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僕はラジオ / キューバ・グッティング・Jr.
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僕はラジオ /マイク・トーリン

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「僕はラジオ」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

1976年、アメリカのサウスカロライナ州アンダーソン。ハナ高校アメフトチームはジョーンズ・コーチの指導のもと、猛練習に励んでいた。そんな中、ジョーンズはたびたび練習場の周囲をうろついている黒人青年が気に掛かっていた。彼は知的障害を持ち、いつも独りでショッピングカートを押していた。ある時、チームの生徒が些細なことで彼を痛めつけたことがきっかけとなって、ジョーンズは彼に練習の手伝いを頼むのだった。青年は片時もラジオを手放さないことから“ラジオ”というニックネームももらい、さっそく練習を手伝い始めるのだが…。

「僕はラジオ」 の作品情報

作品情報

製作年:

2003年

製作国:

アメリカ

原題:

RADIO

「僕はラジオ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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実話ベースの感動物語 ラジオとの出逢いが周りの人々を変えてゆく

投稿日:2005/03/09 レビュアー:RUSH

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

事実が素晴らしすぎて映画の方が追いついてないかも ネタバレ

投稿日:2007/12/19 レビュアー:ポッシュ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 この度は自分のひねくれぶりを猛反省。と言うのも、本編を観ている間はどうにもラジオという青年の人物造形が納得いかなかった。完全無欠のピュア。知的障害=純粋という世間に流布しているコードが私は嫌いだ。少なくとも自分が接したことのある障害者の方々は普通の生身の人間で、ワガママでイヤな奴もいた。彼らを聖人扱いすることには違和感を覚えるし、歴史的にもそういう特別視が偏見・差別を生んできた。

 で、この作品のラジオ(キューバ・グッティング・Jr)も、映画の中ではそんな扱い。コーチ・ジョーンズ(E・ハリス)との友情は感動的だし、地域住民に受け入れられていく様子も微笑ましいが、「彼には自分たちにはない優しさがある」…つまり普通の人間とは“違う”のだ、と言いきってしまうところに、何やらザワッとくるものがあった。ところが、特典のメイキングを見て驚いた。本物のラジオさんとコーチ・ジョーンズが登場しインタビューに答えていたのだが、2人の出会いとその後の経緯について語るコーチの話、そしてラジオさん本人の姿などからは、映画の描写がかなり事実に近そうだということが感じられた。自分がこの映画に感じていた「知的障害者神話」は、むしろ自分の偏見=この世に純粋な人間なんていない…が作り出していたもののようだ。そういう人が本当にいて、それがたまたま知的障害者だった、ということだ。

 舞台は70年代、当時のアメリカの障害者施策についてはよく知らないが、ヴォルフェンスバーガーのノーマライゼーション提唱が70年代、障害者の「完全参加と平等」を謳った国際障害者年が81年だったと記憶しているので、まだ夜明け前だったと想像する。そんな時代で、こうした共生が実現していることにまず驚く。そしてコーチがなぜそこまでラジオのために力を尽すのか、中盤明かされるその理由には胸をつかれた。

 自分にもこんな思い出がある。

 中学1年のときに同じクラスに障害者の女の子Hさんがいた。当時は病名など知らなかったが、知的障害に加えて手足の拘縮、特徴的な尖足から彼女は脳性マヒだったのだなと今は分かる。ともすればイジメの対象になってしまいそうな境遇の彼女だったが、いつもニコニコ愛想よく笑っていたことや大人しい性格だったのが幸いし、男子たちにからかわれることもなくクラス全員から静かに“放置”されるという、一番平和な状態を保っていた。

 私も特に彼女のことを気にしてはいなかったが、ある日の体育の授業が始まる前。体操着に着替えたクラスメイトたちがどんどん教室を出て行ってしまうなか、Hさんは不自由な体を一生懸命に動かしながら着替えようとするのだが、奇妙に突っ張った肘に体操着がひっかかって身動きが取れなくなっていた。そこで見かねた私と仲良しの友人が手伝ってあげることに。無事に着替え終えた時には始業のベルが鳴り響いており、「早く、早く!」と友人と2人で彼女を両側から引っ張るように校庭まで走って行ったことを覚えている。以来、体育の時には彼女の着替えを手伝うようになった。Hさんは言葉を発せられなかったが、いつものニコニコ笑顔がいっそう嬉しそうだった…そんな風に感じられた。

 そして冬休みになり年が明け、家に年賀状が届いた。同級生からの丸文字の賀状に混ざって1枚だけ大人の達筆な宛名書きの賀状があった。宛名は確かに自分。訝りながら裏を返すとそこにはまるで幼稚園児のような平仮名だらけの、まさにミミズがのたくったような字で「あけまして おめでとう」とあった。Hさんだった。字は書けるんだとその時初めて知った。そして次の文章に私は目がクギ漬けになってしまった。

「いつも なかよく してくれて ありがとう。これからも ともだちで いてね」

私は衝撃を受けた。なぜなら私はHさんのことを友達だなんて思っていなかったから。ただ困っている人を助けている、それだけの気持ちだった。当然、彼女に年賀状など出していない。それなのにHさんは私を“友達”と思っていた…。なぜだか分からないが私は猛烈に悲しくなって、その年賀状を握りしめて号泣した。

 3学期に入ってから私は彼女の手伝いをやめた。そのせいで一緒に手伝っていた友達ともぎくしゃくしてしまったが、すぐに2年に進級してまた新しい友達ができて、そのことは過去の出来事になった。


 個人的な思い出話を長々と書いてしまいすみません。ただ、このことは自分の原点のような気がしている。私はHさんの友達にはなれなかったが、コーチ・ジョーンズは自らの苦い思い出を糧にして「正しいこと」をやり抜き、ラジオとの友情を30年育み続けている。映画作品の出来としては凡庸の感を否めないが、この瞠目すべき事実を知らせてくれたことに感謝したい。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

感動!

