ダブル・ビジョン

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何だかな〜おもしろくはないね〜

連続怪死難事件を解決するため米国よりＦＢＩを呼び寄せた台湾警察。
水が無い所で溺死？火も無い所で焼死？自分で自分の内臓を洗い縫合？
中国古来から伝わる「双瞳」伝説を信仰する寺院に何か関係あるようで
５つの地獄の先に永遠の命があるらしい。片目に瞳が２個ずつあるよぉ＾＾
何とか事件を解決し安心していたら再び信じられない事件が！

もう途中で飽きた・・起伏が無ければ緊迫感も面白味も怖くも無い。
見た事ある外人「デビッド・モース」が出演してる事だけがビックリだった。

チャプターリストがネタバレになってるから先に見ちゃうと私のように楽しみ半減するよ＾＾

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題材が宗教なので信仰心の厚い方達は複雑な気持ちになり
無神論者の方達には、そこまでさせる信仰そのものに興味と疑問を抱くかもしれない。

道教ということで、行き着く先は不老不死
そこに至るにはいくつもの、創造を絶する儀式を行う必要がある
当然それらは現代社会の倫理観が許すはずもなく
地元警察は基より、外国人牧師の死をきっかけにFBIまでもが捜査に乗り出す、そして禍々しい物語が幕を開けるのである。

やはり、宗教が絡むと難解になってしまう
観る側と制作者側の理念や解釈のズレ、そしてお国柄が生じる為だろう
一度観ただけでは理解し辛い作品だが、人それぞれ色々な解釈で良いのではないだろうか？

しかし、いつの世も信仰というものは、人を聖者にも悪魔にも変えるもである。

映像的にはなかなか面白いんですが、分かったような分からないようなストーリーが整理されていないので、面白くなりそうでならない寸止め状態です。これで納得出来る人は少ないでしょう。例えばこれが小説ならもっといろいろ説明しなければならないし、映画にするなら、もう少し話はスッキリとさせつつ、映像的に膨らませる必要があると思います。素材はわりと好きなタイプです。

表記以上に上映時間が長く感じられた。決してつまらないわけではないのだが、主人公に感情移入出来ないことと、物語りを展開するリズムが悪いせいだろう。

リズムが悪いのは、サイドストーリーが多すぎるからだ。だから、流れがブチブチ切れる。綺麗に流れない。
“ＦＢＩ捜査官”の登場は、明らかに資金拠出の見返りだろう。（役者も脚本もなかなか良いけどね）本当であれば、そんな余分を排し、 100分以内に収めなければいけない素材だ。

むしろ、“双瞳”が象徴する伝承がストレートに猟奇殺人に結実した方が判りやすい。やり尽くした感のあるモチーフだから撮るのは難しいかも知れないが、その方が受け入れられるだろう。
ところが、そこにＦＢＩ捜査官が絡み、警察の汚職問題に傷ついた窓際族の男と事件解決に乗り出す。しかも、夫婦間の愛情の話しや細菌兵器(？)、果てはカルト集団まで登場する。ある意味で、アジア映画によく見られるサービス精神の現れかも知れない。しかし、盛り沢山の内容は、決して“充実している”ことと同義ではない。念のため。

ジャッキー・チェンの映画にも言えることだが、表現にメリハリがなくて飽きてしまう。何もかも同じ調子。なぜ主人公の心の傷まで、思わせぶりなホラーのタッチで描かなければならないのか？ 全く理解に苦しむ。
この作品の最大の欠点は、この部分かも知れない。

もし、さまざまな食材を使いながら全て同じ味付けの料理をたらふく供されたら、あなたは美味しいと思いますか？ ――そんな質問を監督にしてみたくなる一本だった。

あまりオススメ出来ません。

最後のほうの残虐なシーンは、確かに見ごたえがある。普通、剣が斬鉄剣のようにスパスパ切れるわけでもないが、それでもすごかった。ただストーリーがもう一工夫、必要だった気がします。いまいちパッとしない話なんですよね。