失われた世界

『ジュラシックパーク』よりもむしろリアリティがあり内容の濃い作品に仕上がっている。
現代社会の抱える問題（環境問題等）を付加価値として反映させて、これまで映像化された中でもっとも完成度が高いだろう。
それにしても改めて思うのは、Ａ・コナン・ドイルの原作のすばらしさだ。

思のほかいい映画だった。

個性的な考古学者が、参加者を募って冒険に出るアドベンチャー映画。それぞれが旅に出るまでが少し長い気もしましたが、中盤からは結構ストーリーに動きもあって面白かったです。
台地へ木を倒して渡るシーンはハラハラしました。

映画館の大型スクリーンで観たかったなぁ！と思ったらこの作品はテレビ映画として制作された様です。

特典映像では原作者のコナン・ドイルの話や作り手側の苦労＆トリビアなども語られています。
恐竜はCGだけでなくアニマトロニクスという機械仕掛けの人形との組み合わせによって作られたそうで、こんな風にして出来たのか！と作品の裏側を知る事が出来たのも美味しいところです。
これから観る方は本編だけでなく是非この特典映像を観ることをおすすめします。

恐竜映画ではありますが、ドッキドキのハラハラ！をしなくて済む映画かな。
だからと言ってつまらないわけではないし、恐竜もシッカリ恐竜していると思います。
メインであるなし関わらず出演者がそれぞれ個性的で魅力的です。
ラストはやっぱり！の落ちですが抵抗なく受け入れられます。
面白かった！

学生の時に読んだSFが映画になったという感じ。ジュラシックパークみたいな怖さはありませんが、何も考えずに気楽に見られる楽しい映画でした。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

いつもの如く、旦那と鑑賞したのだけど、意見が真っ二つの作品でした。

旦那は始まって３０分も経たない内に、夢の中へ。。。
ももちは、恐竜大好きなので、恐竜が出てるってだけでＯＫ。（←しかも≪恐竜の出来栄えが良ければ≫かなり採点が甘くなる）
旦那が夢の世界から戻ってきたのは、５．１ｃｈで恐竜の暴れる音と咆哮が煩かったかららしいです。

久しぶりに、ピーター・フォークの姿も拝見出来たし。
「ちょっとこの扱いはひどくない？？？」
と最初は思ったけど、死ぬシーンの時はちょっとオイシイ役どころ。大物は粗末に扱えませんよね。

映像は超大金を掛けた同じ恐竜モノの『ジュラシック・パーク』と比べると、古臭い感じがします。
でも、恐竜は迫力満点！！！結構レベル高いのではないでしょうか？（恐竜のレベルって何なんだろう？言ってる私もよく分からんけど・・・）
でも、古臭い感じの映像も違和感無いんですよね。。。だって飛行機がブンブン飛び回る以前の話しだし。
この話がもし事実で、恐竜があの大地で猿人も原住民も恐竜も、みんなあの≪台地≫の上で共存していたとしても、ヘリコプターや飛行機がブンブン飛びまくり、コンピューターやカメラ技術、通信手段を惜しげもなく使いまくり・・・。
結局、現存は出来なかったと思うし。
そうやって今までの貴重な生き物や植物なんかも絶滅させてきちゃったワケで・・・。

ああ、人間って、罪深い生き物だ。

猿人が人間の頭を石でカチ割って群がってボリボリ食い散らすシーンは、衝撃だし、作品の中の人間たちも絶句してたけど、人間も他の動物に同じことしてるし、残酷だけど、あれが本来の『食物連鎖』で『生存競争』の姿なんだよな。。。と思っちゃったりして。

旦那は最初の数分で
「さすが、お前のセレクションだよな〜。ハズレの匂いがプンプンする」
と失礼な発言を宣っていたが、わたしは、割と秀逸な作品だと思いましたよ。

・・・ま、感想は人それぞれだとは思いますが、見応えがある作品でした。
コナン・ドイルの原作が読んでみたいです。