ベジャール、バレエ、リュミエール

ベジャール、バレエ、リュミエールの画像・ジャケット写真

ベジャール、バレエ、リュミエール / モーリス・ベジャール

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「ベジャール、バレエ、リュミエール」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

2001年2月。モーリス・ベジャール率いるベジャール・バレエ団では、新作舞台「リュミエール」の準備が進められていた。“リュミエール=光”をコンセプトに、映画やバッハ、シャンソンといったものを重層的に織り込んだ壮大なバレエ。稽古場でダンサー一人ひとりに振付をしていくベジャール。やがて本番まで2ヵ月となり、衣装の打ち合わせも始まる。5月、衣装を付けずに観客の前で通しで踊る初試演が行われる。そして残り10日を切り、いよいよ本番の舞台となる野外劇場でのリハーサルが始まるが、それは悪天候で何度も中断を余儀なくされてしまう…。

「ベジャール、バレエ、リュミエール」 の作品情報

作品情報

製作年: 2002年
製作国: スイス
原題: B COMME BEJART/BEJART INTO THE LIGHT

「ベジャール、バレエ、リュミエール」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ベジャール、そしてバレエはつづく

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ドキュメンタリーとしてもバレエを楽しむ映画としても中途半端

投稿日:2006/03/26 レビュアー:吟遊旅人

 昔見た「愛と哀しみのボレロ」の群舞の迫力を思い出させてくれる導入部は実にいい。そのあと、ベジャールバレエ団の踊りがたっぷり楽しめるかと思いきや、ダンスシーンは憎たらしいほど控えめにしか見せてくれないのだ。

 あまりにも有名な振付師が新作「リュミエール(光)」を振付けていく舞台裏を見せるドキュメントというからには、それこそ映画の宣伝文句にあるように「創作の苦しみを描く」ものであるのかと期待したのだが、どうにもその「芸術作品を生む苦しみ」というものは伝わってこないのだ。ほとんどベジャールのインタビューしか映さなかったことにも原因があるのだが、もう少しバレエ団員のインタビューを加えるなりすれば深みが出たのに、残念な作りだ。

 練習風景は見ていておもしろいので興味は尽きないが、インタビューシーンが続くと退屈してきて眠くなってしまう。わたしは途中で寝てしまったのだが、舞台で踊るシーンになると突然覚醒して、「へー、なんておもしろいんだろう」としっかり目が冴えてくるのであった。

 ベジャールの要求に応えていくダンサーたちの才能の素晴らしさにも感嘆した。バレエは振付家とダンサーの呼吸が合って初めて観客の前に感動を差し出すことができるのだ。もう少し彼らのぶつかり合いとコラボレーションの妙がはっきり観客に伝わるように撮ってくれればいっそう感動したのに。あるいは、案外バレエの舞台裏というのはこのようにあっさりしたものなのかもしれない。

 ドキュメンタリーとしてもバレエを見る映画としても中途半端な作品だったので、いっそうベジャールバレエ団の舞台を見てみたくてたまらなくなってきた。
(レビュー全文はhttp://www.eonet.ne.jp/~ginyu/040729.htm)

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涙無くしてこのオッサンの振付け姿を観ずにはいられません

投稿日:2010/07/22 レビュアー:bokensdorf

ベジャールのB。というタイトル。ターゲット層は明確で、それに十分応えたドキュメンタリーだと思います。

素の姿を見るのは初めてで、かなり面白かったです。ベジャールって、もっと神格化された人かと思っていたが、事務所での彼の扱われ方(秘書とか女性スタッフとかの)はまるで「実務はできない人」という扱われ方で、用事を告げる女性スタッフの態度もなんだか突っ慳貪(つっけんどん)なのには衝撃を受けました。可笑しいです。「ただのオッサン」です。


一方、スタジオでの彼の姿はもう何と言ったら良いのか、神々しいです。ただのオッサンが「あなたいつ帰るの。せめて帰るとだけは言って。」なーんてバルバラのシャンソンに本気で(当然だが)、体をクネクネ、手をヒラヒラさせながら振付けをしている姿は感動モノです。素晴らしいです。ゲージュツとは作り手の見かけなんか関係無い。オッサンの姿をした乙女がそこに立っているのです。


つねづね、私は「儚いものを本当に理解できるのは実際に儚い時季を過ごしている青春まっただ中の乙女と、それが決してもう手に入らない事を知っている、乙女と対極にいるオッサンだけだ」と思っています。乙女とオッサン。括れます。同じものです。ベジャールの姿はその事を追認させてあまりあります。涙無くしてこのオッサンの振付け姿を観ずにはいられません。


オッサンとして、創り手として、極めて共感しました。しばしば途中で茫然となりました。ベジャールを知っている人しか観ないと思いますが、オッサン層に最も訴える作品であると、断言できます。乙女とオッサンに推薦します。

