１３　ＬＯＶＥ　３０　サーティンラブサーティ

このテのコメディにはことごとくハマりまくっている私なのですが（特に『フォーチュン・クッキー』とか）、
この作品は予告編を観てから「絶対観たい！」と思ってしまい、かなりの期待に胸を膨らませて観ました。
私の場合、期待しすぎると不発に終わることが多かったのですが、これは期待以上！　大大大好きな映画です！
DVDも買っちゃいました〜。

いや〜、ストーリーよりもなによりも、ジェニファー・ガーナーが13歳になりきってるところにかなり好感度を持ったこの映画。
彼女の表情やしぐさを観ているだけでも面白い！
またファッションがすっごくオシャレなのも観てるだけで楽しめます。オシャレな格好をしながらも風船ガム膨らましたり、誰もが“ドンびき”しちゃうような行動をしちゃったり…、というユーモアを引き出すのにも、そんなハイセンスなファッションが一役買ってるのかな。
特にスゴイのが、ジェニファー・ガーナーが率先して、かなり大勢の観客の前で、あのマイコー（マイケル・ジャクソンです）の『スリラー』を踊っちゃうのでございます！！！
これにはほんとに仰天して大爆笑、抱腹絶倒でした。しかもジェニファー、なかなか首の動きや手足の動きもサマになってて、観てて気持ちよいマイコーダンスとなっていましたね。エンディングまで待たずとも、もうこのダンスを観た時点で、DVD購入は決意していたような気がします。

ストーリーは、13歳の女の子がある日突然30歳になった自分に生まれ変わっている（というか、乗りうつってる？）というもので、『ビッグ』のリメイクとも言われているとおり、“ありがち”なもの。
ただ、そのはじめのびっくり仰天ぶりをジェニファーがかんなり見事なはじけっぷりで演じているわけです。
かつ設定も、30歳になってリッチで自由気ままに“ビッチ”な人生を送る編集者というセレブになっているというところがミソ。
ただ単に“リッチでセレブ”というだけでなく、“ビッチ”であるところがポイントですよね。
かつ華やかでオンナの私利私欲渦巻くところがドロドロして面白いんだ（ニヤリ）。

多少はストーリーにも無理があるよ…って思うところもモチロンありますが、それはあまり気にせず最後まで観ることができると思います。私の見解からこの作品を“ストーリーの細かいことは気にせず、最後までビッグ・サンダーマウンテン＆イッツ・ア・スモールワールド（←イッツ・ア・スモールワールドはちょっと言いすぎかも）感覚で楽しませてくれるハイテンション＆ハートウォーミングムービー”と評させていただきます。
ぜひご覧あれ♪

もう展開とかエンディングなんかもミエミエで、ツッコミを入れだすとキリが無いですが、面白いです。この映画未公開なんですね。結構ウケそうな映画なんですが。
きっとある程度年齢を重ねた大人だから理解できる“せつなさ”がテーマになっているからターゲット層を絞りにくかったのでしょうね。劇中に使われている音楽も、リップ・スプリングフィールド、マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエル、ベリンダ・カーライルマドンナなど懐かしい曲ばかり。特にビリー・ジョエルが好きな私は大満足。

物語は「早く大人になりたい」という少女の願いと、「もう一度あの時に戻れたら」という必ずだれもが抱くであろう願望が描かれています。これだけで“せつなさ”を感じませんか？

肩の力を抜いて映画を観たいという時などにピッタリ。愉しんで下さい。

この人、『ブラインドネス』や『帰らない日々』に出ていた俳優さんなんですね。
ちょっと前の映画なのに、随分今より若く見えるんですけど・・
主人公の女子ジェナの親友の太っちょマットが３０歳になったときを演じてます。
ぜんぜんハンサムとかじゃないのだけど、すごく惹かれるものがある俳優さんです♪
（とはいえ、↑の２作では全く感じなかった感覚なんですけどね(^^ゞ）

さて、本作。
先日観たザック君主演の『セブンティーンアゲイン』は、１７歳の肉体に戻った３７歳のオッサンが今を生きる・・って設定でしたが、こちらは精神年齢１３歳のまま、突然３０歳の未来にタイムスリップしてしまうというお話。
気持ちは子供、でも肉体は大人の女性、そのへんのギャップを主演のジェニフゼ・ガーナーが巧みに演じています。
（この人、けっこうガタイいいみたいで、筋肉質のボディがまぶしかった！）
仕事に成功しセレブの暮らしをする自分が、超性格ブスな大人になっていることにびっくりするジェナ。
泣いたり笑ったり、１３歳のジェナの３０歳独身生活が繰り広げられます。
あれやこれやあって、結局はお決まりのハッピーエンドですが、なかなか楽しいラブコメに仕上がっていると思いました。

こういうお話、大好きです♪
これは案外掘り出しものでした＾・＾ｖ

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使い古しのアイデアでも、これだけ面白くて良い作品ができるということに驚き。

突然大人になってしまった１３歳の少女。これをきちんとリアリティを持って魅せる、ジェニファー・ガーナーの演技にまず脱帽。幼なじみ役のマーク・ラファロも実のある人間性がにじみ出ていて、ちょっとした表情やしぐさがとても自然。

クライマックス、マット（ラファロ）の結婚式直前にジェナ（ガーナー）が必死に想いを伝えるシークエンス。ここが出色。この手の凡百の作品と一線を画しているのは、それぞれの心情が丁寧に表現されているから。「お約束」の演技で話を運んでいるだけのコメディとは全く違う、エモーションがここにはある。号泣しました。あたしのメンタリティって１０代レベルなのかッ？っと自分にツッコミ入れながら。いや、この作品は十分に大人の鑑賞にたえうるものと思います。

ここのレビューがなかったら、自分も手を出さなかったでしょう。皆さんに感謝。

Juniperさんと同じく、「ビッグ」の女の子版だなと思いましたが、なかなかキュートな仕上がりです。
ある日突然１３歳から３０歳にスキップしてしまったジェナ。望んだものはすべて手にしているが、尻軽で卑劣な鼻持ちならない女になってしまっている自分に愕然とする。過去の過ちを正すことはできなくても、同じ過ちを繰り返さないようにすることはできる。さて、ジェナは自分の人生を軌道修正できるのか？
１３歳の心を持った３０歳を演じるジェニファー・ガーナーがなかなか素敵です。