ぼくは怖くない

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ぼくは怖くない / ジュゼッペ・クリスティアーノ

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「ぼくは怖くない」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

 1978年の夏、南イタリア。麦畑が一面に生い茂る小さな村に住む10歳の少年ミケーレ。彼はある日、廃屋の裏で不思議な穴を発見する。中を覗いてみると、なんと鎖に繋がれている少年がいた。事態が飲み込めず混乱するミケーレ。恐怖のあまり誰にも打ち明けられない彼だったが、どうしても気になって何度も穴に行くようになる。やがて、穴の中にいた少年フィリッポも心を開き始め、2人は次第に友情を育んでいく。しかしある時、ミケーレは彼の父や村の大人たちの会話を盗み聞く。どうやらそれは、あのフィリッポに関わる何か恐ろしいことのようだった…。

「ぼくは怖くない」 の作品情報

作品情報

製作年: 2003年
製作国: イタリア
原題: IO NON HO PAURA/I’M NOT SCARED

「ぼくは怖くない」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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大人と子供の境界線

投稿日:2006/04/01 レビュアー:パープルローズ

ジャケットがディズニーの「穴Holes」に似ていますが、そういう映画じゃありません。
また、「ぼくは怖くない」というタイトルなのに、主人公が穴の中に降りていくところが、私はへたなホラー映画よりもずっとこわかったです。でも、ホラーじゃありません。

一面に広がる黄金色の麦畑。その美しい風景とは反対に、主人公ミケーレの回りの大人の世界はあまりにも醜い。
穴の中で鎖につながれた子供を見つけても、彼は誰かに助けを求めたりはしない。それはまだ回りの大人を信頼していて、大人の世界に踏み込む必要はないと思っているからだろう。
しかし、思い切って秘密を打ち明けた親友にも、大人たちにも裏切られたとき、彼は行動をおこす。ラストはなかなか衝撃的です。

ミケーレと妹の会話が印象的でした。
妹「犬がいるのよ。」
兄「どこに?みえないよ。」
妹「お兄ちゃんには見えるとおもっていたのに。」
いつの間にかミケーレは大人になりかけていたのですね。

主人公の母親役はアイタナ・サンチェス・ギヨン。「雲の中で散歩」でキアヌの相手役をしていた美しい人です。今回はちょっと疲れた母親をやってました。

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美しい風景と衝撃の結末

投稿日:2012/04/09 レビュアー:エコエコアザラク

イタリアと言えばホラー(笑 ですが、子供が主人公の映画も名作が多い。本作も間違いなく逸品かと思います。

ミケーレは、偶然発見した隠し穴を覗いてビックリ。なんと薄汚い毛布から子供らしき足が見えた!!
動揺して帰宅するが誰にも打ち明けられなかった。混乱しながらも気になって翌日また様子を見に行く。
穴の中に監禁されていたのはフィリッポという少年だった。何故こんな目に?? 一体誰が??
この冒頭の展開で猟奇サスペンスの香りがしますが、呆気なく謎は解けます。
大人ならこの時点で対処できるけど、まだ10才の子供です。まだ全ての事態が飲み込めなかったのでしょう。
毎日、フィリッポの元へ通うミケーレ。頑張って、穴からフィリッポを外へ出すことに成功!!
金色の草原でむじゃきに遊ぶ二人と美しい音楽。とても壮大な景色で見ごたえがあります。
この秘密の友情に、ついに終わりの時が訪れる。シナリオ展開が気になってハラハラドキドキ・・・
ラストはある意味とても衝撃的でした。あの後どうなったのか気になりますが、私は良い方向で事態が収拾したと解釈しました。

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壮大で美しい景色が育てた純粋な心。

投稿日:2009/04/16 レビュアー:pokorou

見渡す限り広がる黄金の麦畑 

麦の穂がざわざわと揺れる

少年達が走ると麦の穂が少年たちを感じる。


幼いなりにも子供社会があり、上下関係もある

言葉に出さずとも観ているだけで伝わる個性

言わずとも見て取れる感性


大人が何を言おうとも

周りが何をしようとも

身の危険を感じても


それでも僕は 怖くない。



                        pokorou

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喪失へのレクイエム そして

投稿日:2010/06/01 レビュアー:蒼生



まず、この『ぼくは怖くない』というタイトルが
私は好きです。
ほんとうは怖いんです。きっと。
心の中にどうしても拭いきれない恐怖が、ないはずなんてないと思うのです。
だけど、それよりも勇気や、
彼なりの信念や正義が彼の精神の多くの部分を占めていて、
それらを貫くことで恐怖に打ち勝とうとしているのだ
ということをこのタイトルは表現しているのではないかと
私は感じました。

