こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
アルメニア人の映画監督エドワード・サロヤンは、新作の映画を撮影するため、ここカナダのトロントにやって来た。それは、1915年に聖なる山アララトの麓で起きたアルメニア人虐殺の史実を、当時のアメリカ人宣教師アッシャーの著作に基づいて映画化するというもの。彼はこのテーマを映画化するに当たって一人のアルメニア人画家ゴーキーに注目し、彼の研究家アニに顧問を依頼する。アニの夫もアルメニアでトルコ政府にテロを企て殺されている。父の死に疑問を持ち続けていたアニの息子ラフィは、映画の撮影をキッカケに、真実を知るためアララトへと旅立つ。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
カナダ/フランス |
原題: |
ARARAT |
監督: |
デヴィッド・アルペイ 、 アトム・エゴヤン |
---|---|
製作: |
アトム・エゴヤン 、 ロバート・ラントス |
出演: |
デヴィッド・アルペイ 、 シャルル・アズナブール 、 マリ=ジョゼ・クローズ 、 シャルル・アズナヴール 、 アルシネ・カンジアン 、 イライアス・コティーズ 、 アーシーニー・カンジャン |
脚本: |
アトム・エゴヤン |
撮影: |
ポール・サロッシー |
音楽: |
マイケル・ターナー |
アルメニア人の映画監督エドワード・サロヤンは、新作の映画を撮影するため、ここカナダのトロントにやって来た。それは、1915年に聖なる山アララトの麓で起きたアルメニア人虐殺の史実を、当時のアメリカ人宣教師アッシャーの著作に基づいて映画化するというもの。彼はこのテーマを映画化するに当たって一人のアルメニア人画家ゴーキーに注目し、彼の研究家アニに顧問を依頼する。アニの夫もアルメニアでトルコ政府にテロを企て殺されている。父の死に疑問を持ち続けていたアニの息子ラフィは、映画の撮影をキッカケに、真実を知るためアララトへと旅立つ。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
カナダ/フランス |
原題: |
ARARAT |
監督: |
デヴィッド・アルペイ 、 アトム・エゴヤン |
---|---|
製作: |
アトム・エゴヤン 、 ロバート・ラントス |
出演: |
デヴィッド・アルペイ 、 シャルル・アズナブール 、 マリ=ジョゼ・クローズ 、 シャルル・アズナヴール 、 アルシネ・カンジアン 、 イライアス・コティーズ 、 アーシーニー・カンジャン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 日本語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
APD1035 | 2006年03月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
115分
字幕:
日本語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
APD1035
レンタル開始日:
2006年03月31日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 日本語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
APD1035 | 2006年03月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
7枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
115分
字幕:
日本語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
APD1035
レンタル開始日:
2006年03月31日
在庫枚数
7枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ワタシ的にアトム・エゴヤンはいつも、「映画を観たなぁ」という充実感をもたらしてくれる現役監督の一人だ。その卓越した物語の見せ方、紡ぎ方には、いつも酔わされる。でも彼は決して、観客を甘やかしてくれない。感じること、考えることを我々に厳しく要求してくるのだ。
第一次世界大戦初期の1915年。トルコ東部の町ヴァンに於いて、トルコ軍によるアルメニア人の虐殺が行われた。その事実は、被害者たるアルメニア民族が心に刻んだ程には、世界に認識されていない。
なぜ、この様なジェノサイドが行われたか。それはこの映画だけ観ても、またこの事件だけを調べても、正しくは分からない。ここに至るまでの歴史があり、当然だがあらゆるサイドの言い分もある。私達日本人はこの様な問題の難しさについて、同じとは言わないが「心当たりがある」し、長年悩んでもいるから想像が出来る。
劇中の監督サロヤンの言葉に、不意をつかれてしまった。「我々の悲しみは、自分達が憎まれていることだ」と。被害者が自分達が受けた仕打ち自体を悲しむ前に、そんな発想をするなんて思いもしなかった。これは特殊な思いなのか、そうではないのか。アルメニア人の精神構造を知る機会は少なく、判断に苦しむ。
税関の監理官が、暗闇でフィルム缶の中身を聞いた時、ラフィが「電気を消してくれたから(ヘロインでは無い)」と言ったことが、とても示唆的だ。
歴史認識というのは、暗闇でそれに触れるようなもの。触れた人がその材料だけでこうだと思えば、そうなってしまう。たとえ触れたとしても、恣意的な判断をすることだってある。明かりを照らし、目を開き、色々な立場に立って考察して、はじめて全貌が見えてくる筈なのに。多くの場合はそれをせず、近視眼的、盲目的になって、結果、苦しみを再生産してしまうのだ。
直接的な表現は劇中劇にとどめ、周辺のエピソ−ドで象徴的、示唆的な表現を提示する。遠回しにも思える手法だが、一方向の主張を声高にすることでは道を閉ざす結果になる。エゴヤンはそれが分かってギリギリのラインを探し、この映画を作った。主張が露わにならないままに、ドラマの幕は閉じるが、その先は観客が考えることなのだ。
だが、どこかにその答えは、あるのだろうか?
