ラスト・マップ　真実を探して

クリストファー・ウォーケン様が主演！
なのに、こんな映画があることを知らなかった！
しかも、よくよく観てみると、マイケル・ケイン氏まで出演しちゃってるではありませんか！
これはかなり隠れた名作の予感…。

と思い、期待に胸を膨らませて観てしまいました。

…結論は、
ちょっと時間が短すぎる！

あえて、“内容が薄すぎる！”とは書きません。絶対時間が短すぎです！
要所要所の描写があまりにも簡潔すぎて、ちょっと言葉足らずで理解しにくかったり、感情移入がしにくかったり…。
これ、もっと脚本を練って、もう少し時間を延ばした上で作ったら（あと30分でも！）、きっともっといい映画になったと思うんだけれどなぁ…。

途中からロードムービーになりますが、これも時間の関係からか、あまりロードムービーだった気がしない。
残念です…。

しかし、少しココロが洗われるような、あたたかだけれども爽やかな感じはちゃんとあった映画だったので救われました。
親子の絆、家族の在り方、血のつながり…。
告白することで救われることや、ともに時間を過ごすことで埋められる空白の時間などなど、
親子ってやっぱりこういうもんだよね…としみじみできました。

あと、やっぱりクリストファー・ウォーケンの怪演ぶりは健在で、これにはやっぱり感涙してしまったのでありました。
ダンスまで踊ってくれてましたし（泣）。

なかなかの作品です。
ただ、私としては“努力賞”評価の映画でした。ああ、残念…。

男家系４世代のストーリー。
それぞれが他を想う気持ちが心に染みます。
女性の様に口に出して言わない分想いは深い気がしました。
しみじみとラストまで観れました。

おじいちゃん、ハリー役のマイケル・ケインが地図とポストイットのメモを残して亡くなります。　30年ぶりに息子のジェイソンの前に現れたターナーですが、もしかしたらハリーの最期を看取るために彼が呼んだのかも。　親子って不思議な縁で繋がってるから。　それにしても、この親子(ターナー、ジェイソン、ザック(ジェイソンの息子))はよくKFCに行きますね!　最初は、30年間も姿を消していたくせに!と父親のターナーとギクシャクしていたジェイソンですが、途中から親子の繋がりという物を再び見つける瞬間があります。　ターナー顔つきが途中から優しくなったような気がしました。　無邪気なザックや、親子を仲直りさせようと地図や短い、でもとてもメッセージ性の高いメモを残して死んでいったハリーの力も借りながら、30年間の隙間を埋めていくというか…。　親子の絆を描いた、ロードムービーですね。　

ウォーケン狂なら大丈夫だと思うけど（笑）。

実は借りたのは結構前なんですが…観て直ぐにレビューは書けなかったなあ。

特典映像で製作側の思い入れとか結構ひしひしとは伝わってきたんですが、なんていうの、空回り系の一本？
ごめん…。

悪い筋書きじゃないと思うんです（救いようはないけど）。

家族の“色々な愛”の形。

心地の良い愛の形もあれば、どーしてそういう風にしか出来ないのよ、と苛立ち腹立つものもあれば、解析不能なものもあるけど、でも全ては「愛」の発露。

それを観て安心するも、共感するも、はたまた反感を覚えるのも観客の勝手なんでしょうが、でもなあ…ごめん、他人事にしか思えなかった2時間。

見所っちゃ、元ヤン（なのか〜？）元ジャンキーの駄目オヤジ役のウォーケンが、やけっぱちなのかアースのパワーをフィールしてなのか知らんが、うぉへーい！！と一人踊り出すところだろうか？

物凄く楽しそうだったのが印象的。

まあ、それしか印象に残ってないんだけどね（笑）。

レンタルは自己責任〜。

男にはいろいろ有るんだ、これがぁ。
６才の子供だって、これから何処ぞの岩の高みから、アメリカの荒野を眺めるかもしれませんよね。

クリストファー・ウォーケンが染みる演技で良かったです。
特典映像に彼だけ撮影現場の映像等、入って無かったようですが、繊細で気むずかしい方なんでしょうか？

重くなりそうなテーマですが、さらっと見られるし、流れる曲も良かったです。