風の息子

出だしから激しい選挙戦の舞台裏が描かれ、ラブ・ドラマを見慣れた目には、これまたちょっとビックリな展開。また複雑な人間関係で、かなり混乱を来たします。『将軍の息子』でデビューしたシン・ヒョンジュンがドラマ初出演。弟役のビョンホンは事情ありで孤児院育ち。無精ひげで、今のカッコイイ彼を見たい方には？？しかし、演技力を重視する方には、必見かも。この後二人は『地上満歌』で共演し楽しませてくれました。様々な人間の思惑と恋が絡んだ話へと進む。また、三人の男性に愛される役でキム・ヒソンが出演。さすがに若くてきれいです。まだ途中までしか見ていないので、これから後半を楽しみに。ビョンホンのボクサー役がまた見れます。以前見た『美しい彼女』の彼のボクサー役を思い出しますね。『甘い人生』も本日公開。今後『バンジージャンプする』など映画が続々と公開。１０年前のこのドラマ、これでほとんど彼の出ている作品も出尽くした感じです。

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父の死の真相が明かされ、それぞれの道を歩む兄弟。途中の経過を見ている間は、かなり目が離せない感じでした。結末は、う〜む、ま、こんなもんでしょうか・・・？ラブ・ドラマの要素を、少しは加味してはいるのですが、思想的な問題、政治的野望などがベースになっているので、ある意味、中途半端な描かれ方になってしまった感あり。後半、イ・ビョンホン演じるホンピョが、宿無しになったり、ボクサーになったり、金庫破りをしたり、めまぐるしく様々な姿を見せてくれました。カッコイイとは、決していえない姿。
１０年前の若かりし姿を見る価値は、あったかな？三人の男性に愛される役を演じた、キム・ヒソン、この作品では美しいだけの人形の様な演技。近作『哀しき恋歌』では、クォン・サンウと共演し、盲目のヒロイン役を演じていますが、かなり好演しています。１０年前のこの、風の息子の頃の方が、大人びた感じ。すごいもんです。全体に、イマイチな感じでしたが、ラストまで楽しませては、もらったかな？そんな、１本でした。

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とある韓国の地方選。議席をめぐり対立する二人の候補。一方の候補の父親は日本による韓国統治の協力者：親日派と呼ばれ戦後弾圧された経歴がある。もう片方の候補は戦時中留学していたため親日派の汚名を免れた。この因縁から二人の候補は憎しみあっていた。

しかしここに二人の兄弟が登場しこの選挙戦に波乱を起こす。兄の方は船乗りで久々に帰国。弟はチンピラ（イ・ビョンホン）。兄は戦時中留学していたほうの候補が実は祖国の裏切り者で、抗日活動家の情報を日本に流していたことを候補の友人だった父親から聞き知っていたのだ。

父親は候補の罠にかかり無実の罪で獄中死。そのことを唯一しっていた兄弟の兄の方を、秘密が露見するのを恐れた候補の息子（ドクターでドンゴンの兄役をやった人）が人を雇い殺してしまう。

兄が殺されるまで秘密をもらさなかった理由。それは兄弟が実は三人兄弟で、真ん中の弟（シン・ヒョンジュン）が候補の養子になっていたから。

そしてシン・ヒョンジュンとビョン様兄弟の復讐が始まる。この復讐劇に、もう一方の候補者の娘（キム・ヒソン）とシン・ヒョンジュンとの恋愛、ビョン様のキム・ヒソンへの片思い、ビョン様の兄を殺した男のキム・ヒソンへの横恋慕等四角関係がからまって物語が展開していく。

さてビョン様とシン・ヒョンジュンは、父と兄の復讐ができるのでしょうか？果たして選挙戦はどうなってしまうのか？
キム・ヒソンは最後に誰と結ばれるのか？
いろいろ楽しみなドラマです。
主役はビョン様というよりもシン・ヒョンジュンのほうみたい。
ビョン様がワイルド系。シン・ヒョンジュンが知的でいいところのお坊ちゃん風。「天国の階段」とはちょっと違うシン・ヒョンジュンが楽しめます。

　７０を過ぎたイ・ビョンホン狂いの母が、「初恋のシンジャでしょ、ね、」とウルサイこと。水商売の女の次はこれか、とまた不満らしい。でもこの人追っかけが良く似合ってる。ホンビョが
くるものは拒まずといった性格なのもおもしろい。

　１巻めではちょっとわからなかった人間関係がだんだんはっきりして，根深い愛憎劇が見えてきました。やはり韓国ドラマです。政治の欲に絡んだ世界や，兄弟関係，親子関係がどろどろしいます。シン・ヒョンジュンとイ・ビョンホンが憎めない不良青年を熱演，兄弟愛もほろりときます。