ウォルター少年と、夏の休日

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負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じ抜くこと

ダメになりそうなとき
それが一番大事。
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この映画を見た時、この曲が頭に浮かんだ。
今の若い人は知らないだろうけど、いわゆる「一発屋」でヒット曲はこの曲だけだ。この曲も単純なフレーズの繰り替えしなんだけど不思議と印象に残る曲だった。
この映画の強いメッセージに「事実かどうかではなく、信じることが大切」という部分がある。まさに「それが大事」の歌の世界とピタリと符号する。

登場する二人の老人は「古き良きアメリカ」を体現しているのではないだろうか。フロンティアスピリット、男らしさ、ホスピタリティ・・・・。そしてその古き良きアメリカを脅かす存在として様々な誘惑（セールスマン）や金の亡者達が押し寄せてくる。それらに対して拒絶というやり方で対抗して来た老人達が、ハーレー君演じる少年がやって来たことによって変化していく。
老人達＝「古き良きアメリカ」、セールスマン・金を狙う親類＝「現代の病んだアメリカ」、そしてウォルター少年＝「希望」という図式があるような気がする。少年の登場で老人達は、セールスマンらの商品を取り込みながらも、かつての輝きを取り戻していく。
またアラビアンナイト的な物語も登場するが、これはアメリカとイスラム諸国の関係を憂い、平和を願う監督のメッセージではと感じた。物語の中ではかつての仇敵は、互いに認め合ってその物語を子らに聞かせていた件などは監督の希望なのではないだろうか。この監督が脚本を担当した「アイアン・ジャイアント」でも平和に対するメッセージが色濃く出ていた。

映画は皆さんのレビューにあるようにハートウォーミングで爽快感のある作品です。この夏休みに地上波でも放送されましたが、まさに夏休みに子供に見せたい映画という感じです。見逃した方は是非DISCASでご覧下さい。

１９９９年度のアカデミー賞授賞式。この年の助演男優賞にノミネートされたのは、Cider House Ruleのマイケル・ケイン、6th Senseのハーレー・ジョエル・オスメントのほか、トム・クルーズ、ジュード・ロウ、マイケル・クラーク・ダンカンというそうそうたるメンバーで、受賞したマイケル・ケインのスピーチが今も印象に残っています。この席で、マイケル・ケインとハーレー・ジョエル・オスメントの共演というアイデアがうまれたと聞きました。
このふたりに名優ロバート・デュバルを加えて、こんな素敵なハートウォーミングな映画が誕生しました。

身勝手な母親に置き去り同然にして、ふたりのおじさんに預けられた少年。しかし、いつしか少年はおじさんの荒唐無稽な昔話に魅せられていき、また二人の老いた男たちにとっても、少年はかけがえのない存在になっていきます。人間にとって、無条件で愛してくれる人の存在がどんなに大切かということを教えてくれます。血のつながりなんか、関係ないんです。母親に従順だった少年が、「お願いだから、ひとつくらい僕のためになることをしてよ。」といって、おじさんたちと暮らすことを選ぶシーンが印象的でした。

どうしても許せないのはこの日本語タイトルです。もう少しなんとかならなかったのでしょうか？（責任者出てこい！といいたい。）なんの役にもたたないと思っていた老いぼれたライオンが、少年を救ったのと同時に、ふたりのおじさんも老いぼれたライオンだけど、少年にとってはかけがえのない存在であったというこの映画のメッセージが、まったく生きません。配給会社に深く反省してほしいです。
それから欲をいえば、ハーレーくんがあと１，２歳若いとよかったな。彼も少年の役ができるのはもう終わりですね。

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　二人のじいさんと、少年の成長物語。なかなか味わい深いお話です。
　少年は、男らしい生き方と人生哲学を初めてじいさん達から学び、長いこと二人暮らしを続けてきたじいさんたちは、その排他的な生活に少年という全く新しい風を入れることによって、忘れていた大切な価値観を取り戻すという、お互いがお互いを補完していくという展開は見事です。

　じいさん二人（マイケル・ケイン＆ロバート・デュバル）は、欲の皮の突っ張ったセールスマンはショットガンをぶっ放して追い返してしまうという不良老人ぶり。おまけに、町で横柄な態度をとる小僧っ子を素手でのしてしまうほど腕っ節も強い。その上、連中を説教して更正させてしまうという、実に痛快でカッコいいじいさんたちです。それだけで楽しくなります。