こんなピュアな心をきっと持っていたはずなのです。私も。
いつ失くしてしまったのか、
何故失くしたことに気づかなかったのか。

私はこの作品を観てそれが悲しくなりました。

そして、それはそれとして
少年たちの心を眩しいと、羨ましいと感じながら
いつのまにか彼らに励まされている自分に気づきました。

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大人も子供も同じ ネタバレ

投稿日:2008/11/20 レビュアー:ナナメ歩き

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原作はイタリアの文学賞受賞作品だそうで、小難しい言い回しや、表現が多様されているのを覚悟し、鑑賞開始である

ミケーレ少年はふとした好奇心から、塞がれていた穴を覗き見る
底には人間の足らしきものが見える、そこには同い年程の少年がいたのである
ミケーレは疑問を押さえ、水と食料を運び続け、少年と少しづつ打ち解けていく、それと同じくして家族と村人が、夜な夜な怪しい会議をしているのを目撃し、穴底の少年との繋がりに気づくのである
そして少年を逃がすため、ミケーレは行動を起こすのであった。

話の肝は、両親に口答えもできないミケーレが、何故犯罪を見過ごさず、人質である少年を危険を冒してまで助けようとしたのか?にあると思う
わたしなりに考えてみた、冒頭のいじめっ子が罰ゲームを強要するシーンが、全ての答えなのではないかということ
いじめっ子に逆らえないのも、父母が村人に逆らえないのも、同じではないのか?とミケーレは考える
しかし、一つ違う点に気づく、ミケーレは冒頭のシーンで女の子をかばい勇気を見せたが、父母は今だ逆らえず犯罪に準じている
自分の信念に基づき行動すれば、現状を変えられることを、既に学んでいたのである
そしてラスト、息子と知らず父親はミケーレを誤射してしまう
やがて警察が到着するが、息子を抱きかかえ自分を責め続ける父親
なお逃げようとする共犯者、おそらく通報したのは母親だろう
最後の最後で、家族は本当の意味で家族になったのである

これはわたし個人の解釈だが、皆さんそれぞれの解釈で正解なのだと思う、文学とはそういうものなのだから。

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ぼくは怖くない

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大人と子供の境界線

投稿日

2006/04/01

レビュアー

パープルローズ

ジャケットがディズニーの「穴Holes」に似ていますが、そういう映画じゃありません。
また、「ぼくは怖くない」というタイトルなのに、主人公が穴の中に降りていくところが、私はへたなホラー映画よりもずっとこわかったです。でも、ホラーじゃありません。

一面に広がる黄金色の麦畑。その美しい風景とは反対に、主人公ミケーレの回りの大人の世界はあまりにも醜い。
穴の中で鎖につながれた子供を見つけても、彼は誰かに助けを求めたりはしない。それはまだ回りの大人を信頼していて、大人の世界に踏み込む必要はないと思っているからだろう。
しかし、思い切って秘密を打ち明けた親友にも、大人たちにも裏切られたとき、彼は行動をおこす。ラストはなかなか衝撃的です。

ミケーレと妹の会話が印象的でした。
妹「犬がいるのよ。」
兄「どこに?みえないよ。」
妹「お兄ちゃんには見えるとおもっていたのに。」
いつの間にかミケーレは大人になりかけていたのですね。