投稿日:2005/05/11 レビュアー:Tomopy

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映画の見方、見る時期は?

投稿日:2006/05/11 レビュアー:オタエドン

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これは、後から後からじわーーっときます

投稿日:2008/05/08 レビュアー:ムーミンママ

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:77件

実話ベースの感動物語 ラジオとの出逢いが周りの人々を変えてゆく

投稿日

2005/03/09

レビュアー

RUSH

事実が素晴らしすぎて映画の方が追いついてないかも

投稿日

2007/12/19

レビュアー

ポッシュ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 この度は自分のひねくれぶりを猛反省。と言うのも、本編を観ている間はどうにもラジオという青年の人物造形が納得いかなかった。完全無欠のピュア。知的障害=純粋という世間に流布しているコードが私は嫌いだ。少なくとも自分が接したことのある障害者の方々は普通の生身の人間で、ワガママでイヤな奴もいた。彼らを聖人扱いすることには違和感を覚えるし、歴史的にもそういう特別視が偏見・差別を生んできた。

 で、この作品のラジオ(キューバ・グッティング・Jr)も、映画の中ではそんな扱い。コーチ・ジョーンズ(E・ハリス)との友情は感動的だし、地域住民に受け入れられていく様子も微笑ましいが、「彼には自分たちにはない優しさがある」…つまり普通の人間とは“違う”のだ、と言いきってしまうところに、何やらザワッとくるものがあった。ところが、特典のメイキングを見て驚いた。本物のラジオさんとコーチ・ジョーンズが登場しインタビューに答えていたのだが、2人の出会いとその後の経緯について語るコーチの話、そしてラジオさん本人の姿などからは、映画の描写がかなり事実に近そうだということが感じられた。自分がこの映画に感じていた「知的障害者神話」は、むしろ自分の偏見=この世に純粋な人間なんていない…が作り出していたもののようだ。そういう人が本当にいて、それがたまたま知的障害者だった、ということだ。

 舞台は70年代、当時のアメリカの障害者施策についてはよく知らないが、ヴォルフェンスバーガーのノーマライゼーション提唱が70年代、障害者の「完全参加と平等」を謳った国際障害者年が81年だったと記憶しているので、まだ夜明け前だったと想像する。そんな時代で、こうした共生が実現していることにまず驚く。そしてコーチがなぜそこまでラジオのために力を尽すのか、中盤明かされるその理由には胸をつかれた。

 自分にもこんな思い出がある。

 中学1年のときに同じクラスに障害者の女の子Hさんがいた。当時は病名など知らなかったが、知的障害に加えて手足の拘縮、特徴的な尖足から彼女は脳性マヒだったのだなと今は分かる。ともすればイジメの対象になってしまいそうな境遇の彼女だったが、いつもニコニコ愛想よく笑っていたことや大人しい性格だったのが幸いし、男子たちにからかわれることもなくクラス全員から静かに“放置”されるという、一番平和な状態を保っていた。

 私も特に彼女のことを気にしてはいなかったが、ある日の体育の授業が始まる前。体操着に着替えたクラスメイトたちがどんどん教室を出て行ってしまうなか、Hさんは不自由な体を一生懸命に動かしながら着替えようとするのだが、奇妙に突っ張った肘に体操着がひっかかって身動きが取れなくなっていた。そこで見かねた私と仲良しの友人が手伝ってあげることに。無事に着替え終えた時には始業のベルが鳴り響いており、「早く、早く!」と友人と2人で彼女を両側から引っ張るように校庭まで走って行ったことを覚えている。以来、体育の時には彼女の着替えを手伝うようになった。Hさんは言葉を発せられなかったが、いつものニコニコ笑顔がいっそう嬉しそうだった…そんな風に感じられた。

 そして冬休みになり年が明け、家に年賀状が届いた。同級生からの丸文字の賀状に混ざって1枚だけ大人の達筆な宛名書きの賀状があった。宛名は確かに自分。訝りながら裏を返すとそこにはまるで幼稚園児のような平仮名だらけの、まさにミミズがのたくったような字で「あけまして おめでとう」とあった。Hさんだった。字は書けるんだとその時初めて知った。そして次の文章に私は目がクギ漬けになってしまった。

「いつも なかよく してくれて ありがとう。これからも ともだちで いてね」

私は衝撃を受けた。なぜなら私はHさんのことを友達だなんて思っていなかったから。ただ困っている人を助けている、それだけの気持ちだった。当然、彼女に年賀状など出していない。それなのにHさんは私を“友達”と思っていた…。なぜだか分からないが私は猛烈に悲しくなって、その年賀状を握りしめて号泣した。

 3学期に入ってから私は彼女の手伝いをやめた。そのせいで一緒に手伝っていた友達ともぎくしゃくしてしまったが、すぐに2年に進級してまた新しい友達ができて、そのことは過去の出来事になった。


 個人的な思い出話を長々と書いてしまいすみません。ただ、このことは自分の原点のような気がしている。私はHさんの友達にはなれなかったが、コーチ・ジョーンズは自らの苦い思い出を糧にして「正しいこと」をやり抜き、ラジオとの友情を30年育み続けている。映画作品の出来としては凡庸の感を否めないが、この瞠目すべき事実を知らせてくれたことに感謝したい。

感動!

投稿日

2005/05/11

レビュアー

Tomopy

映画の見方、見る時期は?

投稿日

2006/05/11

レビュアー

オタエドン

これは、後から後からじわーーっときます

投稿日

2008/05/08

レビュアー

ムーミンママ

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