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15歳の少年リアムは、親友ピンボールと学校にも行かず好き勝手な毎日を送っていた。そんなリアムには夢があった。それは一つ屋根の下で家族揃って幸せに暮らすこと。しかし、現在母ジーンはヤクの売人である恋人スタンのせいで服役中で、出所はリアムの16歳の誕生日前日。シングルマザーの姉シャンテルは母を嫌い、離れて生活していた。そんなある日、湖畔で理想的なコテージを目にしたリアムは、自分の夢を実現させようとその家の購入を決意する。カネのないリアムは、仕方なくピンボールとともにスタンからヤクを盗んで、それを売り捌くのだったが…。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
イギリス/ドイツ/スペイン |
原題: |
SWEET SIXTEEN |
受賞記録: |
2002年 カンヌ国際映画祭 脚本賞 |
監督: |
ケン・ローチ |
---|---|
製作: |
レベッカ・オブライエン |
出演: |
マーティン・コムストン 、 ミッシェル・クルター 、 アンマリー・フルトン 、 ウィリアム・ルアン 、 ゲイリー・マコーマック 、 ガリー・マコーマック |
脚本: |
ポール・ラヴァティ 、 ポール・ラヴァティ |
撮影: |
バリー・アクロイド 、 バリー・エイクロイド |
音楽: |
ジョージ・フェントン 、 ジョージ・フェントン |
15歳の少年リアムは、親友ピンボールと学校にも行かず好き勝手な毎日を送っていた。そんなリアムには夢があった。それは一つ屋根の下で家族揃って幸せに暮らすこと。しかし、現在母ジーンはヤクの売人である恋人スタンのせいで服役中で、出所はリアムの16歳の誕生日前日。シングルマザーの姉シャンテルは母を嫌い、離れて生活していた。そんなある日、湖畔で理想的なコテージを目にしたリアムは、自分の夢を実現させようとその家の購入を決意する。カネのないリアムは、仕方なくピンボールとともにスタンからヤクを盗んで、それを売り捌くのだったが…。
製作年: |
2002年 |
---|---|
製作国: |
イギリス/ドイツ/スペイン |
原題: |
SWEET SIXTEEN |
受賞記録: |
2002年 カンヌ国際映画祭 脚本賞 |
監督: |
ケン・ローチ |
---|---|
製作: |
レベッカ・オブライエン |
出演: |
マーティン・コムストン 、 ミッシェル・クルター 、 アンマリー・フルトン 、 ウィリアム・ルアン 、 ゲイリー・マコーマック 、 ガリー・マコーマック |
脚本: |
ポール・ラヴァティ 、 ポール・ラヴァティ |
---|---|
撮影: |
バリー・アクロイド 、 バリー・エイクロイド |
音楽: |
ジョージ・フェントン 、 ジョージ・フェントン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
106分 | 日本語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ASHB5002 | 2003年09月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
106分
字幕:
日本語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
ASHB5002
レンタル開始日:
2003年09月26日
在庫枚数
0枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
106分 | 日本語・日本語吹替え用字幕 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ASHB5002 | 2003年09月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
106分
字幕:
日本語・日本語吹替え用字幕
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
ASHB5002
レンタル開始日:
2003年09月26日
在庫枚数
0枚
1位登録者:
