ドニー・ダーコ

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　ほとんど前知識無く鑑賞したのですが、豪華な俳優人ですね。ジェイクとマギーのジレンホール家の実の姉弟が競演しているのもビックリでした。

　普段はネタバレ表示をなるベく付けないレビューをしようと思っているのですが、この作品だけはネタに関して書きたくなるというか、そこを外してレビューは難しいですね。「スイミング・プール」以来かもしれません。かなり解釈に踏み込んでいますので未見の方はご注意下さい。



　まずこの映画観終わってもスッキリしなくて、難解になっているのは次の2点。

　●ウサギ男フランクが警告していた「世界の終わり」とは何を意味していたのか。
　●ウサギ男フランクはドニーが生み出した幻覚だったのか？

　この作品がタイムトラベルを扱ったＳＦであるということは、ドニーと科学教師とのやりとりや元科学教師の書いた「タイムトラベルの哲学」という著作が出てくることで判明する。そしてそのタイムトラベルというものが、思わぬ形で大きく現れるのがこの作品のキーなのですが、実はここが曲者でそのことがタイムトラベルもので良く扱われるタイムパラドックスを生み出しているのです。
　ですからこの映画の主たる舞台はそのタイムパラドックスが発生している世界、つまり矛盾が生じている世界ということです。私の私見ではウサギ男は時間そのものがパラドックスを解消するために生み出した手段なのではと思います。パラドックスを抱えたままでは時間そのものが消滅してしまう、その期限がパラドックスが発生した1988年10月30日だったのではないでしょうか。
　実は10月2日にドニー・ダーコの運命がどうであれパラドックスは発生するはずなのですが、時間は別のストーリーをループする事で平均化しパラドックスを吸収しようとしたのではと私は解釈しました。

　こうしてドニー・ダーコは世界を救ったのではないでしょうか。また身近なところではドニーの最後の決断によって直接的に救われた人々のシーンがラストに映し出されます。ドニーの決断後に新たに生み出された世界でもその人々は少しだけ未来の記憶を共有したのではないかと思います。あるものはドニーの言葉を噛み締め、あるものは自分の罪に苦しむ、そしてあるものはあるはずの無い傷の痛みを覚える。そして会ったことの無い人間の死に深い心の揺れを感じる少女。
　つまりドニーはスパイダーマンのように目立ちはしないのですが、HEROなのです。
　器物を損壊したり、暴言を吐いているように見えますが、実際にはそれらは常に誰かを救ったり、正論だったりするのです。

　まあ私のようなタイムトラベル物のＳＦが好きな人間にはとっても刺激的な映画なのですが、「ＳＦなんか嫌いよ」という方には？？？な映画だと思います。
　その場合にはドニー・ダーコのラブロマンスとしてご覧下さい。バラフライ・エフェクトより切ないラストでは無いでしょうか。ラストは「ジャケット」に似ていますね。

飛行機が落ちるのは　覚えてるんだけどなんか　変などんでん返しがあったような　少し早送りしてうるちに　わかんなくなった映画　まあ８０年代ネオ・サイケの大ファンである　俺としてはそんな興味で見たかな　エコ・バニはレコードはつまんないんだよな　まそんなわけで　お詫びの印に　この監督脚本のリチャード・ケリーの新作を予告紹介です

と言っても監督は　トニー・スコット　ケリーは脚本参加　時系列ぐちゃぐちゃのメメント風　ハードボイルドおねえちゃんもの「ドミノ」なかなかそそるよねえ　まあ古い映画ファンからすると　このおねえちゃんが　英国の名優　ローレンス・ハーヴェイの実の娘てんだから　度肝を抜かれる　キーラ・ナイトレイの勇姿を観にいかにゃあね

友達に薦められて観ました。正直、感想が難しい作品です。
評価が大きく分かれるんじゃないかなぁ。

もう一度見たいとは思わないが、見ないといけない気にさせる
映画ですね。

銀色のウサギ・・・全然かわいくないウサギ・・・いったい何者・・・最初はこれぐらいの興味でした(^^ゞ。何しろあの銀色ウサギなんか怖いもんね。何か意味ありげだしさ。で、見たんだけど、これはＳＦなのかな？ファンタジーなのかな？ホラーなのかな？なんだか超個性的でどうなるんだろ？って感じで最後までちゃんと見れました(^^ゞ。・・・見る前は途中リタイアも覚悟してました(^^ゞ。

でも難しいね、この作品。なんと言って形容していいかまったくわかりません。不思議な作品です。おいらの頭が固いだけかもしれないけど、ちょっと癖になりそう（笑）。これって１回見ただけじゃわかんないっしょ？普通。でもって３回見たけどますます訳がわからなくなってしまいました(ToT)。これって癖になる映画なのかな？こんなのアニメの「エヴァンゲリオン」以来だよ、こんなにわからないことが多くてイライラするのはさ(^^ゞ。

しかし、あの型にはまったおばさん教師は最低だね。自分の考えを強要するなんてサイッテー！むかつくよ。大嫌いな人間だ。しかし、この作品を細部まで理解しているやつっているのかな？見ている側だけじゃなくて制作サイドも・・・。ま、わかっているから作っているのか・・・(^^ゞ。

とにかく難しい作品でした。もう一回見てみましょっと(^^ゞ。

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以前は’これって一体何？どういうこと？’
っていう、こんがらがって難解で不条理なストーリーは
苦手でした。
なので、以前見た「マルホランド・ドライブ」なんかも
よくわからなくて、あんまり好きになれませんでした。

その後、いろいろな映画を見るうちに、
タイムパラドクスやパラレルワールドといった
不条理な世界への抵抗感がなくなってきたみたいです。

この「ドニー・ダーコ」はキャストが私の好きな
俳優ばっかりだったこともあって、なかなか楽しめました。

不条理ムービーは見ているときだけでなく、
見終わってからもあれこれ考えをめぐらす楽しみが
あることもわかってきました。

ドニーは、運命を変えようとタイム・トラベルで別な未来を見て、自分自身のために未来を変えると他の人が不幸になる。
そのことを知って、運命を変えない未来を敢えて選び取った。
そんな気がします。

それにしてもパトリック・スウェイジの怪しい役柄、
これには笑わせてもらいました。