ＵＬＴＲＡＭＡＮ　劇場版

冒頭、いきなり「TOP GUN」のような戦闘機の離陸のシーン。
百里基地の倉庫からF15戦闘機「イーグル」から出てくるシーン。
どちらもＣＧでは無く、なかなかのリアリティがあった。
何でも自衛隊のサポートがあったそうだ。このあたりは航空機ファンなら見逃せないだろう。

今回の「ULTRAMAN」はなんと家庭持ちです。この家族の関係に関しては従来のヒーロー物と違ってかなり丁寧に描写されています。その分、自衛隊と怪獣の戦闘シーンや、ULTRAMANと怪獣の戦闘シーンが少なく、またULTRAMAN搭乗までもかなりかかりますので子供が見るとあまり面白くない映画かも知れません。この映画のターゲットは昔「ウルトラマン」を見た30代〜40代前半の世代なのです。
CG全盛の時代にあって、あくまで着ぐるみ・ジオラマにこだわっているのは、昔の「ウルトラマン」のテイストを敢て残したのでしょうか。確かに見ていてとても懐かしい思いがしました。
ただ、その分空中戦のみがＣＧで描かれておりそこだけ妙に戦闘がスピーディーでかっこよくなってしまい、雰囲気が浮いていたかなという印象です。

おそらく親も愉しめ、子供と一緒に見ることが出来るとう狙いなのだろうが全体的に中途半端な印象が残ってしまうので、大人をターゲットにするならば、もっとハードな内容にしても良かったのではと思う。ハリウッドがリメイクしたくなるようなULTRAMANを見ていたい・・・。日本の特撮ヒーローが子供向けを脱却して真にエンタテイメントして受け入れられる作品になるのを期待したい。
そのプロトタイプとして評価します。

現代版戦国自衛隊より頼りになりそうな　自衛隊員のお話　ウルトラマンが出てくるまで40分　劇場で「ママ〜まだウルトラマンでてこないのう」と叫ぶ　ガキッチョもかなりいたのでは
この作品「輪廻」と共にタイトルが出るまでの編集等あざやかで　なかなかのものです　渋く丁寧な演出で　充分大人の鑑賞に堪えるものです

といっても小中和哉この位は当たり前の　優秀な演出家です　俺的にはホラーの方に引っ張りたい人なのですが　お兄さん小中千昭も脚本家として有名　ホラーの本も出してますね
草刈正雄が出てますが　10年ほど前の佳作「くまちゃん」で小中監督で主演してますねご存知かしら　俺が密かに「ＥＴ」批判映画として高く評価してるものです　機会あったら観てね

さてウルトラマンはその世代でないので　関心がないのですが　とゆうかこの　次々に怪獣が出てきてそれを倒すパターンに物語的ふくらみがなくシステマチックな演出で嫌いなのですね　それと梅津かずおに対するリスペクトがない　梅津の漫画ウルトラマンには　確かに禍々しく不気味な怪獣のリアリティがあったと思うのです　原作も彼だとばかり今まで思ってたのですが　どうなのでしょう　ネットで調べてもよくわかりませんでした　

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最近、「アイアンマン」が公開されたが「センス」が良いと思う。
作品が好きで世界観を愛している人物が製作の中心にいるからだろう。
で、「なんだこりゃ？！！」。
日本の特撮陣は何でこんなにセンスが悪いんだろう？。
本当に作品の世界観を再構築しようとすれば自衛隊等と言う本当に存在する軍事力を持った組織など登場させる「訳」がない。
適度に軍事力がいい加減で「怪しい組織」に「防衛隊」が頼っている構図を作る必要が有るだろう。
ツマラン有名どころの俳優を採用して無駄なギャランティーを支出して作品の質を落すよりは普通にオーディションを開いて役に合った「安い」人材を選出すべきではなかったか？。
また、CGと着ぐるみの威力の違いをスタッフが全く理解していないのも許せない。
最近はCG優勢と考える向きが有るが所詮は「数値」。
中身に人間が入っている存在とは「重み」が違い過ぎる。
ラストでフワフワと飛ぶウルトラマンモドキの頼りなさと言ったら無い。
ここはオール操演＋CGと言うのが「日本の技術の粋」と言うものだろう。
少し前に「終戦特集」として円谷の操演の妙で有る戦争映画を見たが決して現在のCGに退けは取らないと思う。
中国の「吊」アクションがハリウッドにも認められる位に成長しているのに日本の技術が廃れる一方と言うのは「特撮」で飯を喰っている人間に「問題」が有るとしか思えない。
ウルトラマンと言う素晴らしい素材を如何に「ダメ」に調理しているかの良い例。
海外の「子供向け」ヒーローの躍進振りと合わせて見ると如何に日本がこの分野で「未成熟」か理解出来ると思う。

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　これは子ども向けでなく、今では高価になった昔のソフビを、当時色褪せるまで遊び、いつの間にかそれを卒業してしまい、大人になって社会に出、結婚し、仕事に、子育てに勤しんでいるお父さんになったウルトラマン世代が観るというようなウルトラマンである。何故かというと、初代ウルトラマンの第一話をモチーフに、ウルトラマンになるのは、近頃流行りのカッコいいおにいちゃんでもなければイキのいい少年でもない。妻と子を持った一人の親父なのである。話としては家族愛である。だから必然的に世のお父さん方が感情移入するのではないかと思うのである。
　上映時間を95分以内でというプロデューサーの意向の為、多くのシーンをカットしている。ドラマ性が強いので子どもには退屈だろうと思う。私が子どもの頃そうであったように、子どもにはウルトラマンが怪獣と闘うシーンがタップリあればいいし、大人向けに作った物としては何故95分以内なのかの疑問もある。マニアには、科学特捜隊は出てこないし要所要所許し難い部分もあるだろうが、ただのおっさんの私には結構オモシロかったりしたのである。
　サウンドは「トップガン」を彷彿とさせるし、懐かしい役者さんの顔も出てくるので、（予算の都合か、失礼だが落ち目のタレントも？）ノスタルジックな感じに浸る。この作品の空中戦は、実写版「デビルマン」を観てしまった後なのでそう驚かなかったが、ウルトラマンが自身で「オレは飛べるんだ」と気付く時の、新宿のビルの谷間を飛ぶシーンは必見である。
　個人的には、海外のスターウォーズやバットマン、スパイダーマン、映画でしか観れなかったゴジラやガメラより（全部好きだが）、茶の間で観れたウルトラマンや仮面ライダー、タイガーマスクやジャイアントロボ（古）のソフビなのである。だからたとえ駄作になろうとも頑張ってもらいたいし贔屓してしまうのである。
　余談だが、私が子どもの頃ウルトラマンやセブンのソフビは一体でよかったのに、最近のウルトラ物などは“何とかモード”とかいって私には同じに見えても、２つも３つも種類がある。（このULTRAMANも２バージョンの型がある）子どもに「ここの色とか形全然ちゃうやろ！」とか言われ、悲しいかな親心か子どもの喜ぶ顔が見たいので買わざるを得ないのである。多種多様な様変わりはよいと思うが、これだけは甚だ勘弁してほしいと思うのである。

丁寧に作られた作品です。
キャストの選定もキャラクターも邪魔なものが全く無く、ストーリーも充分楽しめるものでした。
円谷の特撮は世界一だと改めて思いましたね。
クリーチャー（怪獣）もデジタル処理も欧米ではここまでできないだろうと鼻高々ですね♪
尺が許されるならもう少し長い作品として完成させて欲しかったです。
充分大人にでも楽しめる・・と言うより却って大人のほうが楽しめるかもしれません。