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1人
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かなりオススメです。いい映画です。
「青の炎」が鼻くそに思えてきます。
15歳の少年リアムには刑務所から出所間近の母親が。
母をロクでもない恋人の魔の手から離れさせ、
母子だけでささやかに暮らせる場所が欲しい。
できれば姉シャンテルとその子カルムも呼び寄せて、
家族で幸せに暮らしたい。望みはただそれだけ。
とにかく、まずお金をかせがないと。
親友ピンボールにも力になってもらおう。
ささやかな幸せを求めてるだけの弱冠15歳の少年が、
一歩一歩、犯罪に満ちた裏の世界に染まっていく様子が
とてもよく描かれています。
下層社会のねじ曲がった家庭環境で苦しんでいるリアムが
大金を手に入れるためにとりうる手段は限られていて、
悲しいかな、動機はただただ純粋なものなのに、
どうしようもなく犯罪に手を染めていく。
それがまた、賢くて才能があるものだから、もうかってしまう。
その世界の大物にも力を認められたりして、
努力が報われたような気にもなってしまう。
その辺が観ていて面白くもあり、辛くもあります。
でもやはり15歳。母を思う気持ちが強い半面、
母がどういう人間なのか見抜けないし、見抜きたくもない。
姉さんの意見なんか聞きたくない。ただ母を信じたい。
純粋さからくるすれ違いの切なさも痛いほど伝わってきます。
胸を締め付けられる思いがしました。
結論。
かなりオススメです。
「青の炎」に足りないものが全てあります。
笑えるシーンや台詞もけっこうありますし、
しんみりしみじみできるラストの流れも見事です。
年齢だけじゃなく、人間として一つ大きくなったような
最後のリアムの表情が忘れられません。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
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辛い境遇を生きてきた少年が初めて見せる涙、それもほんのひとしずく、を映画のラストシーンにもってくるなんて。
主人公につかず離れず、過度に感情移入もしなければ突き放しもしない描き方が巧みで、つい引き込まれた身にあの涙は効いた。
母親の愛人を刺して逃げてきた。「16歳の誕生日おめでとう。愛しているわ」との姉からの電話を、「バッテリーがなくなりそうだ」と自分から切るリアムの前に広がるのは鉛色をした冷たい海。
刑務所を出た母と姉と姉の子どもと、家族一緒に暮らすことが夢だった。一緒に暮らせる家さえあれば家族は元通りになると、幼い心は信じていた。悪事に手を染めたのも、親友を見捨てたのも母と住む家のためだ。ところが精一杯背伸びをしてきて、結果がこれだ。
母は自分より男を選んだ。男に頼る自堕落な生き方を変えようとはしない。姉の言うとおりだった。悲しみ、絶望、行く当てはどこにもない。強がって生きてきた少年に、子どもの心細さがのぞいた痛ましい瞬間だった。あの涙こそがsweetなのだろう。この先、大丈夫か、しっかり生きてくれればいいがと、本気で心配した。
とはいえケン・ローチのリアリズムはリアムが一人前の犯罪者に育っていく様子を冷静に映し出し、犯罪者には向かない親友ピンホールのほうは麻薬常習者にさせている。ともに貧しい崩壊家庭に生まれ施設で育った仲間だ。貧困ゆえ教育も満足に受けられない。何よりもその親たちが希望のないその日暮らしで、子どもを育て、善悪を教えるゆとりを失っている。こんな環境に育てば犯罪に走ったり、酒や薬に溺れても無理はない。階級格差を何とかしろよとのメッセージを、さりげなく伝えるその技も巧みだ。リアムの姉、シングルマザーのシャンテルは、国の社会保障制度を利用して生活を立て直したらしい。
格差が子どもの未来を奪う現象は、最近の日本でも他人事とは言えなくなってきている。
テーマとしてはダルデンヌ兄弟の「ある子ども」に近いが、こちらの方が表現がずっと世慣れている感じでわかりやすい。厳しく造形するのではなく、物語の自然な呼吸を大切にする映画作りというか。絶望的からはい上がろうと必死に生きるリアムの息づかいが伝わるような、社会派映画というよりむしろ傑作青春映画。
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ユーザーレビュー:42件
