残酷女刑務所

「ダブルＤ」は見ないで下さいと書いたにもかかわらず、nekoさんは見たそうですね。それで最後まで見たというのは偉いです。「ワイルド・パーティー」は確かにラス・メイヤーとしては普通の面白い映画なのですが、一番お勧めなのは「ファスター・プシーキャット・キル！キル！」です。これはディスカスにはもちろんありませんが、傑作です。凄いアクション映画ですよ。
　それはともかく、ラス・メイヤーとともに不遇の監督はこのジャク・ヒル。この映画にしても、普通に十分面白いのですが、キワモノということでバカにされております。コーマンだからってバカにしてはいけません。後の女囚ものの基本というか、先駆けのエンタティンメントですから、こういうの認めないといけないと思います。ジャック・ヒルにはディスカスのリストにはもちろんありませんが、「スウィッチブレイド・シスターズ」という傑作があり、是非何か機会があれば、鑑賞をお勧めします。とか言ってもそんな機会もなかなかないでしょうけどね。
　ここからは関係ない話。金沢コミュニティ映画祭に来て今日で４日目。しかしきょうはもうどうしょうもなく体調が悪く、丸山（三輪）明宏主演、深作監督の「黒薔薇の館」を見るのみにとどまってしまいました。これはなかなか面白かったのですが、まあどうしても見なきゃいけないレベルではございません。明日は早めに帰らねばならない身分ですが、何とか「獣人雪男」だけは見ようと心に誓っております。

法治国家の日本では考えられないが、日本でも看守と女囚の不適切な関係はときたまニュースでとりだたされているが・・・・

イントロダクションによると、無名キャストとのことですが、お姉さん方そんなに悪くありません。なかでも、金髪のお姉さんがチャーミングで結構でございましたですね。
それに、こういったチープ感もそれなりにいいもんです。
勝王さんのレビューによるとこの映画が女囚ものの先駆けとのこと。1971年とそんなに古くはないですね。これ以前には女囚ものというジャンルはなかったのでしょうか。たしか、日本では「徳川女囚なんたらかんたら」なんてのが60年代にあったようですが。いや、拷問、キャットファイト、レズ、脱獄なんていう型を作ったということですね。
連綿と続くジャンルの先駆けと言われると評価しないわけにはいかないでしょうか、60点。

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初めての当直の日、私の上級医がテレビ東京の映画を見ていましたが、急に「君は、女囚物は好きか？」と聞かれました。

このジャンルの先駆けの映画らしいですが、ちょっと中途半端。タイトルに残酷とある割には、ヤコペッテイのモンド映画を期待したのですが、そんなすごいのはありません。当時は、裸が出ただけでびっくりなのでしょうけど、今は週刊誌に陰毛が写っている時代ですから。
モンド、ゴア映画はすきなのですが、イラクの首切り映像をみてから、スナッフ物はもうたくさんになりました。

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　タイトル名からややホラーじみてるのかなと思ったが、そうでもなかった。女囚人と女看守の対決みたいになっているが、その裏にいろいろな理由があって背景は複雑らしい。でもこういうのは気楽に観られるから良い。
　後半は銃撃戦などのアクションがあるが、最後は敵も味方もなくハチャメチャ。陰湿な拷問や争いの方に期待していたので、やや普通っぽい映画だと感じた。でもこのジャンルでは面白い方だと思う。
　エロティック度は５５点。脚フェチには良いかも。