アルマーニ

アルマーニマニアのマグちゃんです。お金無いんだけど少しずつ買い溜めて大分持ってます。もちろん大事な仕事はいつもアルマーニを着ています。何から書こうかな。この映画に関しては私より思い入れの強い人そうそういないだろうな。いたらお友達になりたいです。よろしく（笑）えとですね、彼はお医者さんの勉強してたんですね。だから頭もいいと思う。それから、自分から独立しようと思ってなかったんですよね。それもいいと思う。自意識がそんなに強く無かったって事は感受性がナチュラルに育ってたって事でしょ。で、趣味が渋いと。戦争から帰ってからら・リナシェンテのバイヤーをしてロンドンに何度も行ったのでカルチャーに敏感な国に触発されたのですよね。でもね、一度イタリアに行けばすぐ分かる事なんだけど、アルマーニ全然特別じゃないんだよね。ミラノ中みんな似たファッションなの。アルマーニの面白い所は、ただ世界にミラノファッションをプレゼンテーションしたってだけな訳です、超平たく言えばね。でも、彼のガッツは本当に偉いと思う事が多々あって、これはまあ映画好きな方とは関係ないモード好きの話しになるのであまり書くと長くなるから割愛しますが、本当に仕事を良く頑張ります。でも、ミラノの人間殆どみんな良く働くんだけどね（笑）なんというかステレオタイプとして躍り出てみた男の運命の物語っていうかなんというか（笑）もともとイケメンな彼だけど性格がふらついてないのも私の好みです。で、エリートでイケメンでもしゃべるのはイタリア語でしょ。イタリア語って大阪弁に聞こえて超可愛いんだよね。仕草も可愛いんだよね本人怒るかも知れないけど。でも、彼はそんでもってどこまでホントか知りませんがホモなのですね。この雰囲気からして俗に言うタチとかいう男役の方でしょうね。この映画ではその彼がリッキーマーティンが好きで好きで彼の体を冗談ぽくたたいてなんかちょっとコーフンしたり、彼のコンサートにいって、アッ、アンッ、アン♪みたいに一生懸命体を揺らしてたのしそーにする可愛い姿とか　必要以上に胸をはだける姿とか（胸毛は全部白髪になっていて泣きを見ますが）あとベルサーチが殺害された事件がありましたがそれを聞いて自分もヤバいと思ってからの事かも知れないがいつも移動するときはものごつ大勢の黒服に囲まれて移動するんですよね彼は。黒服全員アルマーニだろうな、多分。黒いグラサンして。お城平気で買うくらいだからそれくらい朝飯前。ベッカムのチームタダで全員スーツデザインしてやったりイルデーボ全員スーツ提供したり、ほもとして天国の様な仕事をしていますがこれも頑張ったご褒美ですね。コンサート前のぴりぴりした様子、凄く可愛い。なのにスタッフが当然だが全員イタリア人だからなんとなーくみんなダラダラしててでも綺麗な顔してるのがまた面白い。ソフィアにあたしのボディ、どうよ♪と迫られてしようがないなーって感じで「体も素敵だよ」と忙しそうに言う所とか　何このおじいちゃん大物っぽく無い可愛い人間味のある人じゃん、な一本です。ツボな人にはウルトラツボだ。でも一度見れば充分。何故かって言うと、成功する人間って言うのはオーラと気迫がありすぎて鬱陶しかったりするのです。などと愛憎こもごもなコメントを書いてみるマグちゃんでした。もっともっと書けるけどこんくらいにしとこ☆

ドキュメンタリーなのに結論を提示せず、ニュートラルな作りになっていて
「何かを学びたい」というMBA教材的ビデオを期待する方にはまったく向いていない。

ご本人の人と成りを描いているだけで、何故ビジネスが成功したかとか何が他と
違うのかなどという視点は制作者にはありません。彼は仕事にこだわりを持っている
という言葉が繰り返されるが、そんなん持ってないヤツがどこにいるか？　世界中の
デザイナーはみんな自分の才能や感性や作品やプレゼンの仕方やお店の内装や展示の
方法や………、みーーんな全部にこだわっているはずであり、それは彼の成功の秘訣
でもなんでも無いぞと思います。はい。

彼の最大の功績はディフュージョン・ブランドを作った、という点にあるはずだが
そういう経営的な視点や彼の戦略の話はいっさい出てこないです。むしろ、彼のアイデア
では無いんではないか、他に経営面のパートナーがいるのではないか、と感じさせます。
そして、その人が実際出てきます。が、瞬時に退場して詳しい紹介は無しです。
「実はこの人がアルマーニブランドを大成させた張本人なんだ」
と観客に気づかせない配慮なのだと思います。

ナレーションがかなりたくさん入りますが、実は本人が喋っています。
ドイツ人もよく喋るが、さすがにイタリア人はもっと喋ります。
見ていて、そして話をきいていて分かるのは、この人は技術系中小企業のワンマン社長
そのものなんだ、ということ。信用できる部下がいない。ショーではバカばかり相手に
怒りまくっている。お店の内装や商品の並べる方法や数量まで細かく指示している。

こういう人のもとでは人材は決して育ちません。自分の判断を許されないからです。

それは別に悪い事ではない。すべてを自分の思い通りにしたい人にはそれしか無い。
その代わり、それはその人が死んだら終わります。

アルマーニはそういうブランドなんだな、とこの映画で思いました。
ディオールやヒューゴ・ボスやカルバン・クラインがやっている事とは対極にあります。
実際「自分が死んだらこの会社はどうなるんだと考える」という孤独な呟きもナレーションで入ります。
たぶん、死んだら無くなる。いまやブランド品は同等の品質のものが中国で安く買えます。
（私もアルマーニというブランドを知らずにデザインも着心地も良いのでたくさん買いましたら友達に「アルマーニ、好きなんですね」と言われた事があります。別に好きなんじゃなくて安くてデザインも着心地も良いので買っただけです）
ディフュージョン・ブランドで成功したブランドが、同じ品質のもっと安い商品に食われているのです。
そういう事への対策もこの中小企業体質ではできないでしょう。

アルマーニというおじさんの事がよく分かる映画でした。

豪華な別荘やバカンス、彼が身を置く華麗な世界は付随するものであって、ジョルジオ・アルマーニの信念を感じれば、ファッションという分野に限らず、成功者として何が必要なのかが自ずと分るはず。

これは六本木ヒルズこけら落としで上映された映画で、見たかったのに見逃していた映画でした。…やっぱり映画館で見たかった。
アルマーニはかっこええ。その一言。
アルマーニのＪＫを昔買おうかと迷った時があったけど、やっぱりあの時買えば良かったと思いました。

もっともっと早くに出会っていたかったと思う作品。最初から最後まで食い入って見てしまった。
40歳で会社を設立、今では毎週3億6000万を稼ぎ出すイタリアの有名デザイナー;ジョルジオ・アルマーニの１年間を追うドキュメンタリー。
白髪に黒Ｔシャツ、黒パンツで精力的に仕事をこなす彼は『格好いい』その一言に尽きる。彼がここまで成功した理由はあらゆる物に対する「こだわり」だ。