ブエノスアイレスの夜

ブエノスアイレスの夜の画像・ジャケット写真
ブエノスアイレスの夜 / セシリア・ロス
全体の平均評価点:
(5点満点)

32

  • DVD
ジャンル:

「ブエノスアイレスの夜」 の解説・あらすじ・ストーリー

 スペイン・マドリードに住む42歳の女性カルメン。アルゼンチン貴族の娘である彼女は、76年に起きた軍事クーデターによって故郷を離れ、冷たく心を閉ざしたまま独りで生きてきた。また、当時の過酷な経験から人を精神的にも肉体的にも愛することが出来なくなり、聴覚だけが異常に敏感になってしまっていた。そんなカルメンはある日、病床の父を見舞うため、20年ぶりに帰郷することに。その一方で、彼女はかねてから楽しんでいる独特な性的遊びに興じるため秘密でアパートを借りた。そしてこの時、若い男娼のグスタボと出会う…。

「ブエノスアイレスの夜」 の作品情報

製作年: 2001年
製作国: アルゼンチン/スペイン
原題: VIDAS PRIVADAS

「ブエノスアイレスの夜」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ブエノスアイレスの夜の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
105分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/スペイン語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-18 ATVD11291 2006年03月31日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
8枚 0人 1人

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ユーザーレビュー:32件

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1〜 5件 / 全32件

ポスター欲しい。

投稿日:2006/03/31 レビュアー:パープルローズ

本日入荷の新作の中には、私がだいぶ前にリクエストしたマイナーな映画が何本か含まれていて、喜ばしい限りです。
あるものはリクエストしたまま忘れていましたが、これは諦められずお店で借りました。ガエル・ガルシア様の出演作ですからね。

雰囲気はイサベル・ユペールの「ピアニスト」に似た感じ。倒錯した性欲を持つ年上の女と若いハンサムな男。
しかしこちらはカルメンとグスタボが実は・・・だったというところで、う〜ん、なんだかなあ〜という感じでした。あまりにもひねりがないというか。

ガエルくんは無名のモデルの役なのですが、事務所の壁にはってある彼のポスターがとても素敵で、1枚欲しい!と思ってしまいました。

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★★★☆ 私に触れられるのはあなただけネタバレ

投稿日:2007/07/06 レビュアー:ガラリーナ

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舞台はアルゼンチン。声を通じてしか快感が得られない中年女がうら若き男娼と出会う。演じるのはセシリア・ロスにガエル・ガルシア・ベルナル。やがて、ふたりは禁断の関係に陥る…。と聞けば、これで面白くならないわけがないでしょう、という大前提があるんですね、この映画には。で、結局その膨らんだ期待感をそれ以上膨らませるには、もう一歩及ばずという感じなのです。もったいない。

主人公カルメンが背負っている過去の傷について映画が多くを語らないのは、アルゼンチン人なら誰もが共有している忌まわしい過去だからでしょう。彼女の今の状況を見れば、おそらく牢獄で性的な屈辱を受けつづけたのだろうと想像できる。なんと哀れなことでしょう。誰かに抱きしめられたいというのは、女性の根源欲だと思うもの。

結局、誰かに触れられることの拒絶反応をカルメンは我が息子によって克服するわけで、禁断の愛というよりむしろ見えない糸によって導かれた母と息子の奇跡のような物語なのだと思う。ラストシーンの「悲しい結末じゃない」というセリフは、私はとても納得。だって、グスタボによってカルメンはトラウマから解放されたんですもの。それに「オールドボーイ」でも書いたけど、親子による姦通と言うのは究極的に誰かを欲するということの実にシンボリックな表現手段だと思うし。そして、この場面のセシリア・ロスの演技がすばらしい。愛するグスタボに触れたいのだけど、女としてではなく、母として触れなければならないその葛藤が、出したり引っ込めたりする手の動きで表現される。それが切なくて、切なくて。この作品は、このラストシーンでずいぶん救われていると思う。

で、その「もう一歩感」とは、カルメンと周辺の人物との関係の描き方が中途半端なところ。特に妹の存在が思わせぶりな描き方で不満が残る。20年前に祖国を出て行ったきりの姉に対し、妹は複雑な心境にある様子が見て取れる。「母と息子」という関係に加えて「姉と妹」のいびつな関係をより深く描けば物語にもっと深みが出たんではないだろうか。父や母、カルメンをずっと好きだった医師など、大きな傷を抱えたカルメンと彼らの間に流れる溝を見せてくれればもっと満足できる1本になったと思う。

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感動できそうでできない歯痒い作品。脚本と演出が下手

投稿日:2006/07/08 レビュアー:吟遊旅人

 可愛いガエルくんが色っぽい役を演じた作品。政治的メッセージの濃厚な物語のはずなんだけれど、ちっとも濃厚じゃない。20年前の事件のトラウマによって、異性との肉体的な接触が不可能になった不幸な中年女性の性的不満や不安をセシリア・ロスが熱演。だけれど、ちっとも伝わってこない。

 画面が赤っぽいからまたペドロ・アルモドバル監督の作品かと思いきや、主演セシリア・ロスの夫フィト・パエスの初監督作だそうな。この初監督作品、どうもいけません。脚本が弱いせいなのか、軍事政権の拷問というのが台詞でわずかに触れられるだけなので、その恐怖の実態が観客には迫ってこない。だから、そのときの心身の傷がいつまでも癒えない主人公カルメンの悲哀も伝わりにくい。

