理想の恋人．ｃｏｍ

ｗｅｂサイトの自己紹介にレスポンスしてきた人とのデートを繰り返すダイアン・レインのT.P.Oに合わせた衣装がすごく素敵！髪型も雰囲気もデートする場所の感じやデートの相手に合わせて変えていて、女性としてすごく魅力的。ゴージャスな衣装が目に付く作品ではないけれど、さりげなくとてもお洒落で、大人の女性のファッションとしてとてもお手本になる感じ。
映画の導入部分とラストの演出が、「恋人たちの予感」に似ているし、メグ・ライアンが演じていてもおかしくないような内容だったけれど、ダイアンレインの演技の方が飾らなくて大げさすぎず好感が持ててよかったと思います。ジョン・キューザックは「ハイフェディリティ」「セレンディピティ」「セイ・エニシング」と同様、チャーミングで自分を持った優しい男性を好演していてよかったです。

ダイアン・レインもジョン・キューザックも好きなんだけど、これはあんまり印象に残らなかった。
ブラインドデートのお相手にお父さんが来てしまったり、コンドームを探して町中走りまわったり、ところどころでは笑えるんだけど、ネットを通しての出会いというのが意外に新しくないせいか、いまいちおもしろくないし、おしゃれでもない。
主役のふたりよりも、自由に生きているお父さんのほうがずっと魅力的。
犬が好きな人にはいいかも。

昨日見た「恋とスフレと娘とわたし」と
かなり似た設定になっています。

おせっかいな親戚がネットで出会いを求める・・
というところはほぼ同じです。
ただ、恋人を探しているのがこちらは
ダイアン・レイン扮するサラで、×イチの大人の女性。
そして、おせっかいを焼いてくれるのは母親ではなく姉。

「恋とスフレ・・」の母親は過干渉でかなりウルサイ印象ですが
この「理想の恋人」のお姉さんのキャロルは比較的穏やか。
同じおせっかいでも、ちょっとしたキャラクター設定の違いで
ずいぶん違って見えるものです。

ダイアン・レインの役どころはちょっと「トスカーナの休日」を
思い出させる感じです。
傷ついて次の一歩がなかなか踏み出せない女性が
明るく前へ進み始めるところを演じるのがなかなか上手いです。

出会い系サイトへの拒否反応は多少あったものの
その後の展開は、悪くないと思います。

年齢的にも「恋とスフレ・・」より共感しやすいのが良かったのかな。こちらの方が私には見ていて心地良かったですね。

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　不特定多数の人が登録している出会い系サイトで運命の人と出会う・・・。赤い糸伝説ですね。サラ（Ｄ・レイン）もジェイク（Ｊ・キューザック）も自分からノリノリでこのサイトを利用したのではなく、周囲のお節介でなりゆきでデートに出かけたら、あららドンピシャという展開。美人とイケメンは努力不要で恋が手に入るというお話です。いいんです、ラブコメはこれで。ウィットに富んだ会話、たまにエキセントリックな行動（コンドーム求めて車で走りまわる、池に飛びこむ）、深刻な葛藤や悲劇をひき起すほどじゃない三角関係、心温まる友人関係（イイ女はゲイ友必携）、そして家族愛。ということでアイテムは過不足なし。

・・・これってバランス栄養食かなぁ。役者も揃ってるし、けっしてマズくはないんだけど、偏愛したいような特別な味はしなかった。そうだ、犬もかわいかった。肉屋のオヤジも面白かった。って、細部も魅力的なのになんでかなぁ。実は１度観てるのに、そのこと忘れて借りてしまった作品。それくらい印象が薄かったってことですね。たまにこういう不可思議な映画に出会います。

全然期待していなかったけれど結構楽しくて、笑いながら観てました。結末は最初から予想できるけれど、観た後なんとなく幸せになること請け合いです。。（でもやっぱりR-35かな）
芸達者なワンちゃん達も出てきます。
収録時間も短めでセリフも洒落ていて無駄なところがないです。
私は日をおいてまた観てみたいなぁと思っています。

最近メグ・ライアンのほうはラブコメが観ていて辛くなってきたけど、ダイアン・レインは『運命の女』みたいな作品より、ちょっぴり苦味のある大人のハートフルコメディに向いているんじゃないでしょうか。