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コレオグラファーに興味のある方どうぞ

投稿日:2006/11/25 レビュアー:iuiu

バレエ関連のこういうDVDが出ているとつい気になって借りてしまうが、私には舞台を丸ごと写した作品のほうが向いてるな。本番メインで、特典で練習風景が入っているという構成がいちばんうれしい。

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そんな静けさの影であなたは何を思うのか ネタバレ

投稿日:2008/06/11 レビュアー:Loge

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 自分のハンドルは、このカンパニーの愛してやまないある
特別な作品からもらっている。
 それくらい好きなベジャール・バレエ。
 2007年11月22日彼の訃報を聞いた時には、覚悟はしていた
ものの、空っぽになってしまいそうだった。死後の特集本
なども、半年以上たったのに開く勇気がいまだにでない。

 カンパニーのダンサーたちは、師が没したその翌日も
いつものようにレッスンを行ったという。ツアーのキャンセル
もしていない。外見は何事もないようでいて、心のうちに
悲しみが沈潜しているそんな静けさだったそうだ。

 本DVDではそんなダンサーたちのストイックな日常を
垣間見る事が出来る。華麗な舞台の裏にある過酷な精神的・
肉体的訓練や野外劇場ならではの自然との闘い(キレまくる
ベジャールも)などなど、バックステージものが好きな人
なら、興味深く見る事が出来るのでは。
 一点だけいただけないのは、特典映像についているリハ
風景が団員のものではなく、附属学校の学生のものだという
事。せっかくの映像ならやはり主席であるジル・ロマンか
エリザベット・ロスを出してくれた方が、BBLの雰囲気が
より伝わるはずなのに。

「リュミエール」はベジャール後期作品の中でも、特に愛おしい。
 ベジャールといえばルルーシュ作品にも取り上げられた
「ボレロ」が有名だが、この「リュミエール」は熱狂を呼ぶ
タイプのバレエではない。
 ベジャールのベルギー時代から交流があったブレルと
バルバラというシャンソニエを夢の中で結びつけた、
しっとりした大人の男女の愛の物語。
 そして映画を生んだリュミエール兄弟と彼らの生きた
リヨンでの初演。世界の誕生を司る「光(リュミエール)」、
生命とダンスの象徴である「光」。
 内側からほんのりと照らされているような作品だ。

 中でも「Ma plus belle histoire d'amour...
(私の最も美しい恋物語)」と「La Solitude」の美しさは
言葉で表せないくらい。優しくて悲しくてあたたかいシャン
ソンと融合する舞踊、これは舞台でないとダメではあるけれ
ど、ほのかな香りだけでも味わっていただければ幸いです。

長々すみません・・・




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神様はまず光をつくった

投稿日:2006/12/16 レビュアー:こむすび

ダンスを習っている身として(バレエではないけど)、非常に面白かったです。
無から何かを生み出すのではなく、有から有を生み出すんだよ、だから僕はオーガナイザーなんだ、と語っていたのが印象的でした。

ダンサー達の鍛えられたしなやかな筋肉にはため息。また、観客としては、普段は完成された舞台しか観ることができませんが、その裏側を覗かせてもらって気がして、とっても楽しめました。

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ドキュメンタリーとしてもバレエを楽しむ映画としても中途半端

投稿日

2006/03/26

レビュアー

吟遊旅人

 昔見た「愛と哀しみのボレロ」の群舞の迫力を思い出させてくれる導入部は実にいい。そのあと、ベジャールバレエ団の踊りがたっぷり楽しめるかと思いきや、ダンスシーンは憎たらしいほど控えめにしか見せてくれないのだ。

 あまりにも有名な振付師が新作「リュミエール(光)」を振付けていく舞台裏を見せるドキュメントというからには、それこそ映画の宣伝文句にあるように「創作の苦しみを描く」ものであるのかと期待したのだが、どうにもその「芸術作品を生む苦しみ」というものは伝わってこないのだ。ほとんどベジャールのインタビューしか映さなかったことにも原因があるのだが、もう少しバレエ団員のインタビューを加えるなりすれば深みが出たのに、残念な作りだ。

 練習風景は見ていておもしろいので興味は尽きないが、インタビューシーンが続くと退屈してきて眠くなってしまう。わたしは途中で寝てしまったのだが、舞台で踊るシーンになると突然覚醒して、「へー、なんておもしろいんだろう」としっかり目が冴えてくるのであった。

 ベジャールの要求に応えていくダンサーたちの才能の素晴らしさにも感嘆した。バレエは振付家とダンサーの呼吸が合って初めて観客の前に感動を差し出すことができるのだ。もう少し彼らのぶつかり合いとコラボレーションの妙がはっきり観客に伝わるように撮ってくれればいっそう感動したのに。あるいは、案外バレエの舞台裏というのはこのようにあっさりしたものなのかもしれない。

 ドキュメンタリーとしてもバレエを見る映画としても中途半端な作品だったので、いっそうベジャールバレエ団の舞台を見てみたくてたまらなくなってきた。
(レビュー全文はhttp://www.eonet.ne.jp/~ginyu/040729.htm)