アトム・エゴヤンと言えば、傑作『フェリシアの旅』がラインアップされていないのが、残念。
娯楽性と芸術性が気負いなく融合され、映画の持つ奥深さを感じられる佳作だ。ぜひ入荷して欲しいな。
このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
すごい勘違いをしていた。わたしはなぜか勝手に、ラフィの父がゴーキーと思っていて、そうすると、なんか話がどんどんずれてきて、アニ、ラフィ、ゴーキー、ゴーキーの母の関係がよく理解できていないままに終わってしまった。ゴーキーが中心の映画との勝手な思い込みで見てしまったのだけど、ぜんぜん違ってたのね。もおぉ。ゴーキーの絵が前面に出されているから、てっきり。なんだあ。ゴーキーは、ラフィの母アニの研究対象で、誰も血のつながりはないのね。それで、見た後もゴーキーがあんまりフィーチャーされてなかったぞ、と不満だったんだけど、そういう映画だったのね。なあんだあ。
装苑の映画コラムを読んでいて、すごく、ゴーキーの絵に惹かれた。使われているどの色も、何色、とはっきり言えない中間色ばかりで、背景と人物の区別もあいまい。実際の写真を見ながらおこした絵だけれど、母の手は塗りつぶされたように消されている。ゴーキーという画家の絵で、彼はトルコに生まれ、トルコ人によるアルメニア人大虐殺(現在もトルコ政府は認めていない。わたしもこの映画の語る通り鵜呑みにしていて真実は分からない)の際に父はアメリカに亡命、母とふたり残されるが、母が餓えと病で死んで、父を頼って渡米し絵を描き始めるが、交通事故で利き腕に麻痺が残り自殺してしまう。彼に興味をもち、彼に関する映画と勘違いしてアララトの聖母をみた。
映画は二重構造で、複雑な家族関係、過去と現在が交錯して、おまけに勘違いの思い込みをもってみてしまったので、かなり分かりにくかった。散漫な感じはするものの、アルメニアの血をひく人々の歴史の苦悩を知る上で、いい映画だと思う。
母子のことを語っているようで、いつも父親の影がある。アルメニアの歴史を背負い、それをどう咀嚼していくか、というテーマを生きていくときの命題にしているひとたちを追い、そこに親子、家族のあり方が重なっていく。
ラフィ役の子は、ヴァイオリニストでこの映画が映画初出演らしい。でも、堂々としている。昔みた、エリザとエリックを思い出した。アニ役の女優さんはエゴヤン監督と私生活でもパートナーとのことで、納得。民族衣装には見入ってしまった。花モチーフのワンピースが印象的。
このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:14件
投稿日
2008/04/22
レビュアー
ぴよさん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ワタシ的にアトム・エゴヤンはいつも、「映画を観たなぁ」という充実感をもたらしてくれる現役監督の一人だ。その卓越した物語の見せ方、紡ぎ方には、いつも酔わされる。でも彼は決して、観客を甘やかしてくれない。感じること、考えることを我々に厳しく要求してくるのだ。
第一次世界大戦初期の1915年。トルコ東部の町ヴァンに於いて、トルコ軍によるアルメニア人の虐殺が行われた。その事実は、被害者たるアルメニア民族が心に刻んだ程には、世界に認識されていない。
なぜ、この様なジェノサイドが行われたか。それはこの映画だけ観ても、またこの事件だけを調べても、正しくは分からない。ここに至るまでの歴史があり、当然だがあらゆるサイドの言い分もある。私達日本人はこの様な問題の難しさについて、同じとは言わないが「心当たりがある」し、長年悩んでもいるから想像が出来る。
