抱擁

音楽が ガブリエル・ヤーレなので借りました　常々 映画が成功するか否かは 音楽に因る所が大きいと感じているのですが 皆さんは如何でしょうか？　（ ヤーレは “ラマン 愛人” “ベティー・ブルー” “イングリッシュ・ペイシェント” の作曲家です ）　この話は 一見 サスペンスのテイストを加えた 不器用な２人の恋愛物語なのですが それは表向きで 実は幽霊譚だったのでは？ と 思っています　確実にそこに居るのに 見える人にしか見えない みたいな … 　そう考えれば 彼が都合よく手紙を発見するのも 出逢ったばかりの２人が恋に陥ちるのも すんなり受け入れられる （？） かも 　原題もＰＯＳＳＥＳＳＩＯＮだし …　（ 余談ですが ポゼッションと言えば アジャーニの出てる変なのが有りましたね ）　でも 娘がどうのと言う件には 多少抵抗あるかなー 　それと ジェレミー・ノーザム ！ このヒト 顔 クドくないですかー？ （ ファンの方 ごめんなさい ） 最近 ちょくちょく見かけるんですが “会社員” のイメージが強過ぎて … 　（ 同じジェレミーならアイアンズの方が好み ☆ ） 忍ぶ恋がテーマなので 予告編から期待する程 ドラマティックじゃないのがミソですが なかなか良かったです　東洋的で不思議なヤーレの旋律も 映画に深みを与えていたと思います　借りた方は是非聴いてみて下さいね！

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この題名と、タイトルの写真、そして予告編と、すべてがこの映画の内容を誤解させるものとなっております。
まるで、官能ミステリーのように勘違いしてしまいますが、抱擁というのは、大学教師モードがつけているブローチの名前。

ちっともエロくありませんから。

これは、かなりちゃんとした文芸恋愛ミステリーという感じ。
手紙や日記によって紐解かれていく詩人アッシュとレズビアンの詩人ラモットの秘密の４週間のお話、そして、それを探っていくローランドとモードのお話です。

大感動するような作品ではないですが、なかなかの佳作です。

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19世紀の詩人についての新発見の行方と足跡をたどりながら、主人公2人も静かに惹かれあっていき、しっとりと叙情的な香りのする作品。

でも主なテーマは違えど、『ダヴィンチコード』に少し似ているかな。
詩人についての謎を解くのに、縁の地を辿り、詩に込められた想いを読み解き・・・真実に一歩一歩近づいていく。
ダヴィンチコードのようなサスペンス感は無いけれど、謎と愛の行方が少しずつわかってくる展開は、美しいパズルをはめ込むようである。

景色も綺麗だし、出演者が皆とても綺麗。
英語がわかってて字幕（吹き替え）無しだときっともっと良かったのだろうな。。。

とても心地よいエンディングで、余韻の残るしっとりとした大人の映画だった。
今まで観なかったのが不思議。

　この映画、細かい点は目をつぶり、雰囲気が大好きで、ジェレミー・ノーザムファンの私には見逃せない一本です。
　主演のＧ・パルトロゥは映画「エマ」ではジェレミーと結ばれる役でした。
　風景や衣装なども美しい映画でした。

　時代背景などあまり詳しくないので、いつか原作を読んでみたいなあ。

これはDVD購入も考えてしまう程、お気に入りの作品。
現代を生きる男女が、蔵書の中に有名な詩人のラブレターを発見したことから、
詩人たちの秘められた愛を紐解いてゆくミステリーと、１９世紀の二人に気持ちに
添わせるうちに、自分たちも真実の愛を見つけてゆくラブストーリーも描かれている。

劇中に挿入される手紙や日記の文章が切なく、愛妻家アッシュとレズビアンのラモットの、
禁じられた愛に身を焦がし、最後は離れ離れになってしまう姿が、とても儚く美しいのよねぇ〜
過去の二人のストーリーと交錯する現代のローランドとモードの関係も、素直になれない
モードが過去からのメッセージを受け取って、愛に向き合っていく過程がなかなか良かったし。
ラストシーンのアッシュの語りと彼だけが知る真実をあたしたちも知り、その優しい余韻に
浸りながら観終えられるエンディングが、さらにこの作品の質を高めていると思う。

気品のあるグウィネス、思慮深い雰囲気のジェニファー・エール、この二人の美しさが際立ち、
アッシュを演じたジェレミー・ノーザムも１９世紀の詩人って役柄が似合ってたし。
そして、研究員なのに堅物そうな雰囲気は一切なく、知的好奇心旺盛で嫌味のない
優しさの滲み出たローランドを演じたアーロンが、本当に素敵だったなぁ〜♪