涙無くしてこのオッサンの振付け姿を観ずにはいられません

投稿日

2010/07/22

レビュアー

bokensdorf

ベジャールのB。というタイトル。ターゲット層は明確で、それに十分応えたドキュメンタリーだと思います。

素の姿を見るのは初めてで、かなり面白かったです。ベジャールって、もっと神格化された人かと思っていたが、事務所での彼の扱われ方(秘書とか女性スタッフとかの)はまるで「実務はできない人」という扱われ方で、用事を告げる女性スタッフの態度もなんだか突っ慳貪(つっけんどん)なのには衝撃を受けました。可笑しいです。「ただのオッサン」です。


一方、スタジオでの彼の姿はもう何と言ったら良いのか、神々しいです。ただのオッサンが「あなたいつ帰るの。せめて帰るとだけは言って。」なーんてバルバラのシャンソンに本気で(当然だが)、体をクネクネ、手をヒラヒラさせながら振付けをしている姿は感動モノです。素晴らしいです。ゲージュツとは作り手の見かけなんか関係無い。オッサンの姿をした乙女がそこに立っているのです。


つねづね、私は「儚いものを本当に理解できるのは実際に儚い時季を過ごしている青春まっただ中の乙女と、それが決してもう手に入らない事を知っている、乙女と対極にいるオッサンだけだ」と思っています。乙女とオッサン。括れます。同じものです。ベジャールの姿はその事を追認させてあまりあります。涙無くしてこのオッサンの振付け姿を観ずにはいられません。


オッサンとして、創り手として、極めて共感しました。しばしば途中で茫然となりました。ベジャールを知っている人しか観ないと思いますが、オッサン層に最も訴える作品であると、断言できます。乙女とオッサンに推薦します。

コレオグラファーに興味のある方どうぞ

投稿日

2006/11/25

レビュアー

iuiu

バレエ関連のこういうDVDが出ているとつい気になって借りてしまうが、私には舞台を丸ごと写した作品のほうが向いてるな。本番メインで、特典で練習風景が入っているという構成がいちばんうれしい。

そんな静けさの影であなたは何を思うのか

投稿日

2008/06/11

レビュアー

Loge

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 自分のハンドルは、このカンパニーの愛してやまないある
特別な作品からもらっている。
 それくらい好きなベジャール・バレエ。
 2007年11月22日彼の訃報を聞いた時には、覚悟はしていた
ものの、空っぽになってしまいそうだった。死後の特集本
なども、半年以上たったのに開く勇気がいまだにでない。

 カンパニーのダンサーたちは、師が没したその翌日も
いつものようにレッスンを行ったという。ツアーのキャンセル
もしていない。外見は何事もないようでいて、心のうちに
悲しみが沈潜しているそんな静けさだったそうだ。

 本DVDではそんなダンサーたちのストイックな日常を
垣間見る事が出来る。華麗な舞台の裏にある過酷な精神的・
肉体的訓練や野外劇場ならではの自然との闘い(キレまくる
ベジャールも)などなど、バックステージものが好きな人
なら、興味深く見る事が出来るのでは。
 一点だけいただけないのは、特典映像についているリハ
風景が団員のものではなく、附属学校の学生のものだという
事。せっかくの映像ならやはり主席であるジル・ロマンか
エリザベット・ロスを出してくれた方が、BBLの雰囲気が
より伝わるはずなのに。

「リュミエール」はベジャール後期作品の中でも、特に愛おしい。
 ベジャールといえばルルーシュ作品にも取り上げられた
「ボレロ」が有名だが、この「リュミエール」は熱狂を呼ぶ
タイプのバレエではない。
 ベジャールのベルギー時代から交流があったブレルと
バルバラというシャンソニエを夢の中で結びつけた、
しっとりした大人の男女の愛の物語。
 そして映画を生んだリュミエール兄弟と彼らの生きた
リヨンでの初演。世界の誕生を司る「光(リュミエール)」、
生命とダンスの象徴である「光」。
 内側からほんのりと照らされているような作品だ。

 中でも「Ma plus belle histoire d'amour...
(私の最も美しい恋物語)」と「La Solitude」の美しさは
言葉で表せないくらい。優しくて悲しくてあたたかいシャン
ソンと融合する舞踊、これは舞台でないとダメではあるけれ
ど、ほのかな香りだけでも味わっていただければ幸いです。

長々すみません・・・




神様はまず光をつくった

投稿日

2006/12/16

レビュアー

こむすび

ダンスを習っている身として(バレエではないけど)、非常に面白かったです。
無から何かを生み出すのではなく、有から有を生み出すんだよ、だから僕はオーガナイザーなんだ、と語っていたのが印象的でした。

ダンサー達の鍛えられたしなやかな筋肉にはため息。また、観客としては、普段は完成された舞台しか観ることができませんが、その裏側を覗かせてもらって気がして、とっても楽しめました。

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