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川上弘美によるベストセラー小説を原作に、小泉今日子、柄本明が主演した、WOWOWで放映されたハートウォーミングドラマ。40歳目前の年齢を迎えた月子と、彼女の高校時代の国語の担任“センセイ”との交流を通し、人との繋がりの大切さを描いていく。
製作年: |
2003年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
158分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VIBF10020 | 2003年11月28日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
158分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
VIBF10020
レンタル開始日:
2003年11月28日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
158分 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 |
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レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
VIBF10020 | 2003年11月28日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
158分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング:
記番:
VIBF10020
レンタル開始日:
2003年11月28日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
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実は原作は読んでいないのだが、きっと原作の素性の良さをそのまま映像に出来ているのだろうと思う。久々に【大当たり】を当てちゃいましたという、かなりのラッキー感。
小泉のナレーションといい、セリフといい、その「ちょうどいい感」はもう絶品というか、この繊細な調整は演出久世の徹底したこだわりが生んだものなのだろうか。
一人で暮らしている30代〜40代の男女が抱いている心持、別にさびしいわけじゃないと強がりたいくらいの「少しだけ寂しい」感を表現するということにこれだけ真っ向から立ち向かっている作品というものに出会ったことがなかった、たいていは、それらしい皮相的な言葉を並べて(最近流行のヒップホップのように)、さもやりましたというしたり顔だけが目に浮かぶような駄作ばかり。
自分を映した鏡を覗き込みたい30代、40代の男女に是非とも観てほしい、いや観ないとだめという作品。
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川上弘美の作品は映像化が不可能のものばかりですが、その中で数少ない「うそばなし」以外の物語、それがこの『センセイの鞄』です。
主人公のツキコを演じている小泉今日子は正に当たり役という感じで、ほかの誰もが表すことの出来ない独特の雰囲気を上手く醸し出しています。センセイ役の柄本明も、元々の設定を考えるとやや若いものの、なかなかにはまっており、原作の世界をかなり忠実に表してくれています。そして、映像化するとしたら絶対にほかの組み合わせは考えられないキャスティングと言えるのが、一杯飲み屋の主人であるサトルさんを演じるモト冬樹と、その従兄弟のトオルさんを演じるエド山口ではないでしょうか。久世作品に必須の三木さつきなど、脇もきっちり固められており、とても贅沢なキャスティングとなっています。
時間の制約がある以上、完全に原作どおりの場面設定を用意することは不可能だというのは当たり前ですが、それでも時間の使い方は素晴しく、無駄なく無理なく原作の持つ独特の雰囲気を伝えてくれています。主人公のツキコの独白が非常に重要になるところですが、脚本にしても、小泉今日子の声の演技にしても、合格点を大幅に超えていると言って良いでしょう。
久世作品にしては珍しく抑え目なコミカルな部分も、主演が小泉今日子であることを考えれば納得がいきます。都会に住む一人暮らしを楽しむ会社員を彼女が演じたら、当然「笑い」の部分は排除されることになるでしょう、誰が考えても。
これと言って起伏のない展開の中で、普段あまり大きく振れることのない心の動きが、時には走り始めてしまう男女間の微妙な距離。決して若い頃にはわからないであろう、暴走しない性欲。誰にも止めることの出来ない時間の流れ、そして死。いくつもの要素が絡み合い、そして集合し、この『センセイの鞄』は出来上がっています。子どもにはわからない、良質な大人のドラマです。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
数年前にテレビで放送されたのを何気なく録画して観て、
それから何度も観続けてる一本です。
今回、特典映像目当てで改めてレンタルしました。
本編は、行きつけの居酒屋も、月子の実家の暖色系の
色合いも、島でご飯を食べる広間も、センセイん家の縁側も、
何度でもじっくり観たくなる素敵な空間。
樹木希林さんが笑い茸を食べちゃうくだり、まさに
”怪演”としか言いようが無く、これまたこの作品の観どころの
一つかもしれないけれど、キョンキョンが焼餅を妬く相手が
樹木さんってところがまた・・・オツかもね。
中でも、雷に驚いた月子がセンセイの膝にぴょんっと
飛びつくシーンが何ともいじらしくて一番好きです。
このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています
柄本明の初老の役とか、小泉今日子のちょっと年くっちゃった独身女性役とか、ちょっと当たり前すぎじゃ〜ん、などとあんまり期待せずに見始めたんだけど、途中から思わず涙出ちゃってて、最後はもう思いっきり泣いてました。
それほど大きな波風があるわけでもなく、淡々と進んでいくストーリィ。茫洋とした始まり方なんだけど、最後はきちんと決めてある。覚悟の良い作り方で、秀作でした。
