ＤＭＺ　非武装地帯　追憶の三十八度線

韓国では今まで数多くのＤＭＺ（38度線非武装地帯）を取り上げた作品が製作されています。
朝鮮戦争以来の南北対立は私たちの想像を超える熾烈なもので，一方には「祖国統一」という悲願があるものの，非武装地帯がこの夢を引き裂いているのも事実です。
この作品は，朴正煕韓国大統領暗殺事件を背景に，北軍の南進をとらえたもので，監督の実体験を基に製作されていて説得力があります。
ただ，南北対立の図式を映画化した作品は，殆どが韓国の視点で製作されており，底流には「我々は同一民族なんだ」という考え方があるように感じます。それ故に「同じ民族がなぜいがみ合い，殺しあわねばならないのか」という問題提起的な作品が多くなるのだと思います。
「ＤＭＺ３８」という作品を米国が製作していますが，こちらはアメリカの視点でＤＭＺをとらえた娯楽作品です。興味のある方は比較してみると面白いと思います。

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　最近、兵役に行ってしまったジョンフンが主演で出ていた映画！
　前から知っていましたが何故か観る前まで躊躇していましたが彼の活躍が今見られない事もあり、観ました！
　映画監督の実体験を基に描かれているだけあり、最初は軍隊でも伸び伸びとしている部分が多く、軍隊ってこんな感じなの？？？と驚きがありました。
　男だけの戦場でもやはり息抜きや楽しみがあり、彼女に頼んで女性物の下着を嬉しそうに穿き寝る人たち。。
　娯楽映画としてアダルトも観てしまうところなど。。。

　何だそんなにシリアスな物ではないのかと思いきや…キム・ジフンが知り合い、仲良くなった戦友でもあり、父親でもあり頼れる先輩イ・ミンギ兵長がいる捜索隊へ行ってから段々とその場所がどんな大変な場所であり、いつも生と死の狭間で戦っていかなくてはいけない場所なのか分かりました。

　お互いに北と南で常に相手の行動を監視する日々。地雷がある場所をビクビクしながら歩くキム・ジフン。。

　イ・ミンギ兵長と仲良くなり、もうすぐで除隊を迎える日が近づき突然の大統領の訃報で事態は一変。。。

　北の部隊が動き出してから、キム・ジフンとイ・ミンギ兵長の過酷な監視が始まる。。。

　パク・コニョンの迫真な演技とジョンフンの怯えた表情がもう胸を締め付けられました。。
　
　この映画を３年かけて作ったと知り、ジョンフンの男らしくなっていく姿が何となく分かります。

　南北統一を願う韓国の人たちの願いがこの作品で物語っている最後のシーン。

　何回も韓国には旅行では行っていますがまだ３８度線には行ったことない私ですがいつか行ってその現状を目で確かめてみたいと思いました。

　ジョンフンの出演作で見た映画ですが色々と考えさせられる作品です。

　

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キム・ジョンフンが出演しているということで見ましたが、
映画そのものも興味深く、いろいろ考えさせられました。

数少ない本数しか見ていませんが、
他のDMZもの含めて韓国の戦争(広い意味で)映画は
もっと大上段から悲劇を描いているのに対して、
こらちは徴兵間もない主人公(ジョンフン)の目線で、
想像より自由な日常を描いています。

南の大統領暗殺以降、北のトンネル工作で
そのゆるやかな日常が大きく変わるのですが、
他の映画であれば、そこから空気感がガラっと変わるのに対し、
この映画ではそのリズムの変化があまりありません。
だからこそ、前半からの延長の空気感が残る中で、
次々と北と南の男たちが倒れていくやりきれなさを
いっそう辛く、恐ろしく体感した気がします。
南北分断の責任を負う日本人としては本当に辛いです。

ラスト近くの後日談は余分かなとも少し思いますが、
エンディングの映像には不覚にも泣いてしまいました。
韓国での公開当時はいろいろ話題を呼んだらしいのですが、
私としてはとても心に残った映像です。
水先案内人の役割のジョンフンも好演していますが、
彼の先輩役のミュージカル俳優もとてもよかったし、
北の兵士役の俳優もとりわけ素晴らしかったと思います。

特殊部隊にいた監督の実体験をもとに描かれたとのことですが、
どこフィクションでどこが実際あったことなのか…。
他のスペクタクル映画には協力する軍部も
この映画には協力してくれなかったらしいのもうなづけます。
ちなみに監督の風貌はなんとなくジョンフンの雰囲気に近く、
だからかあ、とちょっと笑ってしまいました。

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現在入隊中のJohn-Hoonとかさなって、John-Hoon演じる『ジフン』があぶないめに遭わないかと、はらはらしながら見ました。

DMZを守る者にとっては、小さなひとつひとつの作戦が、戦争…なんですね。国に残した家族の事を想って、そして家族の名誉を想って、死する兵士達。敵も味方もないと思うのに、、、命が大切だと思うのに、、、家族の名誉を心配して、死を選んでしまう兵士達。
命こそが大切だという判断を、戦争が持たせなかったんだと思います。誰もが、無事に帰ってきて欲しいと願っていた筈なのに…実際は。。。。。
戦争反対！！　あらためて、平和を祈ります。

臨場感あふれる、せつない軍隊での青春を描いた作品でしたよ〜。

John-Hoon無事帰ってきてね〜。

ジョンフンの泣きの演技、うまかったです・・・。

映画の前半部分などは、そんなにたくさんのエピソード（男性が集まるとエッチな話に自然になるんだろうけど・・）入れなくてもいいんじゃないかと思いましたけど、最後あたりはいろいろ考えさせられました。
韓国は今も分断し、緊迫した状態。芸能人も兵役につかなくてはいけない状況は、身近な国なのにこんなにも違うのだなと改めて思いました。