ぼくらの落第先生

遅刻常習犯，賄賂の強要，教育意欲無しという破天荒な教師キム・ボンドゥ（チャ・スンウォン）は，その素行がばれてソウルの小学校から携帯の電波も届かないような田舎の分校に転勤させられます。
ドラマは，この不良教師と５人の子どもたちとのふれあいをコミカルに描きながら進み，ラストに爽やかな感動が用意されています。
韓国で３００万人以上を動員したという大ヒット作品です。

こういうのは、予定調和な世界なので、ストーリーには別にいうべきことはない。しみじみと心温まりたい方にお勧め。

主役のチャ・スンウォンが、思ったよりずっと芸達者。ドラマ「ボディガード」を見たときは、そんなに感心しなかったのだが、長身の男性にありがちな、なで肩と猫背に哀愁がただよってました。スーダラというよりもっとひどい、悪徳教師である部分と、病気の親を心配し、心に傷を持ったひとりの男性である部分が、無理なく同居していて、説得力があった。

それにしても、脇の大人たち、そしてなにより子供たちがみんなうまい！　あちこちのドラマや映画で脇役として出ているおなじみの顔がいくつも。一癖も二癖もある名バイプレイヤーたちが、田舎の素朴な人々を、嫌味なく演じている。

だが、韓国の小学校にからむ話を見ると、体罰がひどいので、いつもうんざりしてしまう。そのうえ、「袖の下」だとか。これって、現代の話だよね？　ちなみにふくらはぎを細い棒で打つというのは、伝統的な体罰の方法で、「チャングム」にもそういう場面があった。痛そうだ。

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　田舎の廃校寸前の学校に都会から先生が渋々赴任。思いがけず「子どもたちや住民の温かい心」と自然に癒され「生まれ変わる」。と言うとよくある筋書きのようですが、この映画は侮れません。
　まずキャストが良い。
「チャ・スンウォン」位こんな「不良先生」にピッタリの役者さんはいないんじゃないかしら。
おじいさんに映画「グエムル」の名優「ピョン・ヒボン」、用務員さんにドラマ「犬とオオカミの時間」の「ソン・ジル」。そして５人の生徒たちが、とにかく素晴らしい演技を見せてくれます。
不覚にも、何回も泣いてしまいました。
　中盤「不良先生」にも心に深い傷があるのがわかり、それが「生徒」たちと温かい交わりを持つことで癒されていきます。
お涙頂戴ではないのですが、やっぱり感動しました。
　田舎の自然もふんだんに出てきますので、コメディタッチで癒されたい方がご覧になるといいのでは。地味ですがオススメ作品です。
　


　
　

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最初はみていて、おいおい頼むよ。お前先生だろ？
って突っこんでましたけど、ってか、本当にこのままで大丈夫なのかこの先生は。って心配になってしまいましたよ。
やっぱり最後はいい先生になりましたね。
本当に、田舎に飛ばされた先生と子供たちの掛け合いはコントみたいで笑われてくれました。
純粋な子供たちの前に、私も涙腺が・・
よかったですよ。

子どものための教育とはかけ離れた先生役の俳優さんが、少しずつ純粋な子どもたちと触れ合う中で変わっていく物語。田舎の子どもたちや人々がまたいい味なんです。最後の卒業式シーンは感動です。文字を習いに来た老人も素敵です。やっぱりこういう内容だとほっこりできます！