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物語はドンドン幅が広がっていくような壮大なストーリーではない。都会の中で過ごす孤独な中年と婚期が遅れつつある、やはり孤独な女性との形の変わった恋愛映画である。しかし、チャラチャラした軽いノリでの物語ではなく、主人公それぞれの心情が如実に表現されている。そこにはドラマチック性を求めるような事はなく、観ている人が素直に感情移入出来る要素が詰まっている。つまり、自分も中年も終わりがけになった時に、比較的自分より数段若い女性からモーションをかけられたらどうするかな、とか女性の立場からこのような男性を愛する事が出来るのは何故か、とか色々考えさせられてしまう。現実にはあり得そうもない話だが混沌とした時代。又、結婚だけが幸福だと思っていなくて独身を謳歌している若者が増えている現代において、ささやかな夢を与えてくれる作品ではある。
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センセイの鞄
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ユーザーレビュー:29件
投稿日
2003/12/23
レビュアー
guiyh実は原作は読んでいないのだが、きっと原作の素性の良さをそのまま映像に出来ているのだろうと思う。久々に【大当たり】を当てちゃいましたという、かなりのラッキー感。
小泉のナレーションといい、セリフといい、その「ちょうどいい感」はもう絶品というか、この繊細な調整は演出久世の徹底したこだわりが生んだものなのだろうか。
一人で暮らしている30代〜40代の男女が抱いている心持、別にさびしいわけじゃないと強がりたいくらいの「少しだけ寂しい」感を表現するということにこれだけ真っ向から立ち向かっている作品というものに出会ったことがなかった、たいていは、それらしい皮相的な言葉を並べて(最近流行のヒップホップのように)、さもやりましたというしたり顔だけが目に浮かぶような駄作ばかり。
自分を映した鏡を覗き込みたい30代、40代の男女に是非とも観てほしい、いや観ないとだめという作品。
投稿日
2005/09/26
レビュアー
ジュリエット 川上弘美の作品は映像化が不可能のものばかりですが、その中で数少ない「うそばなし」以外の物語、それがこの『センセイの鞄』です。
主人公のツキコを演じている小泉今日子は正に当たり役という感じで、ほかの誰もが表すことの出来ない独特の雰囲気を上手く醸し出しています。センセイ役の柄本明も、元々の設定を考えるとやや若いものの、なかなかにはまっており、原作の世界をかなり忠実に表してくれています。そして、映像化するとしたら絶対にほかの組み合わせは考えられないキャスティングと言えるのが、一杯飲み屋の主人であるサトルさんを演じるモト冬樹と、その従兄弟のトオルさんを演じるエド山口ではないでしょうか。久世作品に必須の三木さつきなど、脇もきっちり固められており、とても贅沢なキャスティングとなっています。
時間の制約がある以上、完全に原作どおりの場面設定を用意することは不可能だというのは当たり前ですが、それでも時間の使い方は素晴しく、無駄なく無理なく原作の持つ独特の雰囲気を伝えてくれています。主人公のツキコの独白が非常に重要になるところですが、脚本にしても、小泉今日子の声の演技にしても、合格点を大幅に超えていると言って良いでしょう。
久世作品にしては珍しく抑え目なコミカルな部分も、主演が小泉今日子であることを考えれば納得がいきます。都会に住む一人暮らしを楽しむ会社員を彼女が演じたら、当然「笑い」の部分は排除されることになるでしょう、誰が考えても。
これと言って起伏のない展開の中で、普段あまり大きく振れることのない心の動きが、時には走り始めてしまう男女間の微妙な距離。決して若い頃にはわからないであろう、暴走しない性欲。誰にも止めることの出来ない時間の流れ、そして死。いくつもの要素が絡み合い、そして集合し、この『センセイの鞄』は出来上がっています。子どもにはわからない、良質な大人のドラマです。
投稿日
2007/08/26
レビュアー
ねね※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
数年前にテレビで放送されたのを何気なく録画して観て、
それから何度も観続けてる一本です。
今回、特典映像目当てで改めてレンタルしました。
本編は、行きつけの居酒屋も、月子の実家の暖色系の
色合いも、島でご飯を食べる広間も、センセイん家の縁側も、
何度でもじっくり観たくなる素敵な空間。
樹木希林さんが笑い茸を食べちゃうくだり、まさに
”怪演”としか言いようが無く、これまたこの作品の観どころの
一つかもしれないけれど、キョンキョンが焼餅を妬く相手が
樹木さんってところがまた・・・オツかもね。
中でも、雷に驚いた月子がセンセイの膝にぴょんっと
飛びつくシーンが何ともいじらしくて一番好きです。
投稿日
2005/08/16
レビュアー
アッジョイズ 柄本明の初老の役とか、小泉今日子のちょっと年くっちゃった独身女性役とか、ちょっと当たり前すぎじゃ〜ん、などとあんまり期待せずに見始めたんだけど、途中から思わず涙出ちゃってて、最後はもう思いっきり泣いてました。
それほど大きな波風があるわけでもなく、淡々と進んでいくストーリィ。茫洋とした始まり方なんだけど、最後はきちんと決めてある。覚悟の良い作り方で、秀作でした。
投稿日
2004/10/29
レビュアー
レビュアー名未設定物語はドンドン幅が広がっていくような壮大なストーリーではない。都会の中で過ごす孤独な中年と婚期が遅れつつある、やはり孤独な女性との形の変わった恋愛映画である。しかし、チャラチャラした軽いノリでの物語ではなく、主人公それぞれの心情が如実に表現されている。そこにはドラマチック性を求めるような事はなく、観ている人が素直に感情移入出来る要素が詰まっている。つまり、自分も中年も終わりがけになった時に、比較的自分より数段若い女性からモーションをかけられたらどうするかな、とか女性の立場からこのような男性を愛する事が出来るのは何故か、とか色々考えさせられてしまう。現実にはあり得そうもない話だが混沌とした時代。又、結婚だけが幸福だと思っていなくて独身を謳歌している若者が増えている現代において、ささやかな夢を与えてくれる作品ではある。