　ハーレイ・ジョエル・オスモントは、ずいぶんでかくなったなあと思うのですが、まだ名子役の延長という感じ。本作ではなかなか良いとは思うのですが、この雰囲気のままでは、今後は厳しいでしょうね。ディカプリオのようにうまく転換できるか、期待したいところです。

　本作は「スクリーンで観たい脚本」ランキングの第一位を獲得した脚本を映画化したものだそうです。 誰かのことを無条件に信じるということは、今も昔もとても難しいのです。安易に人を信じる者は馬鹿を見る。（かく言う私も、私の父も騙され通しです）
　誰だって裏切られたくないし、傷つきたくもないのです。
　だから人を信じるな、とは言いたくはないのですが、そう簡単に信じちゃいかんでしょう。
　長いこと人間をやっていると、そんな処世術を自然に身につけて行くものでしょう。
　そんな世の中だからこそ、せめて映画の中では純粋なものに触れたい―― そう多くの人が思ったのでしょうか。

　物語としては、そのまま感動的に作られていて、好感を持てるのですが、いかにもハリウッド的に上手にまとめ過ぎているようで、突き抜ける爽快感と言うにはちと足りません。その一因は、皆様おっしゃっているように、滅茶苦茶な邦題のせいもあります。「Ｓｅｃｏｎｄｈａｎｄ　Ｌｉｏｎｓ」という意味が、物語中盤からラストにかけて、
「ああ、なるほどね・・・」
と思えるのですが、「ウォルター少年と、夏の休日」じゃあねぇ・・・

　とはいえ、さわやかな感動を与えてくれる良作です。
　

ハチャメチャながら素敵なじっちゃんを演じるのはロバートデュバルとマイケルケインの名優二人。
この二人のおかげでドラマが引き締まります。
勿論名子役のレイ・ジョエル・オスメントも演技では負けていませんが今回は主役でありながら引き立て役にまわっています。
それほどじっちゃん二人は強烈な存在感なんです。

とびっきり素敵なお伽噺です。

是非子供たちに観て欲しい。

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お勧めだ。

これはお勧めよ。

ハーレイ君が子役を脱皮しようとしています。
とても良いです。

どの俳優さんも、パーフェクトな演技。
見ていて、ジワジワ〜ンと心が熱くなります

家族揃って安心して鑑賞出来る作品です








＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊以下ネタバレ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



女手一つで育てられたウォルター少年が夏休みの間
テキサスに住む伯父さんのお家で暮らす

この母親はかなり勝手で嘘つき
自分の幸せの為に一人息子をポイっと捨てる・・・

伯父さん達には秘密の過去がある

少しずつ話を聞かせてくれる伯父さん
そのお話は、信じられないくらいの大冒険
けれど、ウォルターは伯父さんの話を信じる

伯父さん達をどんどん好きになる
伯父さん達と離れたくなくなる

伯父さん達とお揃いのオーバーオールを着て
伯父さん達と農作業をし
伯父さん達と釣りを楽しみ
伯父さん達と語り合う毎日

伯父さん達が大好きになり
伯父さん達から離れなくなる

ライオンも飼った
雌ライオンの名前は伯父さんが愛した人の名

大人しい雌ライオンはウォルターの危機をさっし
勇敢に戦い死んだ


若い頃の大冒険をいつまでも身体が覚えている
いつまでも忘れない
いつまでも忘れない・・・愛した人も・・・

伯父さん達亡き後、伯父さん達の大冒険の証が。。。

本当にいたんだね
本当にいたんだよ
本当の男がいたんだよ。。。

遺言書には
坊主が全部相続する
遺体はライオンの横に・・・

勇敢だった、本物のライオンの横に
勇敢だった、本物の男達が眠る・・・


本物の男に育てられ、本当にウォルター少年は幸せ



ハーレイ君、伯父さん達、その他の方々
とっても味のある良い演技でした
嫌な役は、嫌な雰囲気満点ｗ
そして、ウォルター君（ハーレイ君）、伯父さん達は温かい
表情がとても良いんです。
ハーレイ君の作り笑い、噛みタバコを口に入れた時のむせる演技なんかは何か賞をあげたいくらい良い。
伯父さん達や、お母さんの表情も最高です。


ハーレイ君は、お顔のパーツがどんどん中央へ寄って行ってるように
思えてならないけど・・・
素敵な俳優さんになって欲しい一人。

映画デビュー作、フォレストガンプを又見たくなった。


ウォルター少年と、夏の休日
まさに今、夏の休日に突入しました
ご家族揃ってご鑑賞下さい

とっても良い映画です。

ジワワワワ〜ン、をどうぞ♪




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　pokorou