白夜

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最終章に一言。これまで、数多くの（日本で見ることが可能な）ドラマを見ていて、脇役でとても印象深い俳優さん達の顔を沢山見ることが出来ました。但し、ほとんどが悪役の方たちですが。
このドラマの主メンバー、イ・ビョンホン演じるギョンビンとチェ・ミスク演じるテッキョンの親の代からの確執、シム・ウナ演じるアナスターシャとテッキョンの幼い頃からの想い。そしてイ・ジョンジェ演じるヨンジュンと北の高官の娘ソンシムとの、禁じられた恋。これにギョンビンとアナスターシャのほのかな思いが複雑に絡み合い、気を抜くと、？？？となってしまいそうでした。また、戦闘場面から一転、恋愛シーンと代わるなど、少々気分が散漫となってしまう感じも、ままあり。２０話という長さが、少し丁寧過ぎた感じも受けましたが、仕方ないか。
後半は北の特殊部隊のやりきれない話や、殺人兵器とならざるを得なかった、テッキョン、タランチュラの切ない哀しい思い。そしてラスト、愛する人のために、マッハ３・９８の極限を超えて、突撃していったギョンビンの思い。全てが一つになりました。
重く、暗いシーンの方が多いドラマでしたが、忘れられない作品となりそうです。又、余談ながら、９５年作『サランへヨ』の作品では、チェ・ミンスとシム・ウナが共演。『美しい彼女』では、イ・ビョンホンとシム・ウナが共演。未見の方は、どうぞそちらもご覧になってみては？

南北問題に絡み、兵器・軍機獲得のために闘う人々を描く群像ドラマです。とてもスケールが大きく、ロシアなどのロケが多用され、かなり力のはいったドラマだったんだと、感心しました。何といっても『砂時計』を送りだしたキム・ジョンハク監督作品。半端な気持ちでは見れませんでしたね。ラストまで完見しました。好きな俳優さんも沢山出演しているし、何と言っても、出演者全員が名演していたこと。誇りを持って、この作品に臨んでいたことが、ビンビンに伝わってきます。少々力が入りすぎかな？・・・とも感じられたが、これは、韓国としては当然のことなのでしょう。南北統一を悲願としながら、越せない深い深〜い溝があることを知らされました。何処まで真実か？とも思いつつ、その後の映画に多くの影響を与えた功績は大でしょう。実際、冬ソナから韓ドラにハマった方でも、その何％かの方が、この様な硬派なドラマを見るきっかけとなり、歴史の一部に触れている現実は、数年前なら、ありえないことでした。しかし、今も北朝鮮の核兵器問題がクローズアップ。これから、一体どうなるのでしょうか？離島、竹島問題も絡み、政治は難しいな〜・・・と、実感しているしだいです。

韓国ドラマ特有のドロドロとした恋愛ドラマとは全く違い、軍事サスペンスといった感じのドラマです。戦闘機が出てきますし、爆破シーンも多々あり、お金をかけているのがわかります。ただ北朝鮮を舞台にした場面も出てきますし、ちょっと日本人には解りづらい部分があると思います。正直、おば様方にはおすすめしません。ビョンホンファンにはいいですけどもね。

■軽い気持ちで見始めて驚きました。ロケの規模が大きい！映画やドラマにお金をかける韓国だからできたこと・・・とても壮大なスケールで、ここまで予算をかけたドラマが日本にあったかな？最近の日本のドラマの安っぽく印象に残らないことと言ったら・・・。

■イ・ビョンホンを見るつもりが、気がついたら、チェ・ミンスに夢中になってました。このときのイ・ビョンホンはまだ若く、とても青年っぽいので、大人の色気はチェ・ミンスの方が圧倒的にすごい・・・。

■３話くらいまで、「え？オムニバスドラマ？」とも取れるような展開で、ドラマのつながりがよくわからなかったけど・・・それに、どの韓国ドラマにも言えることですが、子役がいきなり大人の俳優に変わると、どの子が誰になったのが、名前が覚えられないだけに、わからなくなってしまいます・・・。二度目に見てようやくわかりました。見終わってもその重さからなかなか抜けられず、また見たくなります・・・。

いつもの韓国ドラマとはわけが違います。まずスケールの大きさに驚かされます。南北問題や軍隊など、どうしても歴史的背景や現在とオーバーラップする部分が大きいので半端な気持ちじゃ見られません。真剣に考えさせられる話だと思いました。ドラマという枠を越えてるような気がします。今後の展開が見逃せません。　撮影はすごく過酷だったろうな・・と、出演者の努力がひしひしと伝わってきます。