリシタンの村」で起こった殺人事件と、聖書異伝「世界開始の科(とが)の御伝(おつた)え」を巡る謎を扱った物語で世界創世のことやキリスト教のことについてある程度知識がないと難しく感じられる作品だ。

妖怪ハンターシリーズなので異端考古学者である稗田礼二郎が登場する。礼二郎役を阿部寛が見事に演じていたというかこの手の作品には是非とも欠かせない俳優だろう(笑)。ただ、原作漫画のキャラとは風貌がかなり違う。何故なら、長髪じゃないからだ。最初に違和感を感じたのは礼二郎のヘアスタイルで、次が民俗学を専攻する院生の女性が主人公だということ。漫画では考古学者の若い男が主人公だったはずだ。だから最初は「原作の雰囲気をこわしているんじゃないか?」という不安が募ったがそれも希有に終わった。最初から最後まで作品に引き込まれ一気に見終わったと言った感じだった。

里美(藤澤恵麻)はよく夢を見る。子供の頃神隠しに合った経験がありその時の記憶が消えている。その頃の夢らしい。里美はその記憶を蘇らせようと東北のとある村に旅立つ。そこは渡戸(わたらど)村といい隠れキリシタンの村で有名だった。その村には「はなれ」といわれる集落があり、村人はその集落の人間を嫌っていた。里美の記憶に残っていた教会を訪ねるとそこには神父と稗田礼二郎がいた。里美は自分の記憶を徐々に取り戻していくが、ある時、カルバリ山(骨山)に善次の死体が発見されることから村の謎が次々と暴かれていく。といった感じの作品なのだが、里美の神隠しにあった過去の真相と絡めたその謎解きのプロットが素晴らしい。里美の過去というのは原作にはないがうまく原作のプロットに絡めた演出となっていてとても楽しめた。

主人公を演じた藤澤恵麻も地味で静かな線が細くつい助けたくなるような清楚な女性をうまく演じられていた。ひょっとしたら「ダ・ヴィンチ・コード」よりおもしろいかも?(笑)。驚愕のラストとそのVFXを見逃すな!

すべての罪が光となって消えてゆく

投稿日

2006/07/03

レビュアー

裸足のラヴァース

あそっか「ダヴィンチ・コード」を見てからレヴューするとインパクトあるのかもね まいいでしょう 意外に好評でよかった みんな趣味いいよう 漫画は深入りするとまずいのであまり読まないけど諸星大二郎はつい買っちゃたりするね 面白いもんね
神話の持つシンプルな構造 祖型の様なお話を 滋味ある絵でその奥行きのふか〜い内容をさらりと簡素に仕上げる名人芸は 並みの才能ではありません

映画のほうもなるべく原作の雰囲気を壊さないように 慎重なロケハン 豪華なまた選び抜かれた出演者 丁寧な演出でとても渋いいい作品に仕上がっています「ワイルドフラワーズ」で俺と同じ女子プロレスファンの小松隆志監督 いい仕事をしてますね 美術等にこだわった絵を積み上げていくことで達成されるのは ムード的なものではない映画の力なのです

さてチュートン騎士団の異端狩りによる惨殺死体が 地獄の底からせり上がってくる 「奇談」と同じ凄絶なラストを持つのが「デーモンズ3」ダリオ・アルジェントの愛弟子ミケーレ・ソアビの作品です オカルティズムに傾斜したニヒルで耽美的な作風の人で大好きなのですが 家庭の事情で映画界を去っていたのですが 今年「アルベデルチ アモーレ チャオ」なる作品で復帰したみたい今後が楽しみです デーモンズシリーズも久しぶり見直したくなってきたよ

白木みのる

投稿日

2006/11/21

レビュアー

勝王

雰囲気は「TRICK」とか「ケイゾク」に似ておりますが、こちらはギャグにせずにきちんと撮ってあります。諸星大二郎ファンの私としては、物足りない点もありますが、原作を気にしなければなかなか面白いのではないでしょうか。素直な?演出ですしね。聖書について詳しくないので話は「ふーん、そうですか」みたいなもんですが、隠れキリシタンとか神隠しとかってやっぱり魅力的な題材です。映画に出てくる「ハナレ」という村は、映画の中では近親相姦の末、村人の知能が7歳児くらいしかない、といわれておりましたが、近親相姦の東北の村といえば「獣人雪男」。どこかで響き合ってます。懐かしの白木みのるや一龍斎貞水が出ているのが、「てなもんや」ファン(そんな人がいるのか)や講談ファン(もっと少ない)にはうれしいでしょう。「ちすん」という変な名前の女優がいることも知りましたしね。「着信アリ2」にも出ていたようですが、まったく記憶にないです。欠点を言えば地獄の描写などの見所のイメージが今ひとつということでしょうか。映画館で見たらその辺がかなりキツイでしょうが、DVDなのでまあいいか、と思いました。

 「Vフォー・ベンデッタ」の自分のレビューを読むとバカみたいなので補足させていただきます。「V」を見た直後に「トゥモロー・ワールド」を見たのですが、同じようなテーマに見えて、映画としてはまるで逆でした。「V」の作り手は個人を信じず全体を信じているところがマルクス主義的で、「トゥモロー・ワールド」の作り手は全体を信じず個人を信じているところが実存主義的です。「V」では個人は拷問してでも教育する対象で、歴史を変えるのは「思想」しかないという、生物学でいえば今西錦司の進化論みたいな思想。「トゥモロー・ワールド」は個人の善意という曖昧なものが歴史を変えていきます。どちらがリアルかは自分の置かれている歴史的な状況にもよると思いますが、(どちらが正しいというわけでもありませんが)私にはどうしても「V」の思想は受け入れられないのでした(今西進化論が受け入れられないわけではありません)。と、「奇談」と関係ない話ですいません。

禍々しい雰囲気だけで・・・

投稿日

2006/06/28

レビュアー

スターダスト

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ストーリーを別にしても、その禍々しい雰囲気だけでゾクゾクするような恐怖心を呼ぶ。隠しキリシタンが土着化し既存の宗教を渾然一体となって独自の信仰へと変質していくという設定だけでも伝奇ロマンの興趣が広がる。

生命の木の実を食べた子孫と知恵の木の実を食べた子孫。どちらが幸せかという問い掛けがあるのだが、この比較は無意味であると思う。どんなに願ったとしても違う人種にはなれない以上、混沌とした中で人は生きていかねばならないのだ。

傑作です!

投稿日

2006/06/16

レビュアー

100万回生きた猫

これは傑作です。 ジャンルはドラマとなってますが、、、ま、ホラーではないですが、、、オカルトという分類に入るのでは?、、、。
とにかく、今世界的ヒットの「ダ・ヴィンチ・コード」よりはるかにこっちがオモシロい!!
(「ダ・ヴィンチ・コード」も原作はいいですよ、映画との比較です)
私はおすすめしま〜す!(^^)v

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