レタッチ　裸の微笑

これエロチック・ミステリじゃありませんよ。「ナインスゲート」を書いたレベルテの「フランドルの呪画」の映画化ですね。K・ベッキンセールのヌードが２カ所出てくるだけで濡れ場はありませんから、期待しないように！　ミステリとしてはまあまあなんじゃないでしょうか。あと相手役の男優さんがちょっとかっこよかったです。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

話の根本は、悪くはないのだが、
あまりに、チェスの駒に頼りすぎるのは、
なんだか、現実味がなさすぎることと、
それに頼る意味がよく見えないこと、
犯人も、ありきたりで、
なんとなく、心情的につじつまがあっていないような気がする
ところもあって、
もう少し、脚本でなんとか、面白くできなかったのかなと、
思う。

ケイト・ベッキンセールのプロモーション的な意味もあって、
そういうのに金をかけてないんだろうなとは思う。

彼女は、確かに、魅力的だね。
演技が、なんとなく、いまいちつたない気がしたけど、
はじめはこうだったんだね。

やはり、素質でカバーと言ったところか。
彼女の魅力で、＋１０点といったところかな。

「パール・ハーバー」でメジャーになる以前のケイト・ベッキンセールの主演作。ボーイッシュなショートカットで、まだあどけなさが残る彼女がとっても可愛いです。

ストーリーは５００年前の絵画に残された秘密から、当時の殺人事件が明らかになって行き、それが現代の殺人事件にリンクしていくと言うサスペンス物としては非常においしい設定。そしてその謎解きに使われるのが絵に描かれたチェスのゲーム進行と、ここまでは物凄く期待させてくれました。

サスペンス大好きの私は終盤付近まではとても楽しめたのですが、最後の１０分で全てぶち壊し・・。

５００年前の殺人なんて全然関係ないやんー。チェスの進行も殆ど意味は無し。思わせぶりたっぷりな伏線は、最後まで思わせぶりなだけで立ち腐れてしまうのでした。

ちなみに言うと「エロティック・サスペンス」と言う触れ込みも思わせぶりたっぷりなだけです。「裸の微笑」なんてサブタイトル付けたドアホは城中引き回しの上磔獄門にすべきです（怒）。シャロン・ストーンみたいな魔性系のおばはんならともかく、ケイトさんには似合いません。そういうの。

まあ、これもケイト・ベッキンセールが出てるからと言う理由だけで見たから良いんだけど。しかしこの人の作品はそういうの多いね。同じく私が好きなナオミ・ワッツに通じるものがあります。

あ、あと名前知らん人だけど、ケイトさんを助ける正義の味方役の金髪のおにいちゃんは良い感じやね。見た瞬間に元ヴァン・ヘイレンのデビッド・リー・ロスを思い出してしまいましたが。

チェスを絡めるあたりは相当無理があり、残念ながらミステリとしてはあまり出来がいいとは思えない。
ラストの決着のつけかたも感心しない。
しかし絵画の修復がらみというあたりは当方の好みなのでそれだけでうんと評価が上がる。
スペイン（ですよね）が舞台で異形の建物も楽しめるのもいい。

でも、何と言ってもK・ベッキンセイルである。
「ナイトワールド」も魅力的だったが、ここでは大変可愛らしい。
以前の映画なのでこの主人公と同じ年ごろなのだろう。若い娘の素の魅力があふれている。
野菜をバリバリ喰らい、盛大にクシャミをする。
それを見ているだけでも十分である。
おでこから目の辺りがちょっと大竹しのぶに似ているような。

結局、ミステリとして評価は出来なくてもご機嫌の一編でした。

それにしても、DISCAS様これを「エロティック」に分類するのはあんまりです。

この映画を借りた理由は
「アンダーワールド」で初めて知ったケイト・ベッキンセールが
ヌードを披露していることでした。

実際に見てみると当時２１歳のケイト・ベッキンセールの
ヌードシーンは服をサラッと脱ぎ
ベットシーンではなく
かなり幼く見えてしまい
１４〜１５歳ぐらいにしか見えませんでした。
ヌードシーンはわずかで
こんなに幼く感じてしまうとエロさは感じられません。

内容は意外と面白く最初から最後まできっちり楽しめます。
ヌードシーンはおまけと思えば納得できます。

スペインの超天才建築家のガウディ作の
グエル公園が出てきます。
私はスペイン旅行に行ったことがあるのでさらに楽しめました。


たくさんの方が楽しめる映画でした。
皆さん楽しんでください。