主人公の母親役はアイタナ・サンチェス・ギヨン。「雲の中で散歩」でキアヌの相手役をしていた美しい人です。今回はちょっと疲れた母親をやってました。

美しい風景と衝撃の結末

投稿日

2012/04/09

レビュアー

エコエコアザラク

イタリアと言えばホラー(笑 ですが、子供が主人公の映画も名作が多い。本作も間違いなく逸品かと思います。

ミケーレは、偶然発見した隠し穴を覗いてビックリ。なんと薄汚い毛布から子供らしき足が見えた!!
動揺して帰宅するが誰にも打ち明けられなかった。混乱しながらも気になって翌日また様子を見に行く。
穴の中に監禁されていたのはフィリッポという少年だった。何故こんな目に?? 一体誰が??
この冒頭の展開で猟奇サスペンスの香りがしますが、呆気なく謎は解けます。
大人ならこの時点で対処できるけど、まだ10才の子供です。まだ全ての事態が飲み込めなかったのでしょう。
毎日、フィリッポの元へ通うミケーレ。頑張って、穴からフィリッポを外へ出すことに成功!!
金色の草原でむじゃきに遊ぶ二人と美しい音楽。とても壮大な景色で見ごたえがあります。
この秘密の友情に、ついに終わりの時が訪れる。シナリオ展開が気になってハラハラドキドキ・・・
ラストはある意味とても衝撃的でした。あの後どうなったのか気になりますが、私は良い方向で事態が収拾したと解釈しました。

壮大で美しい景色が育てた純粋な心。

投稿日

2009/04/16

レビュアー

pokorou

見渡す限り広がる黄金の麦畑 

麦の穂がざわざわと揺れる

少年達が走ると麦の穂が少年たちを感じる。


幼いなりにも子供社会があり、上下関係もある

言葉に出さずとも観ているだけで伝わる個性

言わずとも見て取れる感性


大人が何を言おうとも

周りが何をしようとも

身の危険を感じても


それでも僕は 怖くない。



                        pokorou

喪失へのレクイエム そして

投稿日

2010/06/01

レビュアー

蒼生



まず、この『ぼくは怖くない』というタイトルが
私は好きです。
ほんとうは怖いんです。きっと。
心の中にどうしても拭いきれない恐怖が、ないはずなんてないと思うのです。
だけど、それよりも勇気や、
彼なりの信念や正義が彼の精神の多くの部分を占めていて、
それらを貫くことで恐怖に打ち勝とうとしているのだ
ということをこのタイトルは表現しているのではないかと
私は感じました。

こんなピュアな心をきっと持っていたはずなのです。私も。
いつ失くしてしまったのか、
何故失くしたことに気づかなかったのか。

私はこの作品を観てそれが悲しくなりました。

そして、それはそれとして
少年たちの心を眩しいと、羨ましいと感じながら
いつのまにか彼らに励まされている自分に気づきました。

大人も子供も同じ

投稿日

2008/11/20

レビュアー

ナナメ歩き

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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原作はイタリアの文学賞受賞作品だそうで、小難しい言い回しや、表現が多様されているのを覚悟し、鑑賞開始である

ミケーレ少年はふとした好奇心から、塞がれていた穴を覗き見る
底には人間の足らしきものが見える、そこには同い年程の少年がいたのである
ミケーレは疑問を押さえ、水と食料を運び続け、少年と少しづつ打ち解けていく、それと同じくして家族と村人が、夜な夜な怪しい会議をしているのを目撃し、穴底の少年との繋がりに気づくのである
そして少年を逃がすため、ミケーレは行動を起こすのであった。

話の肝は、両親に口答えもできないミケーレが、何故犯罪を見過ごさず、人質である少年を危険を冒してまで助けようとしたのか?にあると思う
わたしなりに考えてみた、冒頭のいじめっ子が罰ゲームを強要するシーンが、全ての答えなのではないかということ
いじめっ子に逆らえないのも、父母が村人に逆らえないのも、同じではないのか?とミケーレは考える
しかし、一つ違う点に気づく、ミケーレは冒頭のシーンで女の子をかばい勇気を見せたが、父母は今だ逆らえず犯罪に準じている
自分の信念に基づき行動すれば、現状を変えられることを、既に学んでいたのである
そしてラスト、息子と知らず父親はミケーレを誤射してしまう
やがて警察が到着するが、息子を抱きかかえ自分を責め続ける父親
なお逃げようとする共犯者、おそらく通報したのは母親だろう
最後の最後で、家族は本当の意味で家族になったのである

これはわたし個人の解釈だが、皆さんそれぞれの解釈で正解なのだと思う、文学とはそういうものなのだから。

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