エル・コロナド　秘境の神殿

この作品はなんでもローランド・エメリッヒ監督のスタッフが製作したらしいと言うので借りてみました。エメリッヒ監督といえば「インディペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」で有名な監督です。

ストーリーは主人公のクレアのフィアンセがスイスに出張するため出かけたのですが自宅に書類を忘れたのでそれを届けにスイスまで行ったのですが、そこにはフィアンセはいませんでした。彼はなんと中米のコロナドなる国にいるらしいことがわかったのです。普通ならそこで諦めるのですがさすが主人公だけあってコロナドまで追いかけます（笑）。ところがコロナドは政府軍と反政府軍の抗争が激化しており大変な状態です。クレアは無事フィアンセに会えるのでしょうか？・・とこんな感じで始まります。このフィアンセはクレアの知らない一面を持っているようです（＾＾ゞ。その別の一面とは・・・？後は見てのお楽しみです。

内容的には「ほどよい娯楽映画」って感じでした。何かの雑誌で「女性版インディー・ジョーンズ」と書いてありましたが、インディー・ジョーンズのようなスケール感はありませんでした（＾＾ゞ。でも雰囲気は持っています（＾○＾）。低予算なりにＶＦＸやＣＧ処理をうまく使っていてちょっと好感が持てました。滝壺から垂直離着陸輸送機が出てくるシーンなんか良くできていましたし、木造の橋をトラックで渡るシーンやその途中、戦闘機に襲われるシーンはハラハラドキドキでした。ストーリーもオープニングは主人公が政府軍の人間に自分が経験してきた冒険談を話すという形から入り、エンディングはもちろんその冒険談が終わるという形で終わります。オープニングにだまされないで下さい（笑）。私はまんまとだまされました（＾＾ゞ。

時間も９０分ぐらいなので気楽に楽しめる作品だと思います。

ＪＢの好みそうな大仕掛けの作品で、見てる時間は楽しめます。
後には何も残らない。中米ってこんなに混乱しているのかなあと、
考えるぐらいのことです。
ハラハラドキドキする場面が結構あって、絵的には面白いので、
劇場の大画面で見れば、楽しめますね。
未公開というのが、なんとも。
Ｂ級映画を２本立てで行う、良心的な映画館でも公開されれば、
観た人は得した気分になるでしょうね。
あの良心的な映画好きの心を揺さぶる神奈川県の「鶴見文化」が懐かしい。

皆さんのレビューにほぼ同感です。設定にはかなり無理があるとは思いましたが、まあ、結構楽しめた部類です。

見所は、トラックで検問を突破した後の政府軍とのカーチェイス、トラックで木造の橋を渡るシーン等かな。この辺も皆さんのレビューと同意見。

ただ、本作品は、中米のある国を舞台とした、政府軍と革命軍の戦いを描いていますので、秘境の神殿といっても、インディー・ジョーンズシリーズの「魔宮の伝説」みたいな舞台は想像しないで。単に革命軍のアジトがその場所にあるというだけ。だから、秘境の神殿を舞台にした遺跡発掘の物語を期待して観ると、がっかりしちゃうかも。

　Ｂ級作品であることは、何となく見る前から分かってました。それでも一応エメリッヒのスタッフが作ってるし、ちょっと期待して観たんだけど、まー大体想像通りって感じです。Ｂ級好きの私としては、昔の「日曜洋画劇場」でやる映画のような懐かしい感じがあってよかったかな。ストーリーは薄っぺらいけど、特撮やＣＧは頑張ってて、そのあたりエメリッヒ作品を彷彿とさせます。橋のシーンが一番いい出来！
　ところで、主演のクリスティン・ダッティーロて女優、誰？あんまりカワイくないけど、スタイルはいいね。

　そこそこ面白いのに、見た後で何も残らない映画でした。
　ＣＧもよくできています。「最終兵器彼女」なみにはできているかな。テレビの映画劇場でみるような話です。あまりに軽いのりなので、あまりハラハラしません。何とかなっちゃうだろうというノリなので。