劇中の監督サロヤンの言葉に、不意をつかれてしまった。「我々の悲しみは、自分達が憎まれていることだ」と。被害者が自分達が受けた仕打ち自体を悲しむ前に、そんな発想をするなんて思いもしなかった。これは特殊な思いなのか、そうではないのか。アルメニア人の精神構造を知る機会は少なく、判断に苦しむ。
税関の監理官が、暗闇でフィルム缶の中身を聞いた時、ラフィが「電気を消してくれたから(ヘロインでは無い)」と言ったことが、とても示唆的だ。
歴史認識というのは、暗闇でそれに触れるようなもの。触れた人がその材料だけでこうだと思えば、そうなってしまう。たとえ触れたとしても、恣意的な判断をすることだってある。明かりを照らし、目を開き、色々な立場に立って考察して、はじめて全貌が見えてくる筈なのに。多くの場合はそれをせず、近視眼的、盲目的になって、結果、苦しみを再生産してしまうのだ。
直接的な表現は劇中劇にとどめ、周辺のエピソ−ドで象徴的、示唆的な表現を提示する。遠回しにも思える手法だが、一方向の主張を声高にすることでは道を閉ざす結果になる。エゴヤンはそれが分かってギリギリのラインを探し、この映画を作った。主張が露わにならないままに、ドラマの幕は閉じるが、その先は観客が考えることなのだ。
だが、どこかにその答えは、あるのだろうか?
アトム・エゴヤンと言えば、傑作『フェリシアの旅』がラインアップされていないのが、残念。
娯楽性と芸術性が気負いなく融合され、映画の持つ奥深さを感じられる佳作だ。ぜひ入荷して欲しいな。
投稿日
2007/10/07
レビュアー
真※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
すごい勘違いをしていた。わたしはなぜか勝手に、ラフィの父がゴーキーと思っていて、そうすると、なんか話がどんどんずれてきて、アニ、ラフィ、ゴーキー、ゴーキーの母の関係がよく理解できていないままに終わってしまった。ゴーキーが中心の映画との勝手な思い込みで見てしまったのだけど、ぜんぜん違ってたのね。もおぉ。ゴーキーの絵が前面に出されているから、てっきり。なんだあ。ゴーキーは、ラフィの母アニの研究対象で、誰も血のつながりはないのね。それで、見た後もゴーキーがあんまりフィーチャーされてなかったぞ、と不満だったんだけど、そういう映画だったのね。なあんだあ。
装苑の映画コラムを読んでいて、すごく、ゴーキーの絵に惹かれた。使われているどの色も、何色、とはっきり言えない中間色ばかりで、背景と人物の区別もあいまい。実際の写真を見ながらおこした絵だけれど、母の手は塗りつぶされたように消されている。ゴーキーという画家の絵で、彼はトルコに生まれ、トルコ人によるアルメニア人大虐殺(現在もトルコ政府は認めていない。わたしもこの映画の語る通り鵜呑みにしていて真実は分からない)の際に父はアメリカに亡命、母とふたり残されるが、母が餓えと病で死んで、父を頼って渡米し絵を描き始めるが、交通事故で利き腕に麻痺が残り自殺してしまう。彼に興味をもち、彼に関する映画と勘違いしてアララトの聖母をみた。
映画は二重構造で、複雑な家族関係、過去と現在が交錯して、おまけに勘違いの思い込みをもってみてしまったので、かなり分かりにくかった。散漫な感じはするものの、アルメニアの血をひく人々の歴史の苦悩を知る上で、いい映画だと思う。
母子のことを語っているようで、いつも父親の影がある。アルメニアの歴史を背負い、それをどう咀嚼していくか、というテーマを生きていくときの命題にしているひとたちを追い、そこに親子、家族のあり方が重なっていく。
ラフィ役の子は、ヴァイオリニストでこの映画が映画初出演らしい。でも、堂々としている。昔みた、エリザとエリックを思い出した。アニ役の女優さんはエゴヤン監督と私生活でもパートナーとのことで、納得。民族衣装には見入ってしまった。花モチーフのワンピースが印象的。
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
アララトの聖母