投稿日
2007/11/29
レビュアー
Miching Mallecho※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
かなりオススメです。いい映画です。
「青の炎」が鼻くそに思えてきます。
15歳の少年リアムには刑務所から出所間近の母親が。
母をロクでもない恋人の魔の手から離れさせ、
母子だけでささやかに暮らせる場所が欲しい。
できれば姉シャンテルとその子カルムも呼び寄せて、
家族で幸せに暮らしたい。望みはただそれだけ。
とにかく、まずお金をかせがないと。
親友ピンボールにも力になってもらおう。
ささやかな幸せを求めてるだけの弱冠15歳の少年が、
一歩一歩、犯罪に満ちた裏の世界に染まっていく様子が
とてもよく描かれています。
下層社会のねじ曲がった家庭環境で苦しんでいるリアムが
大金を手に入れるためにとりうる手段は限られていて、
悲しいかな、動機はただただ純粋なものなのに、
どうしようもなく犯罪に手を染めていく。
それがまた、賢くて才能があるものだから、もうかってしまう。
その世界の大物にも力を認められたりして、
努力が報われたような気にもなってしまう。
その辺が観ていて面白くもあり、辛くもあります。
でもやはり15歳。母を思う気持ちが強い半面、
母がどういう人間なのか見抜けないし、見抜きたくもない。
姉さんの意見なんか聞きたくない。ただ母を信じたい。
純粋さからくるすれ違いの切なさも痛いほど伝わってきます。
胸を締め付けられる思いがしました。
結論。
かなりオススメです。
「青の炎」に足りないものが全てあります。
笑えるシーンや台詞もけっこうありますし、
しんみりしみじみできるラストの流れも見事です。
年齢だけじゃなく、人間として一つ大きくなったような
最後のリアムの表情が忘れられません。
投稿日
2009/10/14
レビュアー
港のマリー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
辛い境遇を生きてきた少年が初めて見せる涙、それもほんのひとしずく、を映画のラストシーンにもってくるなんて。
主人公につかず離れず、過度に感情移入もしなければ突き放しもしない描き方が巧みで、つい引き込まれた身にあの涙は効いた。
母親の愛人を刺して逃げてきた。「16歳の誕生日おめでとう。愛しているわ」との姉からの電話を、「バッテリーがなくなりそうだ」と自分から切るリアムの前に広がるのは鉛色をした冷たい海。
刑務所を出た母と姉と姉の子どもと、家族一緒に暮らすことが夢だった。一緒に暮らせる家さえあれば家族は元通りになると、幼い心は信じていた。悪事に手を染めたのも、親友を見捨てたのも母と住む家のためだ。ところが精一杯背伸びをしてきて、結果がこれだ。
母は自分より男を選んだ。男に頼る自堕落な生き方を変えようとはしない。姉の言うとおりだった。悲しみ、絶望、行く当てはどこにもない。強がって生きてきた少年に、子どもの心細さがのぞいた痛ましい瞬間だった。あの涙こそがsweetなのだろう。この先、大丈夫か、しっかり生きてくれればいいがと、本気で心配した。
とはいえケン・ローチのリアリズムはリアムが一人前の犯罪者に育っていく様子を冷静に映し出し、犯罪者には向かない親友ピンホールのほうは麻薬常習者にさせている。ともに貧しい崩壊家庭に生まれ施設で育った仲間だ。貧困ゆえ教育も満足に受けられない。何よりもその親たちが希望のないその日暮らしで、子どもを育て、善悪を教えるゆとりを失っている。こんな環境に育てば犯罪に走ったり、酒や薬に溺れても無理はない。階級格差を何とかしろよとのメッセージを、さりげなく伝えるその技も巧みだ。リアムの姉、シングルマザーのシャンテルは、国の社会保障制度を利用して生活を立て直したらしい。
格差が子どもの未来を奪う現象は、最近の日本でも他人事とは言えなくなってきている。
テーマとしてはダルデンヌ兄弟の「ある子ども」に近いが、こちらの方が表現がずっと世慣れている感じでわかりやすい。厳しく造形するのではなく、物語の自然な呼吸を大切にする映画作りというか。絶望的からはい上がろうと必死に生きるリアムの息づかいが伝わるような、社会派映画というよりむしろ傑作青春映画。
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SWEET SIXTEEN