シェイド

娯楽作品でしょうか。かなりの豪華キャストをそろえているのにどこか薄っぺらい印象になってしまうのは、脚本が練り込まれていないからかしら・・・。
　ガブリエル・バーン、シルベスタ・スタローンという重鎮が乗り切れていないし、スチュワート・タウンゼントもここに至るまでの機微が見えず、深みに欠ける。（かっこいいけど）ジェイミー・フォックスに至っては、この役は別にジェイミーじゃなくてもいいんじゃない？と思う。もったいない使い方。
　どんでん返しの繰り返しは、それなりに楽しめるものの、詐欺師達が絡む物語だから、ある程度の予想はついてしまう。
　カードマジックや手さばきは、本当のマジックを目の当たりにすれば「お〜」と思うものだが、映画という媒体の中では、今ひとつスケールが小さい印象を受ける。セロのパフォーマンスの方がよっぽどおもしろい。
　これだけの豪華キャストを起用しながら、凡庸な作品になってしまったのは、脚本に問題があるような気がします。詐欺師達のかけひきは、心理ゲームの側面もあるのに、登場人物に厚みがないので、その部分が描ききれず、尻切れトンボのような後味になってしまいました。
　駄作とは言いません。それなりに楽しむことはできるので、暇な時とかに、過大な期待をせずに鑑賞するには悪くないですよ。

カジノ物の映画ってこういうのが多い。
ま、カジノ物に限らずなんだろうけど・・・。

しかもカジノ物にありがちなイカサマ系の映画。
すごいギャンブラーだと言われるスタローン演じるギャンブラーも結局はいかさま師だったりするし。
どうせなら、もっとすごいイカサマで見せ場が欲しかったけど、
皆様のおっしゃる通り、スタローンが凄腕のギャンブラーにはあまり見えません。。。笑


ま、軽いノリで見られる映画ではあります♪

プロのギャンブラーたちの騙し騙されの映画です。ポーカーのルールを知らなくても見られるようには工夫されていると思います。

詐欺師たちそれぞれには思惑があり、映画の中に仕掛けられるトラップは、見終わってなるほどと納得されられるものでした。でも、映画的にはちょっと物足りなさが残ります。テーブルゲームという小さなモチーフがスケールを小さくしますし、映画で手品の技を見せられても緊張感は生まれません。また、豪華キャストがハラハラする頭脳戦を展開するポーカーの勝負でもなく。ストーリーは良くできていますが、派手さが無いんですね。

スタローンのあからさまな老けメイクも、映画の中に「人生とは…」なんてことを少々臭わせて、観客を騙すためのトラップの一つだったのでしょう。おそらく伝説のギャンブラーとして役作りするつもりはスタローンにも監督にもなく、豪華キャストでそれなりの雰囲気を作ってもたせる映画というつもりだと思います。

まあ、肩肘張らずに暇な時に気楽に見る映画かな。5段階評価は、3。

キャスト豪華っ＾＾　嬉しい限りですね。
ちょっとワイルドな匂いのするスチュはいいです〜・・。
おっと、ガブリエル・バーンも捨て難いが・・。
サンディはＭＩ２の時の方が美しかった気がするな・・。
でも、妖しさは健在でした。
ストーリーは二転三転する詐欺師の物語。そこに渦巻く人間模様絡めてて、結構楽しんじゃいました＾＾
ストーリー全般は良くある話じゃん！って感じはありますけど、ラストは小気味いいかな。
作品中にはサンディのＳＭシーンやら残酷臓器提供やら（笑）
バーンの浮浪者姿やら・・とサービス満点＾＾
冒頭のカード捌きのシーンや作品中のポーカーのシーンもかなり面白かったです。
でね、一つ文句を付けさせてもらいたいっ!　
大物伝説ギャンブラーに、スタローンなんですけどね・・
いやいや、最初ご登場された時には思わず笑っちゃいました〜。
だって、うだつの上がらない政治家みたいなんだもの（笑）　
あっ、整形が崩れちゃったマイケルジャクソンみたいとも言える。。（爆）　いやいや、本当に。
キャスト◎だし、それなりに楽しめる作品だと思います。

ひとりでバーボンでも味わいながらの娯楽作品。
だましだまされるコンゲームはおもしろい。ウイットとユーモアのセンスがいるからなあ。日本ではなかなか根付かない理由がわかるような気がする。
スタローンも僕のレビューが届いたのか（笑）、一人よがりのアクションスターから何か一皮むけようとしているみたい・・・だが失敗。なんか、メーク浮いているし。そもそもあんなにおいしい役所もらいながら、演技に花がない。ショーンコネリーの転身みたいにはいきませんねぇ・・・というか、ガブリエルのおっさんがしぶすぎるんだよ。登場シーンも多いし、実質の主役だからしょうがないけど。彼は役をしっかりものにしてる。
スタローンはおいといて、全般として飽きのない楽しい仕上がりになっています。日本語は、おなじみの声優さん達だからオススメ。