 はじめのうちは、カルメンの過去をめぐる謎めいた雰囲気にそそるものがあったのだが、特に謎解きの面白さを狙ったものでもなさそうで、彼女の過去やガエルくんとの関係についてもすぐに読めてしまう。だとしても、台詞に緊迫感がないため、彼ら・彼女らの抱える苦悩が立ち上がってこず、ましてやラスト近くのガエルくんの行動についてはさっぱり理解不可能。

 物語全体はギリシャ悲劇の一つをなぞらえてあるのだが、独裁政権への批判という社会性も伏流している。しかし、いずれにしても、すべてが中途半端に薄いために、カタルシスがえられない。

 題材的には純文学の香り高いテーマなので、むしろ小説で味わったほうがよかったかもしれない。この脚本とこの演出では感動するのは難しい。同じような「南米の独裁政権、拷問のトラウマ」ものなら、ポランスキー監督の「死と処女(おとめ)」を断然お奨めします。あ、ディスカスさん、リストにないですね、残念。

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官能的な作品に何を見出しますか?ネタバレ

投稿日:2006/04/02 レビュアー:アッシュ2

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前半〜中盤は20年ぶりに帰郷した女性カルメン(政治犯として拘束され、軍の虐待により肉体的接触を男性ともてない精神状態に未だにある)がガエル扮するグスタボを金で買う。それも一風変わった声だけの一夜。カルメンとグスタボの間には物理的な壁があり、その向こう側でグスタボが官能的な小説を朗読して聞かせる日々…。倒錯した愛の形というよりは、壁一枚に隔てられ次第に惹かれていくにも関わらず壁の向こう側に手を差し伸べ握り合う勇気が持てない悲しくじれったいような愛。

しかし、やがては壁は若者によって取り払われる。皮肉なコトにそこから悲劇の幕開けなのだが。何隔てる事無く結ばれた二人の間には許されない「と、ある秘密」がある。それに気が付いた二人は…。

セリシア・ロスは日本ではあまり知られていない女優さんですが(ワタクシの周りだけかもしれません)海外ではかなりのベテランのはずです、流石に過去への苦しみ・女としての情念・そして性、表情一つで痛い程伝わってくる。ガエルの愛に餓え、愛に向こう見ず、であるが故に苦しみを抱え込んだ時のあの演技はどうだろうか、自分の持ち味を本当によく分かっている俳優だ。二人には感心するばかり。

ラスト、見る者はどうしていいか分からないやりきれなさを抱えながら僅かな希望を残したその幕切れを見るだろう。軍事政権化にあったであろうと想像される悲劇…それを知りながらも愛の形を新たにして二人には生きて行ってもらいたい、そう願う。

理路整然としたストーリーを追うよりも、官能的な文芸作品のように映画の雰囲気を愉しみました。映画の運びが少々乱暴な(?)ミステリー仕立てになっています。日本に住む日本人には掴み難いアルゼンチン史と、人間の中にある恋愛と親子愛と言った正反対の「愛の形」が実は紙一重のものではなかろうか?と少々難解に絡めてあるのでその点にお気づきにならないとただ官能的な映画で終わってしまうかもしれません。それとも、親子とは片時も離れず体を寄せ合い生きるものだと語っているのでしょうか?この作品はいろいろな捉え方ができるかと思います。

個人的にはアルゼンチン史、また一つ知らねばならない事がこの映画のお陰で増えました。



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、、朗読とは、、元々、、官能的な、、作業、、なの、、、だけどぉネタバレ

投稿日:2007/03/15 レビュアー:花ちゃん

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この映画は朗読と言う、ある意味はじめから官能的要素のある作業を官能的なステージに乗せた。だが、題材だけが先行し、実際の場面は幼稚な声と中年の喘ぎ声で官能的とは程遠い。声に感じるという性癖については、特別なことではないと思うが、彼女は特別な事情で肉体的接触をもてない訳で、性的な声なら何でもいいらしい?と思うとちょっとそれだけ?と思わされる。異常性愛はセールスにはいいかもしれないが、この舞台の政治的背景を思うと、いっそ潔く違う用法でカルメンの過去と現在の悲哀を描いたほうがいい映画になったような気がする。

あっという間に若くて可愛い男の子が変質的な中年おばさんを大好きになっちゃったり、20年も孤独に過ごした厚い壁を越えちゃったりした時には、は?私寝てたのかしら?と思う飛び方。

他にもこういった納得しにくい展開があるかと思えば、わざわざ言わなくてもいいのにと思うこと、例えばカルメンが銀行員だったとか、妹が弁護士だとか色々台詞の説明が多い。グスタボの女マネージャーは居なくてもいいのに中途半端な存在感でソファーのもたれてみたり、主治医は説明ばっかりしている。
カルメンの両親の社会的な位置付けや妹の心境の変化描写など、もう少ししっかり書いてあれば、いくらでも観客を引き込むポイントはある。グスタボの実家での出来事も、無理矢理、神話に合わせなくっちゃいけないのかな?
観はじめから悪い予感はしたが。

脚本の繊細さに欠けている気がして特にガルシア君のファンでもない私はちょっと期待はずれな1本だった。

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